オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

「羽生を破る男になれるかも」。宇野昌磨スケートカナダLPのベタぼめNBC系解説翻訳。

こんばんは。「にほんブログ村」さんの「香港旅行」カテゴリーで、ずっと1位にランキングされているのにフィギュアスケートの記事ばかり書いていることに、ものすごい罪悪感をおぼえている 種子島ぴーです。

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スケートシーズンが到来してしまったから、しょうがない。いや、香港旅行もベストシーズン到来ですけどね。

 

実は昌磨はケガをしていた?!

スケートカナダのエキジビションのブリティッシュ・ユーロ解説によると、宇野昌磨選手は、足首の怪我を抱えていたようです。

「足首の怪我を抱えていたけど、そうは見えなかったでしょ?」と言っていました。

 

「じゃあ、そのビデオも訳せよ」っていう声が聞こえてきそうですが、昌磨をベタぼめのNBC系解説(米国のオリンピックチャンネルwith NBCユニバーサル他)による長いフリーを訳したので、それでお許しいただきたい。

 

さて、この米国の放送、解説者は男性がRyan Bradleyで、女性はAndrea Joyceだと思います。タニス・ホワイトは赤ちゃんが生まれるようなので、お休みでしょうか。

 

そして、このNBC系のお二人、ショートプログラムに引き続き、昌磨をベタぼめです。ベタぼめのみならず、ショートプログラムに引き続き、世界選手権を引き合いに出して「ハニューに勝てるのでは」と言っています。

 

羽生選手ファンが激怒しそうですが、私が言っているわけてはないので、知ーらないっと。(誤訳はあると思いますが、その部分の訳は間違っていないはずです)

 

NBC系オリンピックテレビ解説翻訳

(選手コール Shoma Uno)

 

2017年の世界選手権銀メダル、全日本選手権優勝、宇野昌磨。19歳です。

ショートを終えて、2位に9点差。この得点は、男子シングルSPで今シーズン3番目に高いスコアでした。

 

関門である4本の4回転ジャンプのうち、最初は新しく習得した4回転ループです。

 

新しく習得したように見えた? (笑) 圧巻のジャンプでした。

 

3回転ループ。(ふふふっ)着地に失敗して、単なるしょーもないミスだってわかってるから、本人笑い出しちゃってるね。

 

キレ~イなトリプルアクセル。

 

(スピン、ステップシークエンス)

世界選手権で2位になったとき、羽生にわずか2点ほどだけ及びませんでした。彼は、そのことが「羽生選手に勝つチャンスはゼロだ」と思っていたメンタリティを変化させ、「今は、勝ちたいと思っている」と言いました。

*ほぼ同じコメント、ショートでも言ってましたよね?

 

(♪ネッスンドールマー ♪ネッスンドールマー)

 

コリオを見るに、これから跳ぶ4回転フリップを始めとする、プログラム後半の3本の4回転に突入するのを待っているかのようだ。

 

(4回転フリップ)

なんとか踏ん張ったけど、まだ2本の4回転が残っています。どちらも4回転トゥです。

 

(4回転トゥ)

高さが足りなかった。

 

このワイルドなジャンプの跳び方は、リズムがとても大事です。もしも速くなると、正しいタイミングでコントロールして2つ目のジャンプを跳ぶのがとても難しくなります。

 

ずっといい出来です。4回転トゥ+2回転トゥのコンビネーション。

 

トリプルアクセル+1回転ループ+3回転フリップ (©ショーマ・ジャンプ・シークエンス)。すべての大会中、もっとも難しいコンビネーション。

 

3回転サルコウ+3回転トゥ

 

(はじける笑顔でリンクを半周してからの~クリムキンイーグル、スピン、喝采)

(演技終了)

 

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完璧ではなかったけど、ワァーオ。彼は、この時間を掌握したよ。このプログラムには、たくさんのビッグ・トリック(あっと驚く芸当、仕掛け、戦略)が組み込まれている。

 

蓄積があれば、いくつかのミスをしても、プログラムの最後には笑えるわ。そうじゃない?

 

ミスをしてもなお、彼はとても達成感を得ている。技術点を見てよ!(笑っちゃうよね) いくつかミスをしてもコレだよ。

ミスなくクリーンにこのプログラムを滑ったら、羽生結弦を破る男になれるんじゃない。羽生は素晴らしいけれど、弱点もあらわになっている。昌磨の上限は、こんなに高い。(可能性がすごい)

 

16歳で4回転トゥを習得し、4回転革命をまさにひっぱってきている青年です。でも、ショートプログラムの後で彼が言ったのは、「僕はパトリック・チャン選手に憧れています。表現力に富んだ選手になれるように努力しています。僕がいつかなりたいのは、そういう選手です」ということ。

 

(パトリックと昌磨?)2人は隣に座って、お互いにチラチラ見合って、あまり距離がなくて、そういうの気まずいわよね。(記者会見での様子 を話しているのか・・よくわからないので省略)

 

まったくだね。パトリックは、まさに、スケーターの中のスケーター。誰もがパトリックを尊敬し、彼が巧みに氷上でやってみせることに憧れる。

でも、昌磨は才能(技術)を持っている。もちろん、パトリックほどのパワーを持った人はいないけれど、昌磨は技術と安定性、プログラム後半に4回転トゥを跳んで、すぐにまた素晴らしい次の技を繰り出すために、プログラム全体を統制する力を持っている。昌磨は、自信に満ちているよ。

 

でも、彼は、まだ(優勝したとは言えない)可能性を残している。もし、パトリック・チャンが完璧な演技をしたら、リードを保てないかもしれません。

 

とは言え、オープニングに、いとも簡単にやってのけた新技4回転ループを見てみましょう。プログラム後半に、4回転フリップのようなたくさんの大きな関門があります。

 

4回転フリップは、肩が腰よりかなり外に開いてしまっている。でも、信じられないことに、彼はフリーレッグを下から通し(て、尻もちをつかなかった?)。最初の4回転トゥはちょっと問題があったけど、笑顔をキープして前向きに次のエレメンツに入っていった。多くの練習を積んでいるから、ミスをしても次のエレメンツを繰り出せるくらい心を強くもっていられることを、彼はわかっているんだ。プログラム後半なのに、すごいエネルギーだ。

 

得点は、197.48。ロンバルディア杯のときより17点低いけれど、今シーズンの男子最高得点です。300点を超えました。悪い点ではありません。

 

価値のある得点です。

---終了

f:id:tanegashimapi:20171004175619j:plain最後までお読みいただきありがとうございました。おやすみなさい。