こんばんは。この数日、国際オリンピック委員会(IOC)の動向が気になっていた 種子島ぴーです。
ドーピング問題をなんとか逃れたいと圧力をかけるプーチン・ロシアVS厳しい姿勢でのぞみたい人とそうでない人が入り混じったIOCwith「ロシアばかりにずるいことされちゃたまんねぇんだよ」の他国スポーツ関係者・・・
結果は、「平昌オリンピックにロシア選手団の出場を認めない」という、しごくまっとうなものとなった。IOCが思いきった判断をくだしたことに、驚くばかりだ。腰ぬけになってしまうのではないかと、思っていたからね。
この決定を聞いて、いくつかのことが頭をよぎった。
その1 逃げろソトニコワ
白状しよう。私がこのドーピング問題でもっとも恐れていたのは、ソチオリンピックの女子フィギュア金メダリスト ソトニコワ選手のメダルが、何らかの巻き添えで無効にされてしまうことだった。
そんなことになったら、誰かさんが"金メダル二連覇"なんてことになって、3年くらい眠れない夜を過ごしそうだった。これで収束ということで、よろしいのでしょうか。
その2 別の国のドーピングも暴いてくれない?
収束してほしい・・・と思いつつも、怒れるプーチンが、「だったら平昌でオリンピックを開く国も、実はドーピングしてたんだぜ」と暴露してくれないかと思ったりする。ドーピングの興奮剤は、休養後にいきなり出てきてノーミスの演技をするにも、持久力もろもろ効能がある気がするからだ。
その3 メドベージェワがかわいそうすぎる
普通に考えれば、メドベージェワ選手は、個人の資格で出場できるはずだ。怖いのは、怒れるプーチンが、「ロシアは、平昌をボイコットする」と宣言すること。確率は、(否定しているけれど)高いと思う。
かつて、フィギュアの世界で「金メダル候補」と言われた選手のなかで、これほど確実に、「金メダルはあの人で決まりだよね」と思われている選手は、メドベージェワ選手をおいてほかにいないと思う。トリノのスルツカヤ選手などよりも、段違いに金メダル確実と思われているはずだ。
その4 ボロノフだって、かわいそうすぎる
今シーズン、結果を出している男子のボロノフ選手。彼は、前回のソチオリンピックに、すったもんだの揚句に出られなかった。皇帝プルシェンコさまがなんだかんだで1枠を与えられ、もう1枠は誰が??という競り合いで、「若いコフトン」に負けてしまった。あのときは、本当に気の毒だった。どう考えても最後のオリンピック出場チャンス。しかも、代表枠に手か届きそう・・・よりによって、こんなときに。
その5 前にもあったな、ボイコット
そういえば、モスクワオリンピックを日本がボイコットしたときも、うなだれる「幻の日本代表選手たち」の姿が、テレビに映し出されていたっけ。オリンピックは政治の舞台だから、4年間(いや、子どもの頃から何年も)頑張ってきたのに、突然、政治家によってボイコットされちゃったり、韓国と北朝鮮みたいに、「混成チームを派遣して、平和のシンボルとしましょう」などと言って、派遣される人数が二分の一になっちゃったり。それで、政治家は実績を残したことになるんだから、割り切れないよねー。
その6 死なばもろとも
「ロシアが参加できないオリンピックなら、いっそ中止にしてやれ」と、怒れるプーチンがジョンウン君と手を組むことに・・・ならないよね? ミサイル攻撃が加速すること・・・ないよね?
その7 他の選手も動揺しそう
ロシアの選手がオリンピックに出場しなければ、特に女子の部門では、日本の選手にメダルチャンスがまわってくる。オズモンド選手も、金メダルがぐーんと近くなるかもしれない。でも、誰が考えても強い選手がいない状態でメダルを獲っても、うれしさが半減しそう。そして、なんかよくわからない混戦模様になりそう。
その8 グランプリ・ファイナル会場外にて
ボロノフ、ザキトワ、ソツコワ、コリヤダ各選手に、マスコミがマイクを向けるんでしょうな。「オリンピックに出られなかったら、どうしますか?」とか「オリンピック委員会の決定について一言」とか。答えられないっつーの!!
さて、いよいよグランプリ・ファイナルが幕を開けます。おととい名古屋に行ったのですが、特にそのような気配は感じられませんでした。当たり前か。坊ちゃんの写真でも、どーんと貼ってあるかと思ったんですけどね。
今回も、笑いすぎ傾向は続いているようなので、リラックスして見ることにします。