コリヤダ君のSPはランビ伯爵の振り付け。
こんにちは。東京は快晴ですが、明け方までオンドレイ・ネペラ杯を見ていて、グダグダの種子島ぴーです。
先日のコリヤダ君のSPが気に入って、何度かリピートしています。あの小粋な振り付けは、ステファン・ランビエールですよね? そういえば、前に訳したインタビューで、「ショートはランビ伯爵に振り付けてもらう」って言ってましたね。忘れてました。
伯爵、さすがの選曲です。フランス語の歌詞の部分のコリオが秀逸。始まってすぐに、「フォーっ」ていう声と共に飛び上がるのが楽しい。若干、音とずれていた気もしたけど、クセになりそう。
今季、現時点でのお気に入りのプログラムは、昌磨の「天国への階段」、コリヤダ君の「I belong to you」、アリエフの「モジリアニ」かな。
フリーも仕上がってます! コリヤダ君。
で、SPでぐいぐい飛ばしていたコリヤダ君、フリーの「カルメン」も、かなりの仕上がりです。細かい音も拾って完璧な音ハメと、加点バリバリの安定感あるジャンプ、しなやかで美しい姿勢。4回転トゥループの転倒があったものの、一切気にならず。
今年のコリヤダ君は、表彰台の常連になりそう。
今大会では、フラワーガール・ボーイがキス＆クライで選手と一緒に記念撮影。
こういうの、いいですね。彼らの将来につながりそう。
大人気コリヤダ君だけ、別の子たちも来て、記念撮影の“お替わり”ありました。
紀平梨花ちゃん、圧巻のフリーでシニア初優勝!!
楽しみにしていた紀平梨花ちゃんのフリー「A Beautiful Storm」は、トリプルアクセルを2本組み込む圧巻の演技で、シニアデビュー＆シニア初優勝を飾りました。
冒頭の3A+3Tも続く単独3Aも、加点が付く余裕の着氷。
最後の3Sで着氷が乱れたのが全く気にならない演技でした。演技終了後、本人も小さくガッツポーズ。
以前から、伸びやかな体の使い方が浅田真央ちゃんに似てると思っていたのですが、この日は一段と伸びやかでした。でも、「○○選手に似てる」っていうのは失礼ですよね。すみません。
得点は、147.37で、本人もコーチも大喜び。シニア勢には怖い存在ですね。
おめでとう!!
着氷に念がこもるヴォロノフ選手。
男子の総合2位は、ヴォロノフ選手。「亡くなったデニス・テン選手の最初で最後のコリオグラファーとしての仕事」を人々に見せるため、アイスショーのときから、とにかく転倒せずに作品としてまとめたいという強い思いが伝わってきました。
だから、疲れていようが調子が悪かろうが、着氷はググッと気合でこらえるヴォロノフ選手。今回も、「転倒せずに着氷をこらえてみせる」という念が伝わってきて、祈りながら見てしまいました。いやー、肩がこりました。
結果として、ダブルアクセルとか3連続2回転ジャンプが入ってきて点数は伸びなかったのですが・・・転倒がないぶん作品としてはまとまっており・・・デニスへの思いが、演技を縛ることにならなければよいが・・・いや、縛っていいのか、この場合は??・・・よくわからない。プラスに働いている面のほうが大きいかもしれないし・・・。
とにかく、表彰台に乗れてよかった!!
衣装も仕上がってません!! 田中刑事選手。
こちらも期待大だった田中刑事選手の「ウィリアム・テル」。
リンクで遠目にみても、動きの大きさから刑事選手だとわかったので、ダイナミックな演技を楽しみにしていました。
が、ジャンプのタイミングが合わない様子。4回転が3回転になり、2回転も増え、144.39点という厳しい結果となってしまいました。
昨シーズンも、全日本選手権までは、こういう感じだった気がします。
だから、焦らず、まずは衣装から改良してほしい（笑）
「ウィリアム・テル」の衣装、私は勝手にこんな感じを想像していました。
「これなら、絶対にKeiji Tanakaに似合うぞ!」と思っていたのですが、んー、なんか割と普通の衣装でした。
このまま出社してデスクワークもできそうな感じ（笑）。
なんと言っても、肘から先の美しさが全然、強調されてないじゃありませんか!! (本人が強調したいと思っているかどうかはわかりませんが)。多少のコスプレ感がある衣装も似合うことは、アイスショーその他で証明されているので、なんかもう一味ほしい。
と、演技のしやすさを無視してリクエストしてみました。
とにもかくにも、表彰台おめでとう!!
