オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

【宿泊情報】「ザ・ナハテラス」。ごめんね沖縄。こんな美食に出会えるなんて、思わなかった。

実を言うと、沖縄と私の"食"に関する相性は、過去3回、あまりいいものではなかった。


ソーキそばも豚足もゴーヤチャンプルーも、食文化の違いと言ってしまえばそれまでだが、「あれを食べにもう一度、沖縄に行きたい」と思わせるものではなかったし、那覇マラソンを完走した後に、自分へのごほうびで食べた石垣牛は、おいしさの感動が薄れるほどに高額だった。

 

だから、4回目の沖縄旅行を計画したときも、食事に対する期待は淡く、いつもはお店の予約に余念がない私が、まさかの「ノープラン」で旅立ったのである。

 

 

ところが、である。宿泊したホテル「ザ・ナハテラス」内にあった懐石料理店があまりに素晴らしかったので、とうとう3日も通ってしまった。

レストランのレベルがすばらしいザ・ナハテラス

 

お店の名は「真南風」。「まはえ」と読みます。

懐石料理 真南風

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沖縄に到着した日の夜、外に出て夕食をとるのもめんどうだからホテルの中で食事をしようと、20:30に訪問した。すると、平日の夜とは言え、店内には一組のお客さんもいなかった。いささか不安な展開である。

 

それほどお腹がすいていなかったので、一番リーズナブルな懐石料理「楓」を注文。先附、椀盛、前菜、お造り、凌ぎ、煮物、食事、水菓子のコースが、税抜きで6200円である。

 

ほどなくして運ばれてきた先附は、真だこのゆずゼリー和えとごま豆腐に小豆の炊いたの。盛りつけの愛らしさやほどよい酸味、蛸の火の通し具合、抑えたごまの風味とあずきのマッチングに、すっかり魅了されてしまったのである。

 

私たちは、無言で一品目をいただいた。

 

やがて、箸を置いた母が、にっこりと笑って言った。

「ほらね、このお店を選んで正解でしょ。旅の始まりは、おいしいものを食べなくちゃ」

 

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食事をブログにアップする趣味もないし、食べるペースを崩したくなかったので、料理の写真は各1枚ずつしか撮っていない。写真の腕がトホホなので美味しそうに見えないかもしれないが、お造りの一切れ一切れに、添えられた珍しい沖縄野菜のツマに、愛が感じられる料理であった。

 

食事の途中で、傲慢にも、こんな失礼なセリフが何度か口をついた。

 

「東京のそこそこの値段を取るお店だって、これほどの懐石料理は食べられないよね!」

 

すいません。本当に、失礼なセリフですいません。「真南風」は沖縄の名店です。東京のお店と比べるなんて、ね。

 

でも、真意としては。

 

東京で8000円の懐石料理を食べたとしても、こんなに繊細な味にはお目にかかれないし、4種類の刺身のツマが全部違うものだなんてことは、ない。コースを食べ終わる頃には、おいしい記憶よりも、食べ過ぎでお腹が苦しい記憶が勝っていることが多い。

 

ところが、「真南風」の懐石コースは、量はしっかりあるのに、食べた後に清涼感が残って胃にもたれていない。

 

平日の夜で、地元のお客さんはすでに帰った後。母娘二人のお客のためだけに、丁寧に料理を作り、急かさずにコースを進行してくれた。

 

「おいしいかったねー」

「また食べたいわね」

「また食べようか」

「食べましょうよ」

 

そういうわけで、3泊目と4泊目のランチは、またまた「真南風」におじゃますることになった。

 

というのも、朝食ブッフェのチケットを、ホテル内のレストランでのランチやアフタヌーンティーに振り返ることができるからだ。

 

これは、とても素晴らしいシステムだった。夏の沖縄で涼しいうちに観光をすませるには、朝早くホテルを出る必要がある。朝食は、部屋でパンとコーヒーをさっと食べて、観光して帰ってきてから贅沢なランチを食べる。なんという至福のとき!

 

「真南風」の朝食チケットを振り替えてのランチは、一日目が豪華な懐石弁当。連日、ランチを食べたいときは、事前に相談しておくと翌日は定食を出してくれる。

 

「定食」といっても、街中の定食をイメージしていると、すばらしい裏切りが待っている。懐石コースを一つのトレーに乗せて運んできてくれたような豪華さであった。

 

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隠れ家ホテル「ザ・ナハテラス」

 さて、「那覇市で一番のホテルはナハテラスさんだよ」と、タクシーの運転手さんも太鼓判を押す「ザ・ナハテラス」は、とても素敵な雰囲気のホテルです。 

テラスという名の都会の隠れ家「ザ・ナハテラス」

 

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結婚式が行われることも多いそうで、滞在中に何度もウェディングドレス姿の花嫁さんを見ました。

 

お部屋は、ゴージャスというより、清潔感があって明るい雰囲気です。

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 お部屋は南国らしい明るさ

 

街の中心から少し離れているので、とにかく遊びまわりたい学生さんなんかだと、不便に感じるかもしれません。交通費を節約したい人も、出かけるたびにホテルまで20、30分くらい歩くことになりそうです。

 

ホテルではのんびりおいしいものを食べて、観光地へ行くときはタクシーを利用する。そういうタイプの旅におすすめだと思いました。

 

コンチネンタル料理「ファヌアン」のランチもすばらしい。

さて、懐石料理がすばらしい「ザ・ナハテラス」ですが、沖縄県の食材を織り交ぜた本格的なコンチネンタル料理が食べられる「ファヌアン」も有名です。

 

ここのランチはセミブッフェスタイルで、地元の方々の予約でいつもいっぱいだそう。なるほどすばらしい内容でした。

ランチは予約必須のザ・ナハテラス「ファヌアン」

 

ブッフェと言っても、セミブッフェ。メイン料理を選んで、オードブルやサラダ、パン、チーズ、デザートを自由に好きなだけいただけます。

レストラン「ファヌアン」では、平日と週末(祝日)で2つのスタイルのランチをご用意しております。平日のランチタイムは、魚料理や肉料理など5種類の中からメインディッシュを1品お選びいただき、オードブル・サラダ・チーズ・パン・デザートなどをブッフェよりお楽しみいただく、セミブッフェスタイルのランチをお楽しみください。また、週末はオードブルからデザートまで多彩なブッフェ料理に加え、シェフが目の前で調理するシェフズコーナーにてローストビーフなどをお楽しみいただけます。

 

まず、オードブル、サラダ、チーズ、パン、デザートの種類がとても多い。1度では、ぜんぜん食べきれません。心躍る美しいブッフェコーナーを写真に撮るのは・・・下品なので止めました。

 

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メインディッシュは、牛肉のポワレをチョイス。

 

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 デザートは、2往復しましたが、とても全種類は食べきれません。

 

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この内容で、料金は平日:セミブッフェ ¥2,420~(追加料金のあるメイン料理あり)
土・日・祝日:ブッフェ¥2,650(共にサービス料込み・税別)

 

また沖縄に行くことがあれば---(そうそう、首里城の外観の塗り替えが、本年度中に完成するそうだ)---また、ザ・ナハテラスに泊ろうかな。こんなに納得感のある料金で、おいしい食事ができるホテルって少ないもの。

 

【補足】「真南風」は、「ザ・ナハテラス」内の店舗限定でご紹介しています。系列ホテルの他店舗は、含んでおりませんのでご注意ください。