オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

大阪まで行って、ランチもディナーも「道頓堀 くくる」のたこ焼きだった話。

本日の東京は、気温35度。「暑いからもう一枚中に着る」というキャッチコピーを思い出し、ワンピースの下にユニクロを着て出かけたら、ええーい!! 暑いわい!!

 

ということで、これまた暑かった大阪に、日帰りで「THE ICE」を観に行ったときのこと。日帰りとはいえ「食い倒れの街」に行くからには、名物的なものを食べて帰りたいと思っていた。

 

12時ちょうどの新幹線で新大阪駅に到着し、新幹線の改札内にあるフード街「のれんめぐり」へダッシュした。

地下鉄への乗り換え時間を利用して、名物のたこ焼きを食べようという算段である。

 

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ラッキーなことに、ランチタイムのピーク前に、「道頓堀 くくる」のカウンター席をゲットすることができた。メニューを見ると、「たこ焼き」のほかに「明石焼き」や「おでん」もある様子。

 

しかし、ここは、定番の「たこ焼き8個入り」をいただきましょう。

 

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お値段税込750円也。"大阪"のイメージからすると、少々高い気もするけれど、まぁまぁえぇやないですか。

ふわふわのたこ焼きは、半分飲み物のように私の胃袋に収まって、5分ほどでランチタイム終了。

 

地下鉄に乗り変えて、「THE ICE」会場へと急ぎます。

 

 

その3時間後。涙あり、笑いありの「THE ICE」を見終わると、自分がひどく空腹であることに気が付いた。お昼にたこ焼きを"飲んだ"だけで、何も食していなかったからです。

 

そこで、新大阪駅に戻ると「みどりの窓口」で15分後に出発する新幹線のチケットを購入し、肉まん、しゅうまいで有名な「551蓬莱」のテイクアウトコーナーへダッシュ。

 

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新幹線の中で、肉まんを、ふぅふぅ、はふはふ食べながら帰ろうと思ったのだ。

 

お店に着くと、10人くらいの人が並んでいた。人気店だから仕方がないが、お店の人がテキパキ動いているので、回転は速いショップである。

 

「この人数だと、ぎりぎり新幹線に間に合うかな」と思って並んでいたが、先頭の観光客グループの注文が進まない。

 

「このチマキには何が入ってるの?」「この肉まんとこの肉まんはどう違うの?」など、商品の内容を細かに質問している様子。しかも、一人ひとり個別に注文しているので、5分経過しても注文がさばけていない。

 

「無理だ。間に合わない!」。

空腹のまま新幹線に何時間も乗っているのはつらいので、あきらめて中央改札口横の通りにある「米屋のおにぎり屋 菊太屋米穀店」へと走る。 

だし巻きたまごとおにぎりがセットになったお弁当なんて、いいよね♡。

 

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しかし、店舗に駆けつけると、だし巻きたまごとセットの「本日のおにぎり」は、"梅"だった。なにを隠そう、数少ない私が苦手な食べ物が、"梅干し"なのだ。

 

ドドーン、どうする・・・中途半端な時間帯だからか、おにぎりの種類も少ない。

「すいません、また今度にします」という常とう句で店員さんに別れを告げて振り返ると、そこにはまたしても、「道頓堀 くくる」の別店舗が。

 

さすがに、数時間前と同じものは食べたくない。しかし、新幹線の時間は迫っている。

そうだ!! 確か、メニューに明石焼きがあったはず。味を変えて食べる分にはいいのでは。

 

私は、「道頓堀 くくる 新大阪駅店」にダッシュすると、カウンターで迷わず叫んだ。

「明石焼き ひとつ ください」。

 

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すると、カウンターのお姉さんは、じろりと不快そうな表情で私を見て、こう言った。

「うちの店には、明石焼きと言ったものはありませんけど。たこ焼きだけです」。

 

その表情からは、「大阪ゆうたら、たこ焼きだろーが。明石焼きなんか、おいてへんわ。うちの店を知らんのか」という名店の誇りが読み取れた。

 

「えっ、でも、昼に食べた店には明石焼きがありましたよ!」

 

と、言い返せたらハッピーだったかもしれない。しかし、新幹線の時間も迫っている。

 

「じゃ、たこ焼き一つ」と弱弱しく注文し、包みを受け取ると新幹線のホームへとひた走った。

 

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座席についてほっと一息つくと、たこ焼きをテーブルにセッティング。昼・夜同じメニューだが、ビールを付けたのがせめてもの抵抗。たこ焼きの割高感がひっかかって、第3のビールにしたのが、敗北感を感じるところ。

 

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あっという間に、たこ焼き完食。

 

足りない。ぜんぜん、足りない。「くくる」のたこ焼きってフワトロだから、新幹線に乗る前にダッシュすると、箱の中で8個のたこ焼きがくっついて一つになって、ゲンコツ1個分くらいの大きさになっちゃうんだよね。

 

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 と、ここである事実に気付いた。

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新幹線の改札内店で食べたたこやきのパッケージには、「新幹線の車内や駅構内ではお召し上がりにならないように」と書いてあったのである。

どういうことなのかな? ソースの匂いが車内迷惑だから?

でも、新幹線の改札の横で買った、たこ焼きの箱には何も書いていない。

いまだに謎は謎のままだ。

 

さて、次の日、仕事で東京の押上駅「東京ソラマチ」に行った私。ランチをしようと1階のフード街を歩いていたら・・・

どーん。そこには、「道頓堀 くくる」のお姿が。

www.tokyo-solamachi.jp

 

ついでに家でも作れます。

 

 

うっしゃー、同じものを一日に二回も食べてしまったうえに、東京でも食べられるものだったなんて。私、何しに大阪まで行ったんだろう?

 

そっか、フィギュアスケート観に行ったんだ。じゃ、ま、いいか。

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