オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

祭りの中で背負いすぎた男、羽生結弦は今夜ドラマを生むのか。

「日の丸を背負う」と、彼は言った。つまり、優勝である。「今シーズン最高の演技を」と、彼は言った。つまり、世界最高得点である。「(曲を使っている)プリンスさんの命日が明日なので気持ちを込めたかった」と、彼は言った。つまり、一周忌を追悼するような演技である。いや、背負いすぎだと思うよ、いくらなんでも。

 そうじゃなくても、彼を見るために大勢のファンが駆けつけてるのは知ってるだろうし、スポンサーのロッテさんがこんなにカワイイCM「きみがいるなら、OK」(羽生選手さえ出場してくれればOK)を、演技の前後にはさんでくれちゃってるわけだから、律儀な羽生選手としてはすべてに応えたいと思ったに違いない。

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本来、国別対抗戦と言えば、こーんな感じのお祭り要素も加わって盛り上がるのだが(写真は今回のものではないですが)、

羽生選手だけが異様な雰囲気をかもし出していた。控室では、静かな闘志と集中を見せる宇野選手の近くで、10トンのプレッシャーを跳ね返しつつ世界最高得点を狙う、ミッション・インポッシブル的な空気を放っていたのである。

番組の編成も影響していたかもしれない。本来であれば、「アイスダンスで失敗したのを女子シングルで挽回だ~」とか「〇〇の演技でロシアと順位入れ替えだ~」といった、チーム競技ならではの盛り上がりを期待したいところだ。しかし、視聴者が興味ありそうな選手だけ放送したり、アイスダンスは本番も少ししか見せないのに男子シングルは控室も6分間練習も見せますといった風で、完全に個人の大会と化していた。

浅田真央が引退した今、羽生結弦の肩に人々の夢と希望とマネーがのしかかる。平昌オリンピックを前に、つぶされないといいのだが。

今夜、羽生結弦は、フリーで完璧な演技をして世界最高得点を叩き出し、7位から男子トップに躍り出るのだろうか。あれ? どっかで見たシーンだぞ。そして、明日のスポーツ新聞の見出しは、羽生一色になるのだろうか。あれ? どっかで見たシーンだぞ。

頑張れ、羽生選手!!