こんにちは。
「昌磨が、チャレンジ・カップに出場する」というニュースを聞いて、「忙しい人ですなぁ」と、あきれている驚いている種子島ぴーです。
四大陸選手権が、2月4日から10日までアメリカであって。
世界選手権が3月22日から24日まで日本であって。
そこに、オランダで2月21日から24日までって・・・おぉ、ちょうどええよ!!(笑)
しかし、「チャレンジ・カップ」と聞いても、正直ピンときませんでした。
そういえば、昨年は、確か平昌オリンピックとほぼ同じ日程で開催されて、樋口新葉選手が参加していたのを、複雑な気持ちで見た記憶があります。
「オリンピックの裏で他の大会に出るって、精神的にしんどいだろうなぁ。すごいガッツだなぁ」と。
本郷選手と本田選手も出ていましたよね。
三人とも、すばらしい精神力です!! さすがに演技中のテンションは高くなかった記憶がありますが、間違ってたらすみません。
そんなこんなで、「チャレンジ・カップ」について実はよくわかっていない自分のために、ここでおさらいしてみたいと思います。
すでに詳しい方は、読み飛ばしてください。
どこで、誰が、何のために開くのか。
チャレンジ・カップは、インターナショナル・チャレンジカップとも呼ばれているようです。始まったのは、1970年代の終わり。開催地は、オランダのハーグです。
大会名は何度か変わっています。
エンニア・チャレンジカップとか、エイゴン・カップとか、大会スポンサーによって冠名が変わるようです。
エイゴンは、オランダのハーグに本社を置く世界的な保険会社です。エンニアも、オランダの保険会社のようですね。
男女シングル、ペア、アイスダンスの4部門がありますが、参加者がいなければその部門はなくなります。
大会自体が中止になった年も、2度ほどあるようです。2011年も中止。理由を知りたいけど不明です。
大会の公式サイトを読んでみましょう。
2月の21日から24日まで、オランダのハーグにあるUithofスケートリンクで開催され、チャレンジ・カップと全オランダ国内選手権の場となります。
全日本選手権みたいな感じで、全オランダ選手権の場も兼ねているわけですね。
チャレンジ・カップは、10歳からシニアまでの若く、新進気鋭の才能を持った選手が、仲間と共に、世界レベルで自分の実力がどれくらいかを測る大会です。
昌磨レベルだと、どうなんだろう。「新進気鋭の」って感じでもないような…。
さらにこの大会は、4週間後に日本の埼玉で開催される世界選手権と2週間後にクロアチアのザグレブで開催されるジュニア世界選手権のための、「最後の準備・調整の機会」または「出場資格を得るための機会」としての役割を担っています。
世界選手権は3月22日~24日。ジュニア世界選手権は、3月9日~10日です。
「海外の方もこの大会を世界選手権前の腕試し、リハーサルとして利用してください」と、堂々と宣言しちゃっているわけですね。
全日本選手権を、「みなさん、腕試しに使ってください」とはアナウンスしないので、そこには理由があるようです。
国内タイトルは、オランダ人の参加に懸かっています。
各カテゴリーでベストな成績を収めたオランダ人選手が、国内チャンピオンになります。
オランダ選手権は、オランダ人選手の参加が少なくて、開催が危ぶまれているのだろうか? 男子だとトーマス・ケネス? キビシイですね。
オランダのフィギュア人口はとても少ないようです。スピードスケートはすごいですけどね。
チャレンジ・カップは、今もこれまでも、高い評価を得ている国際大会です。
オリンピックレベルのオランダ人選手を生みだすと同時に、多くのオランダ人と世界中の人々に、フィギュアスケートへの関心を高めてもらうことを目指しています。
なるほど、なるほど。
昌磨や紀平梨花選手には、世界選手権前の最終調整をしつつ、オランダのフィギュアスケートを盛り上げる使命があるわけですね。
であれば、たいへんすばらしいですね。
スケジュール
日本選手が関係あるところでいえば、
●2月21日(現地)
オープニングセレモニー。
アドバンス・ノービス 男子・女子ショート
ジュニア 男子・女子ショート
●22日
アドバンス・ノービス 女子フリー
ジュニア 女子・男子フリー
シニア 男子ショート
●23日
アドバンス・ノービス 男子フリー
ベーシック・ノービスA 男子フリー
シニア 男子フリー
シニア 女子ショート
●24日
ベーシック・ノービス 女子フリー
シニア 女子フリー
表彰式、スケート・バトル/エキシビション
スケート・バトルって何?
マックス32人のスケーターが、新しいフォーマットで競います。
コンテンポラリー音楽で1分間の即興で滑る・・・2人が向かい合って滑るなどいくつかのプログラムがあり、DJも入って盛り上がっていきましょう!!みたいな・・・
昨年もあったようですが、よくわかりません。
スケートの楽しさを、伝えるためのものなのか?
昌磨先生が出るとも思えないが…。
とにかく、このくらいの知識を仕入れておけば、友人とのフィギュアトークで困らないと思います(笑)