前の記事からの続きです。
鼻から流血しながら、全ロシア選手権の会場に駆け付けた雪豹コリヤダ君は・・・
勝手な翻訳につき、内容について記者と選手は一切の責任を負っておりません。
By Tatjana Flade
スピンで景色がぐるぐる回るよ～
医師は最終的に競技に出る許可を与えたが、コーチは、「出るかどうかは、あなたに一任するわ」と言った。
コリヤダ君は、何があっても出場すると決めたそうだ。
「言うじゃないですか『やらずに後悔するより、やって後悔するほうがいい』って」
演技の後、とりわけフリーの演技の後、コリヤダ君は、ほとんどぶっ倒れそうだった。が、フリーの演技での大きなミスは、トリプルルッツで転倒したのみだった。
「正直、意識を失いそうだったよ」と、23歳のコリヤダ君は回想する。
「何が起こったか、あんまり覚えてないよ。ステップを半分やったところまでで、記憶がぶっつり。もちろん、スピンも覚えてない。
スピンをしているときに、鼻がツーンとして、痛かった。気分が悪くて、呼吸が乱れて。呼吸が乱れると、プログラムのリズムも崩れて、元に戻すのが難しかったんです」
コリヤダ君、ドーピングを疑われる??
「滑った後、こんなに具合が悪かった経験はない。誰が来て何を言ったか、まったく覚えていないんだ。
テレビ局のクルーのところに行ってインタビューを受けたけど、何を話したか覚えてない」
「こんなコンディションだったから、焦点が合わずに視界がぼやけていた。で、関係者に反ドーピング管理センターに連れて行かれて、星印とか点を見せられて・・・。医師が、『こりゃあ酸素不足だ、低酸素症だ』って」
数日後、コリヤダ君は快方に向かったので、授賞式には参加したが、賢明な判断をしてエキシビションへの参加は見合わせた。
しかし、準備していた新エキシの楽しいナンバー「チャーリー・チャップリン」を披露できなかったことは、悔やんでいる。
雪だるま
セントペテルスブルクの自宅に戻って後の計画は、医者に行って休養し、健康になって1月2日には、ヨーロッパ選手権の準備のために滑り始めること。
コリヤダ君は、今回の試練から、多くのことを学んだと感じている。
(意訳)初期に対処しなかったことを反省しているという意味に受け取りました。
彼は、今回の状況を家の前の雪だるまに例えてみせた。
「最初は小さくて、『まだ大丈夫、我慢できる』と思う。だんだんひどくなるけど、『まだ、なんとか我慢できるぞ』と思う。問題に目をつぶって、『うまくいってる、すばらしい』と思う。そのうち、巨大になった雪だるまに押しつぶされて、『やばい！』と気が付いたときは、外に出ることはできない。で、シャベルを持ってきて穴を掘り始めるんだ」。
自分を客観的に見られるように
「思考方法も変わったと思います」と、コリヤダ君。
「全ロ選手権のことは考えないようにしました。余計なことを考えて、ストレスをためこむのはやめました。自分にプレッシャーをかけないように、って。だって、退院した後、何が起こるかわからなかったわけですし。
自分を客観的に見るのは、面白かったよ。自分をうまくコントロールできれば、よし。コントロールできなければ、改善の余地があるということ。実際には、常に改善の余地はあるわけですが。なんというか、つらいというより、有用な経験だったと感じています」
ヨーロッパ選手権では4回転3本
秋に出場したチャレンジャーシリーズ3大会すべてで表彰台に上ったコリヤダ君は、1月21日にベラルーシのミンスクで始まるヨーロッパ選手権の準備に関しては、楽観視している。
「まだ十分な時間があるので、準備できます。病気になるまで、プログラムに3本の4回転ジャンプを入れていました(サルコウ1本とトゥループ2本)。
ヨーロッパ選手権では、このバージョンでいこうと思っています。シーズンの始め、この構成でいくと話しました。
というか、いろんな構成を試して、自分にできることとできないことを感じたので、最終的にこの構成を選んだんだ。気にいっているし、できる。やらなきゃいけないと思ってます」
(完)
【追記】
先ほどは、時間がなく、翻訳をざっくりアップして外出してしまいました。
なので、誤訳とか誤字・脱字がいろいろあるかもしれません。いつか、ある日、突然、修正するかもしれません。
結論としましては、世界選手権で、かっこいい雪豹のシャープな演技が見たい!!
キュートなチャーリー・チャップリンが見たい!!
ヨーロッパ選手権で、引退するハビエル・フェルナンデスの7連覇を阻止しちゃいそうで心配(笑)
以上です!!
おやすみなさい。
