オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

宇野昌磨全日本三連覇!! 選手としての生きざまを見せてくれて、ありがとう。

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点数がどうとか、ジャンプが成功するとかいうことよりも、

演技からその人の生きざまが見えることに、胸を打たれることがある。

 

この2日間の宇野昌磨の演技は、まさにそんな感じだった。

 

昨シーズンからずっと負荷のかかっていた足首が、顔をゆがめるほどの痛みを伴って、何らかの故障を抱えていることはわかっていた。

それでも出てきて、演技をするだろうことも、わかっていた。

 

知りたいのは、その状況で、昌磨がどんな人間性を見せてくれるのか。

逃げ道を残しつつ演技をして、演技構成点の高さで、かろうじて三連覇するような試合なら、全日本選手権は残念なものとなる。

 

ほとんどのジャンプを失敗しつつ、照れ笑いを浮かべながら優勝することも考えられた。

 

でも、昌磨は、凡人の予想を一笑に付すかのように、超人的な集中力と気合で、神がかった演技を見せてくれた。

 

怖ろしいまでの気迫に、リンク全体が凍りつく。

邪悪なものを寄せ付けないような、確信に満ちた瞳。

 

私は、月光の中で立ち尽くす人のように、ただ演技の衝撃を受け止めていた。

 

クリスマスイブに、お腹の底から力を込めて、「優勝おめでとう」と叫べる幸せをありがとう。

昌磨、あなたは本物の全日本王者です。