オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

朝起きると、殺人事件が起きていた。

f:id:tanegashimapi:20170923222115j:plain

 

朝起きてカーテンを開けると、マンションで殺人事件が起きていた。

 

刑事ドラマでよく見る黄色いテープが張り巡らされ、数台のパトカーと鑑識、警官というより'デカ'な人々が押し寄せていたのである。

 

聞けば、夜中の3時ごろ、母と息子二人暮らしの部屋で、30代無職の息子が60代の母親をハンマーで襲ったらしい。

 

逃げる母親を追い回すうちに凶器で壁をぶち破り、壊れた水道管から滝のような水が下の部屋に流れ出したそうだ。マンションのロビーには、被害を受けた家の荷物が運び出されていた。(一部、フィクションを加えています)。

 

事件の詳細を聞いて、恐ろしさとやるせなさで、身も心もフリーズしてしまった。ひきこもっていたらしい息子の顔を見たことはなかったが、穏やかそうな母親の顔は覚えている。

 

しかし、なぜ、、、私はこの騒動に気付かなかったのだろう。

 

階がまったく違うとはいえ、事件が発生した時間には、まだ起きていた気がする。水道管が壊れるほどの音ならば、聞こえてもよかったのではないか。人が倒れる音なら、それなりに響くのではないか。夜が明けて、パトカーや救急車がサイレンを鳴らしてやってくる音も、野次馬の声も聞こえなかったというのか。

 

東日本大震災のときにも、茶碗一つ割れなかった頑丈な造りの建物であるが、周囲の様子がわからなすぎるのも怖いな、と思うのである。