オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

「演技を通して気概が見えた」。田中刑事2018年4ccフリー。NBC系解説翻訳。

“オリンピアン”田中刑事の進化に驚く

こんばんは。オリンピック前に訳しておきたかった田中刑事選手の四大陸選手権の演技を、駆け込みで訳そうと思う種子島ぴーです。

 

「フィギュアスケート男子で平昌オリンピックに行くのは誰か?」という話題が出るようになったころ、多くの意見は「羽生結弦と宇野昌磨は確実」だったと思う。

「羽生の二連覇」「宇野もメダルを獲れるかも」「うまくいけば12フィニッシュ」といった話題で盛り上がる中、「第3の男は誰か」といった話は、特別盛り上がってはいなかった。

夏ごろの記事に興味がある方はコチラ↓

羽生、宇野に続く「第三の男」は誰? 「アジアンオープントロフィー2017」田中刑事選手のFS広東語翻訳 - オオナゾコナゾ


「誰が3人目になったとしても、羽生・宇野両選手との差が開き過ぎている」と、誰もが思っていたのではないだろうか。

ところが、である。

今の田中刑事選手を見て、私はほかの二人と差が開き過ぎているとは感じない。グランプリシリーズのときにはものすごく差があったと思うし、全日本選手権のときには、まだ少し差があった。
でも、四大陸選手権の演技を見たとき、田中選手は間違いなく同じ土俵で戦っていたし、まさしく「オリンピアン」だった。


こんな短期間にこれほどの進化を遂げるのは、どんなスポーツでも奇跡に近いのではなかろうか。場が人を創るのか。人が場を創るのか。
 

しかも、四大陸選手権のフリーでは、私のリクエストに応えて(笑)腕をまくった衣装で登場。美しい肘から先を、全世界に見せつけてくれたではないか。

どうですか、この色っぽい肘から指先までのライン。ブレスもおされ。

 

となれば、海外実況を訳さないわけにはいかないよね・・・ということで、訳しました。今回も、解説はNBC系のオリンピック・チャネル。アイスダンスソチ金メダリストのチャーリー・ホワイト王子&低温ボイスのおじさまです。

 

 

 

四大陸選手権フリー NBC系解説翻訳 


Keiji Tanaka FS 2018 Four Continents Championships

(選手コール)

次のスケーターは、日本代表 ケンジ~タナ~カ (違います!!ケージです)

 

日本の田中刑事。

すばらしいショートプログラムの残像を残したまま、フリーの演技に入ります。

ショートでは、パーソナルベストを3.49上回る点数を叩き出しました。

3位でフリーにのぞみます。

 

刑事のプログラムは、4回転サルコウで幕を開けます。

 

ポップして3回転になりました。

 

ここでもう一度、4回転サルコウを入れてきます。

フリーレッグが氷に着いてしまいました。

でも、回転は足りていますね。

 

ちょっと調子がよくないのかもしれません。

トリプルアクセルがポップして、2回転になってしまいました。

 

(♪タッタ ラッタ ターララ)

このブログラムは、二ノ・ロータの音楽を編集したものです。

 

ショートで演じたキャラクターほど、このフリーのタイプのキャラクターを心地よく演じていないようですね。(チャーリー王子はお見通しだぜ!!)

ショートでは、もっとモダンで解き放たれたキャラクターでした。(そうなんですよ!!さすがチャーリー王子、わかってますね!!)

 

4回転トゥループ。よくやった!

プログラムは後半に入りました。

すぐに、トリプルアクセル、2回転トゥループ、2回転ループ。

ここで、素晴らしいリカバリーをみせました。

 

今は、キャラクターに入り込んでいるように見えますね。

 

ふっ() 3回転フリップ、3回転トゥループ。

ジャンプの成功がどう影響するかというと、演技に対する自信が増してキャラクターに生命が吹き込まれ、生き生きとしていくんです。(意訳)

 

最後のジャンプは、3回転ルッツ、2回転トゥループ。

 

(ステップシークエンス 会場から手拍子)

観客がコリオシークエンスに引き込まれていっています。(演技終了)

 

 

 

演技終了後の解説。「後半持ち直し、力強い演技」

f:id:tanegashimapi:20180203003701j:plain


ケージ・タナーカ。最初はミスがありましたが、とても力強い演技で締めくくりました。

彼自身が目指していた演技ではなかったかもしれません。

しかし、フリープログラム全体を通して、気概のようなものを見せました。

 

日本のケージ・タナカによる、後半の力強いフリーの演技。

 

ケージ・タナカの演技は、アップダウンがあったけど、

失敗した後に持ち直すと、よりいい演技ができるものです。

 

ジャンプの失敗で始まったけど、何かスイッチが入ったのかな。

演技の真ん中あたりで下げ下げムードから抜け出して、すばらしい演技になりました。

 

さっきも言いましたが、選手の演技から、プログラムをこなすために、

とてもハードなトレーニングをしてきたことがわかります。

 

たとえプログラムがうまく始められなかったとしても、

悪い流れを止めて気持ちを切り替え、

残るすべてのジャンプを成功させようと頑張れる。(意訳)

 

彼は間違いなく、最初のいくつかのジャンプが失敗したとしても

プログラムを最初から最後まで通せるようにトレーニングしています。

トレーニングは報われたね。

(そうなんです!!ケージ・タナカはものすごくハードな練習をしてきてるんです。

チャーリー王子は何でもお見通し!!)

 

田中刑事のフリーの得点は、169.63点。

ニューシーズンベストです。

(ジェイソン、セクシー・アーロン、昌磨が画面にカットイン。

芸達者な二人に対して、笑うしかないヘラヘラ昌磨。しかしカワイイ)

f:id:tanegashimapi:20180203002517j:plain


トータルは260.31。暫定3位です。

 

アメリカにとってはグッド・ニュースです。

ジェイソン・ブラウンが三位以内で表彰台に乗ることが確定しました。

(オーノー!! 昌磨、へらへらしてる場合じゃないぞ。お兄ちゃん、ピーンチ!!)

 

現在、ブラウンが2位で田中刑事が3位。同じく日本の宇野昌磨が1位です。

(解説ここまで)

田中選手、平昌での演技、テレビの前で応援してます!!