小さいころ、嵐の日にベッドの中で本を読むのが好きでした。
窓にたたきつける雨や風の音を聞きながら、自分が安全で温かい場所にいるという幸せを感じられたからだと思います。
東京が雨と強風に見舞われた昨日、浅田真央オフィシャルフォトエッセイ『また、この場所で』を、ベッドに寝転んで読んでみました。
一言で表現すると、“とっても浅田真央な本”でした。
驚くような内容が書かれているわけではありません。
文章が特別うまいわけでもありません。
ただ、ものすごく正直に、素の自分をさらけ出してくれている。
そして、「今、しあわせでなければ、絶対にこんな表情はできないだろう」と思える写真が、いっぱい、いっぱい載っています。
2017年の「The Ice」を観に行った後、私は、「浅田真央は必ず氷の上に戻ってくる」と確信しました。
「氷の上で、ここまで美しくあった人はいない」と、改めて思ったからです。
「氷の女神が、浅田真央を手離すはずはない」と。
ちょうど昨日から、「浅田真央サンクスツアー」が始まりました。やりたいことが見つかって、いきいきと打ち込む真央ちゃんの姿も載っています。
テレビに出てくれなくてもいい。解説者もやらなくていい。ただ、ただ、あなたがしあわせであってほしい・・・。そんなことを思いながら、何度も写真を見返すうちに、心地よい眠りに落ちていました。
浅田真央の印税は全額、東日本大震災で被災した
子どもたちを支援している「Support Our Kids」に寄付されます。