オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

羽生、宇野に続く「第三の男」は誰? 「アジアンオープントロフィー2017」田中刑事選手のFS広東語翻訳

さて、羽生選手と宇野選手がオリンピックに出場することが、もはや既定路線のようになっている昨今、「男子の残り一枠は誰になるのか」が、平昌に向けて気になるところ。

 

無良選手、田中選手、村上選手の争いになるのか、はたまた突如、新星が躍り出てくるのか。ISUのランキングでいうと、現時点での「第三の男」は、田中刑事選手です。

その田中選手が、香港で開催された「アジアンオープントロフィー」に出場し、優勝しました。

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試合会場であるMega Ice.は、大型商業施設の一角にある香港で唯一、国際試合が開催できるアイスリンクです。

 

でも、ビデオで見ると、観客との距離がものすごーく近く、リンクの柵に寄りかかって立って見ている人もいる。音響も割れ気味で、なんだかとっても滑りにくそう。

そういう環境で集中して滑れるなんて、すごいなぁと関心します。

 

初めて一流スケーターの滑りを目にした、現地の子どもたちの反応も新鮮。香港のスケート人口を増やすかもしれませんね。

 

出場者の中で別格の滑りを見せた田中選手のフリープログラムの現地ざっくり解説を、これまたざっくり訳してみました。誤訳があったらすみません。

 

「アジアンオープントロフィー2017」田中刑事FSの広東語翻訳

 

youtu.be

 

田中刑事が登場しました。日本の選手です。

とても、とても有名な選手です。日本だけでなく、アジア、世界でも。

私たちも、注意深く演技を鑑賞してみることにしましょう。

 

注目してください。一つ目の4回転ジャンプです。

アイヤー、2回転だけになってしまいました。(4Sが2Sに)

 

 

うっ、アイヤー。また4回転。これは、周り切っています。

ただ、着氷に少し失敗。クオリティがちょっと・・・ 

 

4回転トゥループ

 

三周半。トリプルアクセル!

 

換脚旋轉 チェンジフット・シットスピン

(広東語で言ってから、英語で繰り返す解説者)

 

(ステップで会場から手拍子)

 

連続ステップです。

 

ほんとに、流れるような動きのリズムが、音楽とすごく良く合っています。きっと、加点をもらえるでしょう。

 

演技の後半に入りました。

 

おー、また4回転を跳びました。こりゃあ、予想外だ。4T

 

惜しいことに、着氷するときに、少しステップアウトしてしまいました。

 

(ジャンプに観客から歓声があがる)

 

トリプルアクセル!  連続ジャンプです。

3回転半に2回転が二つ。(3A+2T+2Lo)

 

連続3回転ジャンプ!  3F+3T

 

彼のようなハイレベルのスケーターは、気負わずに軽々と跳んでいるように見えますね。

 

后外三周跳 とても安定しています。3回転ループ。

 

アイヤー これは、ちょっと低い3回転ルッツ。しかし、技術レベルには問題ありません。

 

もう一回、チェンジフット・スピン。

 

(演技終了)

 

フォー!  かなり良かったんじゃない? 

田中刑事。日本の選手でした。

 

今年まだ23歳です。

 

現時点では、この大会で第2位です。

日本の・・・彼はこれまでに、とてもすばらしい大きな競技会での経験を持っています。

 

ユニバーシアード、四大陸、あるいは世界選手権。

彼は、悪くない成績をおさめています。

 

すごく力強い(元気がいい)演技だったよね。ミッシェル、そう思わない?

 (突然現れた、ミッシェル。無言で隣に座っていたのか?!)

 

ミッシェル: 大変すばらしいスケーターなので、この場の観客もとても引き込まれていました。

 

そうだよね。

4回転を見ていますが、本当にすごいよね。しかも、2回も跳んだんですよ。1つのプログラムで2つもです。

 

(わぁー という子供の感嘆の声)

 

彼のようにレベルの高い選手は、なんていうか~、演技のエレメンツも、ここは円を描きながらのステップですが、エレメンツのクオリティも高いです。

 

乱れたり、もたもたと動くような選手と比較すると、全然違うと言えるでしょう。

 

ミッシェル: そうね。それに、足さばきがとてもしっかりしています。

 

(ジャンプのリプレイを見ながら)あと少しでした。身体の回転が少し足りなかった。着地するとき、タイミングのコントロールが、わずかにうまくいかなかった。もうちょっ、ちょっ、ちょっとだよ。

 

(リプレイで)3回転半を見ていますが、着氷もとてもよくコントロールされています。

 

これは3回転+3回転。高得点を稼げる場面と言えます。

 

もう一つ言及すべきは、回転だよね。どうすれば美しく回れるのか、ミッシェル、説明してくれない?

※(前後の話から、回転=スピンではなく、ジャンプの回転だと判断して訳しています)

 

ミシェル:  速さね。それと軸。それに、このジャンプは助走なしで跳んでいる。 ほんとにすごい。

 

ハイラー(相づち) その通り。 回転軸。軸のコントロールは、実際のところとても重要です

 

さっき、スピードがないと助走に入れないという話をしたけど、そうだよね?

 

ミッシェル: えぇ。

 

助走にスピードがなくどっこいしょと跳び上がると、軸がぶれて失敗する。ジャンプ全体も、見栄えが悪くなってしまう。でしょ?

 

もう一つのポイントは、ステップです。音楽に本当にぴったり合っていました。 

 

ミッシェル: ステップは、実際に見ていても、一番のポイントだと思うわ。

 

そのとおり。ステップが簡単だなんて思わないでくださいよ。

とても、とても、とても大切な要素で、大変なものなんです。

 

ミッシェル: ランディングあり、ターンあり・・・

 

そのとおり。ステップのエレメンツは、減点や基礎点のルールがわかるので、基礎点が高いステップが、自分の得意なステップだったらいいよね。

 

ミッシェル: リーの得点は151.33点.第一位です。総合で220.08点。

 

とても高い得点です。

 

ミッシェル: 現時点で第一位です。

 

そのとおり。一位の選手が220を超えました。

 

ミッシェル: すばらしいわ。

 

すばらしいね。

 

-----翻訳ここまで

 

【種子島ぴーです】

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

田中刑事選手は、この大会のエキジビジョンでも、圧巻の滑りを見せてくれました。金メダルを獲った選手としての勢いと誇りと責任を自覚しているような滑りで、すばらしいなぁと思いました。機会があれば、そちらも訳してみたいと思います。