オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

キーボードをたたく気力がないとき、自動テープ起こしソフトがほしいとき、Googleの音声入力システムが超便利。

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自動テープ起こしソフトは使えない

会議や取材で録音したテープを、自動で書き起こしてくれるソフトウェアはないかと、探してみたことはないだろうか。人と話すと魂を吸い取られたように疲れてしまう私にとって、「話し声をラクして文字に起こす」は永遠のテーマ。

 

 長年にわたって、音声文字起こし・自動テープ起こしソフトの検証を重ねてきた。

しかし、ぶっちゃけ、使えるソフトは一つもなかった。

 

 高いお金を出してソフトを購入しても、録音テープをパソコンに読み込ませ、再生ボタンを押して文字を起こすと・・・あ~らびっくり!! 話の内容とは似ても似つかない文字の羅列が現れるのであった。

 

特に、中途半端な人工知能が組み込まれていたりすると、一つのワードから話の内容を勝手に想像してくれるのか、「自己」⇒「事故」と誤変換して、犯罪用語がふんだんに盛り込まれた、おぞましい文章が出来あがったこともある。

 

私がほしいのは、誤字脱字を少し修正する程度ですむ、音声入力システムだ。

 

驚異の進化を遂げていた Googleの音声入力システム

そのニーズを、突如としてかなえてくれたのが、Googleドキュメントの音声システムだ。マイクに向かってしゃべるだけで、驚異の変換率で日本語の文章を仕上げてくれる。

 

このシステムをパソコンで使用する場合、Google Chromeのブラウザを使用することが前提となる。Firefoxなどでは使えない。

 

さらに、パソコンのマイクを「オン」にするか、マイクを使用する必要がある。

私が使っているマイクは、ヘッドの部分が壊れやすい、リーズナブルなこちらの商品。高いマイクでなくてもOKだと思う。

サンワサプライ USBヘッドセット/ヘッドホン MM-HSUSB17BK

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Googleドキュメント音声入力システムの使い方

  1. Chrome ブラウザで 「Google ドキュメント」のドキュメントを開きます。赤いマークをクリックすると、新規ドキュメントが開きます。f:id:tanegashimapi:20170525203859p:plain
  2. [ツール] ⇒ [音声入力] の順にクリックすると、マイクのボックスが表示されます。

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  3. 話す準備ができたら、マイクのマークをクリックします。マイクの色がグレーから赤に変わったら、録音できる状態です。

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  4. マイクを口の近くに持っていき、ゆっくり目にはっきりと話します。
  5. 文章を作成し終わったら、ブラウザに保存されていますが、「ファイル」⇒「形式を指定してダウンロード」で、Wordやテキストで保存することができます。

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音声入力の精度について

では、どのくらいの精度で文字起こしができるのでしょうか。

こちらの文章を読み上げてみます。

 香港で急性膀胱炎になりかかる日本人観光客は、多いらしい。

かくいう私も、何度、膀胱が破裂しそうになったことか。

香港の室内は、どこも冷房がかなり効いている。昔は、各家庭に冷房がなかったことから、冷房をキンキンにきかせることが、伝統的なサービスの一環になっているらしい。

設定温度はだいたい5度。冷蔵庫の中にいるような冷え冷えのレストランで、飲茶だなんだと水分をガブガブ摂取していると、トイレが異常に近くなる。

文字にされた文章はこちら。

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誤字は、 「膀胱」が「方向」、「ガブガブ」が「株ガム」の2か所だけ。(ちなみに私は、滑舌があまりよくない)。

 

これなら備忘録としては十分だし、提出書類をまとめる際も、修正の手間は多くない。

 

ただし、句読点と改行は、後から自分で加えなければならない。 

 

テープ起こしのベストは、復唱+Google音声入力システム

私は、この音声入力を応用して、テープ起こしをしている。

 

ICレコーダーに録音したものをイヤフォンで聞きながら、マイクに向かって復唱する。

1時間程度の録音内容であれば、この方法がもっとも効率的だ。

 

梅雨の季節、なんだか疲れて手がだるい。長文のブログを書く気力がない。そんなときは、この方法をお試しあれ。