オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

感動にドヤ顔は必要ない。&「TSL」より高橋大輔選手パートを雑に翻訳。

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こんばんは。種子島ぴーです。
週末の札幌で、ホテルの部屋に戻った瞬間にフィンランド杯男子コリヤダ君のSPがスタート。最終滑走だったようですが、心が凍るような演技を見てしまいました。
どうしたの、コリヤダ君?!


そして、画面にちょいちょいドヤ顔が映り込んでくるので、「うーん、なんかムリ」と思って、翌日の男子フリーはスルーしてしまいました。


代わって視聴した西日本選手権では、高橋大輔選手のフリーの演技に口あんぐりでした!! 1カ月前とは、完全に別人です。


短期間でここまで変われるなんて、真夜中にゴーストの特訓でも受けたのではないかと思うほどです。


演技の出だしから、その見えないはずのゴーストが、確かに見えるという不思議。この領域の表現が出来る人は、世界広しと言えども、やはり高橋大輔だけだと思いました。

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テクニカル面でも、ジャンプもスピンもステップも、そして何よりスタミナも、えーーーーって言うくらい戻してきている。どーなってるの~~(笑)

そして、演技を終えたときの顔が、もう、すご~~く素敵!泣き笑いのような、照れたような、ほっとしたような、疲れたような、感謝したような・・・表現できない表情。

私も、自然と涙がはらはらと頬をつたってきました。アスリートの表情って、こういうのじゃない??

そして、心底思ったんです。

「感動にドヤ顔はいらねーよ!!」

 

「TSL」高橋選手部分のざっくり訳

さて、フィギュアスケート好きのお2人が、勝手気ままにおしゃべりする「TSL」の「This&That」コーナー。最初の数分が高橋大輔選手の話だったので、そこだけ訳します。よくわからない部分もあったので、話半分に読んで下さい。

This and That: 2018 GP Helsinki and Daisuke Takahashi Sells Out Sectionals - YouTube

 

グランプリシリーズの話をする前に、高橋大輔の話をしよう。
高橋は、日本の西日本選手権に出場した。日本のシステムはよくわからないんだけど、全日本選手権への出場権を得るのに、あちらこちらのエリアの大会に出て勝ち上っていかなくちゃいけないみたいなんだ。

積極的に参加したの? 自分から出場したってこと?

 

そう自分の意志で。大輔のファンにはある思いがあって、怪我・・・だいぶよくなったと聞いているけど、彼は怪我をしていて、「自分のパフォーマンスに満足していない」とコメントしていた。彼は怪我をしていることを、わざわざ自分から言わないので、怪我は周囲からの話なんだけど。

スピードが若干落ちたと見る人もいるけど、僕は、3週間か1か月前と今を比べると、彼は素晴らしかったと思う。すごく良くなっていたよ。

だけど、彼が羽生と競うことは期待していない。特に現時点では。

その通り。

でも、彼には世界選手権や四大陸選手権に出て、トップ10とかトップ6内に入ってほしい。どう思う?

難しい質問だね。彼は間違いなくPCSで点数を得るだろうが、ベストを尽くすだろうが、厳しい競争がある。彼が世界選手権の3枠目に入る保証はない。

田中刑事が、全日本で驚くようないい演技をして、(高橋たちの)計画をぶち壊すかもしれないし。

 

僕が判断する立場なら、世界選手権の3枠目は高橋に与えるね。

もちろん僕だって、100%応援したいよ!!

なぜかって、彼はコンポーネンツで評価され、4回転ジャンプはないけどステップシークエンスでポイントを稼いで、スピンが改善され、今大会ではトリプル・アクセルが素晴らしかった。コンポーネンツで高得点を得た。
彼は、「後輩スケーターたちのスポットを奪いたくない」と言っていたけれど、僕が思うに、後輩スケーターたちはステップアップしていない。
実際のところ、高橋の復帰によって、彼らはバーを上げざるを得なくなった。それは、後輩たちにとってもいいことだよ。

そうだよね。

なぜなら、来年は、もっとうまく滑らなくてはいけないからね。
日本男子は上位2人だけで、第3の男はステップアップしていない。ソチオリンピックからね。

 

あの時は、町田紳士がいて、織田チャップリンがいて、いろんな選手がいて層が厚かった。
女子の場合とは少し違うけど、日本女子は男子に比べて現時点で層が厚い。だから、君に同意するよ。残り1枠は空いたままだ。
枠を獲得する資格があるのは、二人だけだ。

 

だね。彼は四大陸に行けるし、3枠目も手にできる。てか、織田チャップリンも行けるよ。競技会に出てないのは知ってるけどね。
だって、日本男子は、田中刑事はこの数年、ステップアップできずに停滞している。
トップの選手たち・・・確かに男子はものすごく強い部門ではあるけれど、グランプリシリーズで、彼の名前は会話にもあがってこない。

 

そうだね。ジュンファン(?)は機会をつかみ、扉を開けて飛び立とうとしているけれど、刑事は、僕らがお気に入りだったNHK杯などで一瞬の輝きを見せたが、その後は横ばいだ。だから、僕は高橋が見たい。意見を変えさせてもらうよ。(世界選手権には高橋を??) 僕は、最前列に座って高橋が滑るのを見たい。

 

(以下、わからない部分があるのでテキトー訳)

ステップでハートを射抜かれるんじゃない?

 

あったりまえだよ。そうじゃなかったことがあるかい?

 

「モスクワの鐘」で歌ってる君が見たいね。(オペラっぽく歌いだす) 歌詞は知らないけど。

 

アハハ。予想外の点もあったけど、音楽は風の音みたいなものだから気にしない。彼が滑るのを見られればいいよ。あの曲に乗せて、高橋大輔はとてもクール。それは存在そのものであり、彼は正直で誠実な演技で魅了することができる。
もちろんそれは、年を重ねることで、他の選手たちよりも芸術的なモノの見方、考え方が容易になっているからでもある。そのことに感謝すべきなのかどうかわからないけど、彼はすでにソチオリンピックのときと同じポジションに到達している。
なんていうか・・・

 

彼はよくなったよ。

 

まだ改善の余地があることはわかっている。別の焦点があることも。明らかに、道半ばであることもね。

 

彼が怪我をせずに、怪我の状態がもっとよくなれば、スピードは戻ると思う。そうすれば、すべてが戻ってきて、ザグレブそうなれば、全日本でもっと確かな演技ができるだろう。

(以下略)