こんにちは。東京は久々に太陽が出ているので、早く出かけたい種子島ぴーです。
引き続き、天使ちゃんアリーナで開催されたスケート・アメリカ男子シングル。
ネイサン・チェンが、フリーでもすばらしい演技を見せました。
ジャパンオープンでのジャンプ不調がウソのよう。
オープニングのジャンプはフリーでも、4回転ではなく3回転ループ。この戦略はいいですね!!
続く4回転ルッツは着氷で若干バランスを崩したものの、3F+3T、3Aと次々に決めて行きます。
私のお気に入りは、4T-2T+2Loの3連。
新ルールを見据え、今の自分の状態を考えて飛びやすいようにジャンプ構成を組み立てている様子があり、頭がいい人だなぁと思いました。
スケート・アメリカにしっかり照準を合わせてきていましたね。
スカイプを使って遠く離れたネイサンを指導してきたラファ親父。
「スカイプでの会話なんて、5分、10分しかもたねぇよ」と、ブチブチ言っていましたが、ふたを開けてみると、クレバーな教え子が、すーばらしい演技を披露。
今日のキスクラでは、ご機嫌さんでした。
そして、アダム・リッポンの興味が完全に芸能界へ向いてしまった後、昨年のようにラファ組が1、2フィニッシュを飾ることなど考えられもしなかったのですが、
なんとここへ来て、少々手を焼いていた欧州のおしゃれ番長ブジェジナが、まぐれのSP2位から逃げ切って、総合2位へ!!
4S+2Tが美しく決まったのも大きかったですね。
すると、昨日はおしゃれ番長に厳しかったラファ親父が、考えられないくらい喜んで、
おしゃれ番長をギューっと抱き寄せるではありませんか!!
こんなことは、ブジェジナが入門してから初めてじゃない??
しかも、キスクラの下にいたネイサンに声をかけて、「おーい、一緒にみんなで抱き合おうぜ」的なお声掛け。30年に一度の笑顔を見せました。
反対に残念だったのは、ヴィンセント・ジョウ。
演技自体は、とてもうまく出来たように見えて、本人も感激の表情でしたが・・・
いざ採点結果を見ると、アンダーローテが刺さりまくり、エッジエラーが警告されまくり(驚)。手まで上げて美しく回転したつもりが、本人もびっくりの点数になってしまいました。
SP3位のジュリアンも、今日はジャンプの飛び方を忘れてしまったかのよう。
スタート直後から会場手拍子で盛り上がったものの、手拍子によってジャンプを跳ぶタイミングがずれちゃったようにも見えました。残念。
そして、ヴォロノフのデニス・テン振付による「Way Down We Go」。覚悟を決めたような表情で本日も真剣勝負のすべりを見せてくれました。
ただ、気合が入り過ぎたのか、ジャンプのタイミングが合わなかったみたい。
でも、マッテオとヴィンセントを僅差でかわして表彰台に乗れたのはよかったです。
結果は以下の通り。意外だったのはミハル・ブジェジナ。アダム・リッポンとネイサン・チェンが姿を消したラファ組のリンクで、責任感が芽生えて頭角を現していくのでしょうか??
今のところ、私の中では、今季の台風の目はネイサン・チェン、コリヤダ君、昌磨ですが、どうでしょうか。