オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

四大陸選手権スタート。昌磨がフリーで無茶しそうで怖い!!

こんばんは。ネタバレが含まれるので、四大陸選手権の地上波放送がスタートしてから記事をアップしようと思う種子島ぴーです。

 

本日の昌磨は、6分間練習でリンクに入る直前まで、一人だけ遠くで何やら話し合い中。もしかして、突然棄権するのではないかと、私をビクビクさせます。

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どしたの?

 

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「おーい、僕の前だよ」と、声をかけてあげるやさしいヴィンス。

前のグループで、韓国のジュンファンが、97.33という得点を出しており、それが最終グループに重くのしかかります。

100点超えるしか、上に行けない感じですからね。ドキドキ

 

本日の昌磨は、演技スタート前から、いつもとちょっと違った気がしました。

いつもはスタート位置について神の降臨を待ち、あっちの世界に行ってから演技を始めるのですが…

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静止してから、一回まばたき。

完全に集中する前から動き出した気がしました。

冒頭の4回転トゥループは、ぐぐぐっと着氷をこらえますが、手がほぼ氷に着く体勢となってしまい、大きく減点。

続く3Sと3Tのコンビネーションは、1本目の勢いがあまりなく、2本目を2回転にするかなーと思ったら、気合の3回転。しかし、残念ながら、着氷した後、詰まってしまいました。

「やはり、足首に来ているんだろうなー」「練習できてないからなー」「ジャンプ3本とも減点されたらどうしよう」と、本人より私が緊張して硬直(笑)

 

が、続く3Aは、走り幅跳びのようにきれ~に流れて大きく加点がつきました。ほっ。

ステップは、いつもほど入魂な感じはしなかったのですが(あくまでも昌磨比で)、みなさんの印象はどうでしょうか。昌磨本人も、不完全燃焼なのではないかと推測します。

 

90点台を超えたし、今できることがやれて、フリーで巻き返せる!!と思いました。

が、問題は4位という順位ですね。

負けず嫌いな昌磨のこと、猛烈に自分に腹を立てて、フリーの構成を上げようとするのではないかと心配です。

どこかの記事で、「フリーの4回転は2本にする予定」と読みましたが、3本、4本にして無謀に攻めてきそうで怖い。

頼むから、足首、ご自愛ください。

 

報われたヴィンス。

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神の降臨といえば、続くヴィンセント・ジョウ選手は、集中力がほかの選手とは違うのが、演技開始前から見て取れました。

冒頭の4回転ルッツ+3回転トゥなんて、無我の境地で跳んでましたね。

100.18点と100点越えしましたが、私はもっと出るのではないかと思ってました。

 

というのも、2位に着けたチャ・ジュンファン選手が、97点を超えていたからです。

ヴィンスは4回転ジャンプ2本を完璧に跳んだし、表現も情感がこもっていたので、もっと差が開くと思いました。

 

風変わりなシンデレラの世界観が気になる。

そのジュンファン選手ですが、SPの「シンデレラ」の世界観に、とても興味をそそられます。

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「シンデレラ」と聞くと、華やかな王子様をイメージするのですが、いつものように無表情。一切の笑顔なしで、ものすごいスピードで、ガンガンすべっていきます。

途中からメトロノームのような音がカッカッカッカッとバックミュージックに加わり、正直、おどろおどろしいのですが、表現以外はすばらしい出来で、高得点をマーク。

後に滑る人々にプレッシャーを与えました。表彰台に乗ると思われます。

 

一皮むけたハッピー・ボーヤン

そして、無事にビザをゲットして、米国入りしたボーヤン。

本日も、泣きそうな顔でスタート地点にたたずみます。

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やっぱり。さびしいの?

冒頭の4Lzの着氷に失敗したときは、「やはり駄目か!!」と思いましたが、違いました。4T+2Tを決め、3Aを決めると、グランプリシリーズで酷過ぎるセカンドマークを付けられた借りを返すかのように、殻を破ったはじけたステップを見せます。

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ヘイ、ベイビー!!

国内選手権の演技はまぐれではなかったことを証明し、別人のように磨かれた表現力も披露してくれました。

短期間でここまで変われるなんて、やはり一流選手は違いますね。

 

刑事選手、シーズンベスト更新

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最初の4回転サルコウは着氷が乱れてしまいましたが、コンビネーションジャンプとトリプルアクセルは成功。

コンビネーションは、1本目の軸が傾いてひやっとしましたが、熟練の技で立て直します。そして、トリプルアクセルからステップに入る流れが、とても素敵。

存在感のあるスピンと合わせて、すばらしい演技だったと思いました。

シーズンベストも更新し、フリーでどこまで追い上げるか楽しみです。

今シーズンはまだ、ステップで心から盛り上がれるウィリアム・テルを見ていないので、待ってますよ!!

 

友野君、今季一番のステップ

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一応、報告させていただくと、ミーシャはキスクラに現れませんでした(ほっ)。

友野選手は、冒頭の4回転サルコウで転倒があり、続くジャンプがコンビネーションにできなかったりしたのですが、そんなことが気にならないくらい、ステップに心を揺さぶられました。

今までで、一番、感情のこもったステップだったように感じました。

フリーの「リバーダンス」で盛り上がって、10人抜きぐらいしてほしいですね。

さぁ、パーティの2晩目の結果はいかに!!