こんばんは。夏のように暑い日に、毛穴から軽蔑感が吹き出すような低レベルニュース記事を読んでしまった種子島ぴーです。
先日、テレビで放映された東海テレビ制作「幸せはリンクの中に~浅田真央 人生の第2章~」について書かれたJ-CASTの記事、「浅田真央いまだ引きずる不完全燃焼の無念・・・自前アイスショーも前途多難<幸せはリンクの中に 浅田真央 人生第2章>(フジテレビ系)」。www.j-cast.com
たまたま、ネットサーフィンをしていて見つけた記事だったので、最初は、浅田真央のことが嫌いな人が書いた素人ブログだと思っていた。それほど、文章が下手だったからだ。
「あおり記事を書いてアクセスを集める奇奇怪怪な人が書いているブログだろう」くらいに思って流していた。
私は浅田真央が好きだが、みんながみんな、彼女を肯定する必要はないと思っている。ブログなんだから、好きに書いていいんじゃない。
が、どうやら、ブログではないことが判明。株式会社が運営している〝ニュースサイト〟で、社員募集も行っている。
となると、こんな記事は素通りできない。例えば、
浅田真央はオリンピックで優勝出来ず、歳もとり、結局、引退に追い込まれた。
限りなくトップに近いが、オリンピックで優勝出来なかった彼女のような存在は、最も悩ましいポストだということが、このドキュメントでよくわかった。
〝アンチ浅田真央〟と呼ばれる人たちであっても、こんなことは書かないだろう。
スポーツの精神そのものを否定しているからだ。人が努力して何かを達成しようとする姿勢そのものを、あざ笑っているからだ。
事実誤認も多い。
8人はスケートの技術もまちまち、中にはスペインからやってきた浅田ファンの子もいる。公演日が迫ってくるのにラインを綺麗に揃えて滑ることさえできない。
いやいや、別に真央ちゃんファンが集まってできた素人集団じゃないですから。スペイン人のマルティネスも他の参加者も、スケート選手であって、スケート未経験者ではありません。
一流のスケーターであっても、バレリーナであっても、新体操選手であっても、チームで演技をするときは、苦労してラインを揃える練習をしますよね。
自前アイスショー
ってのも、違う気がする。スポンサーいっぱい付いてますけど。
ついに真央はキレて、泣きながら「これではだめだ」と全員を叱る。つまり、天才的に「出来てしまう」浅田と凡人のギャップを、今の境遇では我慢して何とかせねばならない。
あ~は~? としか言いようがないよ。あ~は~?
「労多くして益少ない」に近い苦労の様子が浅田の表情からよく見えた。
絶句。
何を根拠に、「労多くして益少ない」なのだろうか。濡れ手に粟で大金を手にできないからか? そんなこと最初から望んでいないし、そもそもの趣旨が違うだろう。
会場のお客さんや出演者たちの表情、溢れ出る涙を見れば、「益少ない」どころか、「実り多し」では?
前途多難だ。彼女くらいの知名度があれば、スポーツキャスターでやれるが、天才といわれた割には、真央の中の不完全燃焼が伺えて同情しきりだった。
スポーツキャスターになれば成功っていう考えは、どこから来たのか。「天才といわれた割には、真央の中の不完全燃焼が伺えて同情しきり」に至っては、記者の理解力、読解力の低さに同情しきりである。
・・・と、突っ込みを入れながら記事を読んだのであるが、どうやら無駄なエネルギーを使ってしまったようだ。
ウィキペディアによると、J-CASTは、
日本のネットニュースサイト運営会社。(中略)。主に2ちゃんねるでのネタを記事にアクセスを稼ぎ、“ゴミカスのようなメディア”という意味でJカスとも呼ばれ、これを自虐ネタとして「カス丸」という公式のイメージキャラクターまで登場している
なーんだ、わざと低レベルな記事を、低レベルな文章力に見せかけて書いてたのね。
みなさんも、まじめに読んで、私のようにエネルギーを無駄にしないように気を付けてくださいね。
熱中症に注意しておやすみなさい!!