オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

昨年と同じタイトルですが、「オータムクラシックもいいけど、オンドレイネペラもネ!」

オンドレイ・ネペラ杯も始まっています。

こんにちは。昨晩、オンドレイ・ネペラ杯のLIVEをネットで見ていて、目がしょぼしょぼの種子島ぴーです。


オータムクラシック杯が盛り上がる裏で、今年もオンドレイ・ネペラ杯が粛々と開かれております。
日本からは、田中刑事、紀平梨花、新田谷凜選手が出場しています。

 

シニアデビューの紀平選手、SP70点超え

今季からシニアに上がった紀平梨花ちゃんが、ドビュッシーの「月の光」で70.79を出し、ショートで首位に立ちました。

冒頭の3Aで大きな転倒があり、-5が並んでしまいましたが、3F+3Tのコンビネーションと3LZは、とてもきれいな着氷。加点は+3を中心に+4が混じるという感じでした。

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カメラマンさん、レンズのピントがイケメンコーチに合ってますよ!!

審判としては、派手に転倒したら堂々と-5をつけられるけれど、+5は完璧なジャンプでないと・・となる予感が。+5はなかなかもらえないけれど、転倒すると簡単に-5が付くのは悩ましいところですね。
オリンピックといった重要な場面では、挑戦よりも安全策が主流になりそう。

他の大会と比較はできませんが、現時点では紀平選手が日本女子のショート最高点なのかな。オータムクラシックには樋口選手が出ているので、そちらも楽しみです。

 

カザフのトゥルシンバエワ選手が69.9点で僅差の二位。紀平選手は表彰台に乗ると思いますが、フリーではトリプルアクセルも入れてガンガン攻めてくると思うので、優勝よりも彼女のアスリート魂に期待しちゃいます。

長野のアイスショーで見たフリーの「A Beautiful Storm」は、まさに「雷鳴とどろくような」衝撃的なプロだったんですよ!! 楽しみです。

 

調整途中の田中刑事選手

男子では、昨年に続いて田中刑事選手が出場しています。

 

昨シーズンからの持越し「メモリーズ」は、ジャンプがちょっと乱れ気味。冒頭の4回転がパンクしてしまい、続く3Lz+3Tのコンビネーションは、きれいに決まりましたが、最後のトリプルアクセルで手をついてしまいました。

 

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でも、動きは大きくのびのびと演じていたように見えたので、フリーで巻き返してくれることを期待。フリーの「ウィリアム・テル」はまだ見たことがないのですが、曲や予想されるクラシカルな衣装が、田中選手に似合っていそうで楽しみです。

 

仕上がってます!! コリヤダ君。

そして、オンドレイ・ネペラ杯には、ロシアのエース「お久しぶりです! 」のコリヤダ君が出ていました。

 

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米国合宿で、ラファエル親父チームにお邪魔して、ネイサンたちと練習するのを楽しみにしていたコリヤダ君が、満面の笑みでみんなと写真に映っているのを見ました。
その影響かどうかわかりませんが、はつらつとして滑ってました。

「I Belong To You」という不思議な雰囲気のボーカル曲なのですが、コリヤダ君が滑ると小粋な感じ(笑) 緩急のついたボーカルに動きがグイ~ン、スイ~っとマッチしていて、気持ちいい~。

冒頭の4T+3Tは、お見事!! シュッとした、まさにコリヤダ君ジャンプでした。 最後のトリプルアクセルでステップアウトしてしまいましたが、演技全体としては「さすが!! うまい!!」と思いました。

ただ、終わった後、本人は腰に手を当てて首をかしげていたので、いろいろ課題が見つかったのでしょうか。96.82でした。

 

アクシデント発生? ヴォロノフ選手

セルゲイ・ヴォロノフ選手は、曲がさびし~い感じで、デニスのことが浮かんできてしまいました。が、演技は雄々しいとも少し疲れているとも見えるものでした。

冒頭の4回転は決まりましたが、3Lz+3Tがステップアウト、3Aもステップアウト。ステップとスピンもいつもより繊細ではなかったかな。

 

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終わった後、しきりに鼻を気にしていて鼻血?が出てしまったのかも。キス&クライでコーチと話しているジェスチャーからすると、ネックレスが回転中に顔に当たったような感じでしたが、定かではありません。81.77でした。

 

ロンバルディア杯のアリエフ選手も、最後のスピンでネックレスが口に入っちゃったようだったし(私にはそう見えましたが不確かな情報です)、「選手は、ネックレスをしてジャンプやスピンをするなんてすごいなぁ」と常々思っていましたが、やはり危ないのかも!?

 

ブルース・フォー・クルック

余談ですが、スロバキアのある選手が「ブルース・フォー・クルック」の曲で滑ったのですが、申し訳ないけれど間延びして退屈で、見ていられませんでした。

でも、高橋大輔選手の「ブルース・フォー・クルック」は、何十回見たかわからないくらい見ました。「高橋大輔はこんな単調な曲を、あんなにいきいきと滑っていたのか」と、改めて名人のすごさを感じました。