こんばんは。本日も中国杯の放送を見ながらブログを書いている 種子島ぴーです。
解説の織田くんの声、耳に心地いいですね。
しかし、冒頭の三原選手から緊張して見ているので、すでに体がガチガチです。今、すばらしい樋口新葉ちゃんの演技が終わったところ。肩が凝って、ギブアップ寸前です。この時間まで、結果を見ずに我慢したかいがありました。
おっ、また男子部門は居酒屋解説か・・・そして、マックス・アーロンの胸元は、今回もぐーんと開いてるな。
さて、CMの間に、ニック・ベルレオスさんのスケートカナダ メンズ衣装批評のpart.2を訳していきましょう。
Who is ニック・ベルレオスさん?
おっと、その前に、「ニック・ベルレオスさんって誰?」といういつもの疑問が浮かんだ方は、ロステレコム杯、スケートカナダpart1の記事および真央ちゃんの衣装を批評した過去記事をご覧ください。
スケートカナダ Part.1
ロステレコム杯メンズPart.1-2
真央ちゃん衣装Part1-3
ニック・ベルレオスさんと振り返る、浅田真央さん歴代衣装/Part.1 - オオナゾコナゾ
ニック・ベルレオスさんと振り返る、浅田真央さん歴代衣装/Part2 - オオナゾコナゾ
ニック・ベルレオスさんと振り返る、浅田真央さん歴代衣装/Part3 - オオナゾコナゾ
パトリック、現地調達なのにナイスよ!
ICE STYLE.....SKATE CANADA International 2017 COSTUMES REVIEW: MEN | Nick Verreos
翻訳の内容に関して、ニック・ベルレオスさんは一切の責任を負っておりません。
パトリックは、ショートの「すべては風の中に」byカンサスを、ブラックのパンツと白&黒のトップスのアンサンブルで演じたわ。
CBCスポーツによると、パトリック・チャンは、スケートカナダ大会に到着する前に、飛行機だかなんだかのゴタゴタがあったらしいの。でもって、本人は到着したけど、衣装は到着しなかったのよ。
3度の世界選手権王者は、デトロイト発の飛行機が水曜日に遅延した影響で、木曜朝の練習に参加できなかったの。トロントで乗り継ぎ便を逃したのね。で、木曜のレジャイナ行きに乗るまで、そこで一晩過ごしたそうよ。
衣装は届かなかったらしいけど、どこでこの衣装を手に入れたのかしら? これ、いいじゃない!! 小ぎれいで、彼にぴったりで、トップスの雪のようなディテールが、なかなかすばらしいわ。
フリーは、レナード・コーエン作の「ハレルヤ」byジェフ・バックリィのバージョン。
さっきの話に戻るけど、彼の行方不明だった衣装が最終的に届いたかどうか、これが実際の衣装なのかどうかわからないわ。でも、そんなこと、どうだっていいの。この衣装、本当にすばらしいわよ。
あたしは、男子スケーターが、こういうふうなソフトで優美なトップスを着てるのを見るのが、すっごく好きなの。(急に探そうと思っても)そういう衣装はなかなか見つからなかったと思うけど、赤いパイビングかストライプが、パンツのサイド部分に入っていればよかったと思うわ。でも、ドレープはステキよ。
時代背景を反映させた、すばらしい衣装
アメリカのジェイソン・ブラウンは、ショートでミュージカル「ハミルトン」の中の「事が起こる部屋」byリン・マニュエル・ミランダを演じたの。
ジェイソンの素晴らしい衣装は、いつだって本人もお気に入りのすばらしいものよ。そして、氷の上に飛び出してきた瞬間から、「あ、ジェイソン、”ハミルトン”を演じているのね」ってわかるでしょ。あたしコレ、すっごく気に入ったわ。
ノースリーブジャケットの色、ボタンで留められたシャープな折り襟、白いラッフル・ブラウス、グレーのベスト、パンツ・・・すべてに「ハミルトン」の登場人物「アーロン・バー」の時代背景が反映されている。全体的に、優れた衣装よ。
抱きしめたいほど素敵。パンツはもっとピタピタにしなくちゃ。
ジェイソン・ブラウンのフリーは、「インナー・ラブ」by マキシム・ロドリゲス。
ジェイソンは、びよびよーんと伸びるビロードのパンツと、グラディエーションの付いた、お肌にぴったりのトップスからなる、全身ブルーの衣装を着用したわ。
トップスは、センターをはずした位置で、胸をはだけているわね。そして、スパンコールの装飾がほどこされたスキンカラーの布で、素肌を見せている風にしてあるの。
改めて言うけど、あたしは、ギューッて抱きしめちゃいたいくらい、頭のてっぺんからつま先まで、ジェイソンの衣装が好きよ。大胆な色づかいが気に入ったし、とりわけ、前の部分のゴージャスなクリスタルの装飾部分が気に入ったわ。
一つ、重箱のすみをつつくようなことを言わせてもらうとすれば、パンツのフィット感がイケてないわ。ビロード地の重さのせいなのか、ただ、しまりがなさすぎるだけなのか、わかんないけれど。ちょっと、だぼついてない? もっとピチピチにしなくちゃ(*意訳)。ワンピースタイプ(つなぎ)にすればよかったんじゃない? 彼なら、着こなせる気がするわ。
触れないわけにはいかない変人衣装よ
ロシアのアレクサンドル・サマリンは、フリーを「 La Naissance de Yaha」 by Saint-Preux、「許されざる者 Ⅲ」byメタリカ、「House of the Rising Sun」by Dave Evansのメドレーで演じたわ。この衣装を着てね。
この・・・衣装・・・なんなの?
音楽は、ハード・ロック、ハード・メタル。変人衣装を着ることで、それを表現しているのかしらね。トップスのオレンジ色は、「ファイアー!!」って感じを強調してるってわけ??
素肌っぽい生地に、渦巻きのような黒い模様が入っている袖(片方だけ)。それから、あのドクロのベルトのバックルを見てちょーだい! あたしとしては、メンズ衣装批評の最後に、この写真を載っけないわけにはいかないわ。
(完)
パトリック、NHK杯を棄権
パトリック・チャンのNHK杯棄権が報じられましたね。
実は、スケートカナダの前に、気になる記事がありました。「ショートの通し稽古をしているとき、3つのジャンプすべてを失敗して、好きなステップもやる気がなくなって演技を止めてしまった」というもの。4回転ジャンプの数を減らしてGPシリーズに出るということでしたが、メンタルが心配でした。
そんなとき、
- スケートカナダへ向かう飛行機の乗り継ぎがうまくいかず
- 現地入りが遅れて練習に参加できず
- 試合で着る衣装が届かない
となれば、なかなかキツイ展開ですね。
そして、ショートの曲は美しいけど、なぜこんなワビ・サビを感じる曲を選びなすった?
すべては風の中に
ほんの一瞬、目を閉じる。
時が過ぎていくよ。
すべての夢が、目の前をとおり過ぎていく。どうしてだろうね。
風の中の塵。すべては、風の中の塵なんだよ。
うぉー、パトリック、心配だよ。
本日も、長い記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。深夜につき、誤字・脱字はご容赦いただけますと幸いです。