秋晴れの三連休の最終日、上野に東京藝術大学創立130周年記念特別展「皇室の彩 百年前の文化プロジェクト」を観に行ってきました。
パンダの香香は公開前ながら、上野動物園周辺は、大変なにぎわい。旧因州池田屋敷表門や美術館群を散策しながら、東京藝術大学へ向かいます。
秋の上野は、気分転換にいいですねー
「皇室の彩 百年前の文化プロジェクト」を1時間半ほど堪能し、「帰ろうかなー」と思ったとき、同じ建物内で開かれている別の展示のポスターが目に入りました。
「菅野健一 退任記念展」。実は、上野公園の中の掲示版に貼ってあるのを見たときから、気になっていました。「退任」という文字にそぐわない、モダンなデザイン。しかも、私の好きなテイストの不思議な生物が描かれていたんです。
「無料」ということもあり、エレベーターを上がって会場に足を踏み入れると・・・
わーい。
一目でその世界観に魅了されてしまいました。すてき、すてき、すてき!!
不思議な楽しい生命体には、いろいろなファブリックや染色技術が使われていて、空間の温もりと奥行きがすごいんです。
写真がうまくないから、伝わりにくいかな。アップにすると、このような感じです。
運よく、入場者がぱったりと途絶えた時間帯で、会場には私一人。貸し切り、独り占め状態で、空想の世界を漂っておりました。
だけど、「退任」ということは、一般企業なら定年退職する年齢ということ? なのに、このフレッシュさ、若い感性はどういうことなんだろう?
疑問に思ったので、会場の係の女性に聞いてみました。
「菅野さんって、おいくつぐらいの方なんですか?」
「えーと、おいくつでしょうか。後ろにご本人がいらっしゃいますが」
振り返ると、1メートル後ろに菅野健一さん(と思われる)男性が!! (素敵な方でしたよ。凝視できませんでしたが)
さっそく、作品について質問したり、感想を述べたり・・・しますよね。フツウは。しかし、私は・・・
逃げました!
「菅野健一 退任記念展」
11月12日(日)まで、東京藝術大学大学美術館 本館3階 展示室3にて。9時30分~17時(入館は30分前まで。金・土は20時まで) 11月6日(月)は休館。問い合わせ ハローダイヤル 03-5777-8600
菅野健一 退任記念展 -Conditor alme siderum-