「ジャパン・タイムズ」のクリスティ・ヤマグチ氏のインタビュー、
続いて、浅田真央さんのパートですが。
訳を書こうかどうしようか、数日ためらっていました。
というのも、バンクーバー・オリンピックの時の米国のスポーツ番組で、浅田真央さんを著しくおとしめ、キ〇・ヨナ選手を大絶賛する解説をしていたスコット・ハゲルトン氏の横に、クリスティ・ヤマグチ氏が座っていた記憶があるからです。
ただ、クリスティ・ヤマグチ氏は、饒舌にまくしたてるハゲルトン氏の横で、どうすることもできずに微笑んでいただけのような気もするし・・・
かといって、あの不愉快な番組をもう一度探して見直す気にもなりません。
審判を批判したジョニー・ウィアー選手に対して、「重要なのは、ジョニーはここから何を学ぶかだ」「スケート界は狭いから」と脅迫めいたコメントをしていたハゲルトンの横では、ああするしかなかった・・・と思うことにします。
記事の引用元はこちらです。
Olympic champion Kristi Yamaguchi speaks on greatness of Hanyu, Mao, Takahashi | The Japan Times
ヤマグチは、先ごろ引退した3度の世界選手権チャンピオン浅田真央を、ものすごく称賛した。
「私は真央の大ファンなの。彼女のスケートが、ずっと好きだった。だから、ここぞっていうときに(彼女が真に納得したときに)、引退してほしいと思っていたの。
彼女は、フィギュアスケートに優美さをもたらしたと同時に、技術的にこの競技を押し上げたと思う。トリプルアクセルを跳ぼうとするガッツを持つことによってね」
ヤマグチは、真央が競技から引退するのを見て残念だったと話す。
「彼女の引退で落ち込んだわ。でも、プロとしてスケートを続けるという期待が持てて、興奮した。彼女はスポーツのために、そしてスポーツにおいて、すばらしいことを成し遂げてきたのよ」
「2010年オリンピックの銀メダリスト(真央)と一緒に滑ったことはあるか?」と尋ねると、
「真央と滑ったことは、一度もないの」と、がっかりしたように答えた。
「一ファンとして、演技を鑑賞しているだけよ」
「同じマネージメント会社(IMG)に所属しているのでは?」と指摘すると、
「そうよ。でも、彼女のほうがぜんぜん若い(世代が違う)から(接点はないわ)」と、ヤマグチは笑って答えた。
★クリスティ・ヤマグチ氏は、子どもの識字率を上げる(読み書きを教える)活動を長年やっていらっしゃいます。
その一環として、テレビで放映されるような規模ではないけれど、アイスショーを開くこともあるそう。
2006年のオリンピック金メダリスト荒川静香もキャストに加わっているので、「真央にも将来的に加わってもらったら?」と提案すると、ヤマグチは可能性を除外しなかった。
「真央が引退を表明したとき、私たちはすでに出演者を決定してしまっていたの。真央が今後、どの程度スケートに関わり続けるのか、興味深く見ていくつもりよ。スケートを続けてくれるといいのだけど・・・」
「高橋大輔はスケートを続けているし、荒川静香のように過去のチャンピオンたちも積極的にスケートに関わっているから、真央もそうであることを期待しているわ」
(ここまで)