高橋大輔さんがダンサーとして注目された舞台“LOVE ON THE FLOOR”に出演していた
日本で日本向けの媒体に語っているので、多少のリップサービスはあるかもしれませんが、日本のスケーター羽生結弦、浅田真央、高橋大輔3氏について語った部分を、抜粋して訳してみたいと思います。
まずは、ご本人の話と羽生選手について語った部分。
「the japan times」2017年6月27日 記者はおなじみのJack Gallagher氏です。
クリスティ・ヤマグチさんが、ジャパン・タイムズのインタビューに答えています。
元・金メダリスト クリスティ・ヤマグチ、羽生、真央、高橋のすばらしさを語る
クリスティ・ヤマグチさんは、1992年アルベールビルオリンピックの女子フィギュア金メダリストであり、1991年、1992年の世界選手権チャンピオン。現在46歳で、お名前からわかる通り、日系4世です。
日系のスケーターであることは知っていましたが、ご両親が第二次世界大戦中に日系人収容所で育ったことは、知りませんでした。
ヤマグチの父親ジムと母親キャロルは、第二次世界大戦中、日系アメリカ人収容所で幼年時代を過ごした。
クリスティの母親は1945年にグラナダのアマチ収容所で生まれ、父親はアリゾナのボストン戦争強制収容センターで生活していた。
そのような幼少期の苦難にもかかわらず、ジムは歯科医、キャロルは医学秘書になった。
有刺鉄線の向こうから世の中を見て育った父親が、娘が日本人の伊藤みどりを破って金メダリストになり、アメリカの"アイコン"になったことをどう感じていたか、本人にしかわからない。
和歌山県と佐賀県に先祖のルーツを持つクリスティ・ヤマグチさんは、
「こういうバックボーンがあるので、日本に来て滑るのが大好きでした。90年代にまだ競技をしていた数年間、年に1度、NHK杯とスターズ・オン・アイスで日本に来ました。来日できることは、いつも特別な何かを感じたものです」
現在の日本人スケーターたちの人気と実力については、
「ロックスターみたいよね」
数か月前にヘルシンキで行われた世界選手権での、金メダリスト羽生結弦による けたはずれなフリープログラムについて尋ねると、あっけに取られたように首を振りながら答えた。
「Oh Wow. ただただ、驚いているわ。 男子スケートの進化は、怒涛のように速いわよね。羽生選手は、たくさんのすばらしいクオリティの要素を一つの演技の中に融合させていて、とてもすばらしい」
4回転ジャンプの急激な進化は、彼女を驚かせている。
「前回のオリンピックでは2本だった4回転が4本、5本になって、ネイサン・チェン選手なんて6本も跳ぶのよ。クレイジーだわ」
「テクニックが少し乱れただけで、4回転ジャンプは悲惨なことになるの。羽生選手が一貫して4回転を跳べているのは、とてもすばらしいことだと思うわ」。
「彼は、スポーツを前進させたわ。時代の先駆者よ」
この後、高橋大輔さん、浅田真央さんの話に続きます。