オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

インフルで不調? 3A+4T跳んで絶好調? グルノーブルの宇野昌磨選手。

こんにちは。先日、「宇野昌磨フランス杯前乗り練習、炎上経緯」みたいなタイトルのブログ記事を見つけてワクワクして見たら、私のブログの記事の一部が貼りつけてあっただけで、がっかりした 種子島ぴーです。

 

さて、いよいよ始まるフランス杯。みなさま、ビデオ録画の準備はよろしいでしょうか。テレビ朝日にて、男女まとめて人気選手のみ放送されます。

 

11月18日(土) 午後2時30分~ショート

  19日(日) 午前10時~フリー

 

放送するころには、結果がわかっていると思いますが。

 

icenetwork記事抜粋訳

web.icenetwork.com

 

グルノーブルで、フランス国際大会が開かれます。フランスのこの市が大きなスケート大会でホストをつとめるのは、1968年冬以来です。

 

グランプリ・ファイナル2017が近づき、選手たちは、来月日本の名古屋で開かれるファイナルへの出場権を、確かなものにしたいと思っています。そんな中、木曜にフランス国際大会がグルノーブルで開催されます。

 

グルノーブルがメジャーな大会でホストをつとめるのは、1968年の冬季オリンピック以来50年ぶりです。アメリカの若い女性選手ペギー・フレミングがスケートに革命をもたらし、スケート人口を世界的に増やしたのは、まさにこの大会です。あの年、フレミングが優勝したことは、スポーツの華やかな歴史の中の、もっとも輝いていた瞬間を思い出させます。

 

【男子】

4人ものフランス国際大会参加者が、すでに今シーズンのグランプリシリーズでメダルを獲っています。

 

日本の宇野昌磨は、スケートカナダで金メダル。同じ大会で、ロシアのアレクサンドル・サマリンは銅メダル。中国杯では、米国チームのマックス・アーロンが銅メダルを獲っています。同じ色のメダルを、先週のNHK杯でイスラエルのオレクシィ・ビチェンコも獲っています。

 

ウィルス性胃炎にかかりさえしなかったら、2015年と2016年の世界選手権王者ハビエル・フェルナンデスも、このリストに容易に加わっていたはずです。

 

「来シーズンに成し遂げたいことが2つあるんだ。グランプリ・ファイナルで優勝すること。そして、どんな色でもいいから、オリンピックでメダルを獲ること」と、昨シーズンのヨーロッパ選手権でフェルナンデスは言いました。

 

一つ目の望みは、するりと彼の手からこぼれおちてしまいました。中国杯で6位になり、ファイナル進出への道は、ほぼ閉ざされてしまったからです。

 

しかし、フェルナンデスは戦士です。そして、真のエンターティナーです。私たちは今週末、彼が巻き返しの演技をすることを期待しています。

 

米国チームから男子シングルに出場するのは、前述したマックス・アーロンだけではありません。ジュニア世界チャンピオンのビンセント・チョウが、グルノーブルでキャリア2度目のグランプリシリーズ参加を果たします。チョウは、中国杯でこれまでで2番目にいいフリープログラムを滑り、最終的な順位でチーム・メイト マックス・アーロンに続く4位になりました。

 

ロステレコム杯で4位に終わったウズベキスタンのミーシャ・ジー、カザフスタンのデニス・テンも、表彰台を争うでしょう。

 

【女子】

スケーターのなかには、グランプリ・ファイナルに無傷で進出するために、宿敵と同じ大会を避ける人もいます。

しかし、今大会では、ケイトリン・オズモンドとアリーナ・ザギトワが対決します・・・という内容。三原選手、白岩選手に関する記述はありません。

 

三原選手がケイトリン・オズモンドとアリーナ・ザギトワを倒すのは、どうでしょうか・・・やや苦しい気もしますが、3位に入れば平昌枠への印象もぐーんと変わってきそうです。注目です。

 

 

宇野昌磨、調子いい説、悪い説

さて、フランス杯でも金メダル候補と目されている、宇野昌磨選手。実はカナダ杯の後にインフルエンザにかかってダウンしていたとのこと。昨年の羽生選手といい、今回の宇野選手といい、インフルエンザの予防接種は受けないのか?

 

これがオリンピックだったら、インフルエンザで4年間の努力を棒にふるとかあり得ないですよね。スケート協会はもうかっているんだから、インフル予防接種代、補助してあげて。

 

一方で、トリプルアクセル+4Tを練習している映像を見ましたよ。(海外の人のフェイスブックで)。ときどき各地で練習しているようですが、セカンドに4回転を付けるなんてフレッシュ。フランス大会では跳ばないと思いますが、3A+4Tの練習をしているということは、わりと元気なのかも。

 

ハビエル・フェルナンデスの逆襲が見たい

 

私が、平昌でメダルを獲らせてあげたいナンバーワンは、ハビエル・フェルナンデスかもしれません。金メダルならうれしいけど、銀も似あうな。銅メダルでも泣くよ。とにかく、祖国に初のメダルを持ち帰ってほしい。

 

中国杯で大崩れして、まさか!!の赤信号がともったかと思ったけれど、ウィルス性胃炎だったそうですね。フェルナンデス選手の演技は、4回転の種類を抑えて振付やスピン、ステップで魅せる戦略なので、胃炎で吐きそうとなれば、集中力が途切れて当然でしょう。

中国杯の後、カナダ、フランスへの往復移動で消耗するのを避けて、ヨーロッパ時間に身体を慣らすために、マドリードに戻っていたようです。

 

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羽生結弦とハビエル・フェルナンデスのどちらも、直近のグランプリ・シリーズでの厳しい状況を耐え忍んでいる。Both Yuzuru Hanyu (left) and Javier Fernández endured rough times at their most recent Grand Prix events. -Getty Images

「icenetwork」の記事の中でオーサーコーチは、「コーチとして彼に安心感を与え、彼は多くの偉大なことをしていると、話して聞かせる必要があった。それプラス、結果が物語っている。彼はつい最近まで、世界チャンピオンだったんだよ!  ジャパン・オープンで勝利し、チェンと宇野をたやすく打ち負かした。彼らが失敗し、ハビだけが失敗しなかったからではない。みんながミスをしたんだ。オータム・クラシックでは、ユズルにも勝った。それは彼に自信を与えるはずです」と話しています。

 

フランス大会では、心ふるえる「ドン・キ・ホーテ・デ・ラマンチャ〜!」を見たいものです。まだ、セリフが決まったところをみたことがないので。

 

ぎりぎりで渡航ビザが発給されたミーシャ・ジー

ミーシャ・ジーは、今回もフランス杯参加を前に、ビザ問題で奔走した模様。フランス杯参加前のミーシャVSビザ問題は、3回目くらいか? もっと?

フランスのビザが取れないのか、非CIS国に出国するのに国内機関のビザが下りないのか、事情がよくわかりませんが・・・日本に来るのは問題なさそうなので、ヨーロッパとロシアとウズベキスタンの間で何かあるのかな。NHK杯と中国杯にしておけば、すんなり入国できたんじゃない?  そういう話じゃないのか(笑) ビザは下りたものの、疲れ切っちゃったようです。

 

インフル明けの昌磨、胃炎明けのハビ、怪我明けのデニス、ビザ問題で疲弊したミーシャの闘いか・・・みなさん、お身体ご自愛ください。