オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

高橋大輔が開くフィギュアスケート“選手”の可能性。

こんばんは。浅田真央ちゃんの宮中ローブ・モンタントと、高橋大輔氏の光源氏で、華やかな一週間だと思う種子島ぴーです。

真央ちゃんの美しさは言葉にできないので、高橋大輔氏のお話を。

 

 

高橋大輔選手が、このタイミングで「氷艶」をやると聞いて、すごい人だなぁと思った。

こういうショーは、かなり前からスケジュールが決まっているものなので、現役復帰を表明したときには、もう契約をしていたのだろうと思ったら、やはりそうだったらしい。

 

4年のブランクを経て、第一線に戻ろうと決意するだけでもすごいのに、大きな仕事を控えて尚、第一線への復帰を目指す。

 

同時並行でいろんなことをやれないタイプの私なら、「時間がない」「大変そう」と思っただけで、ストレスを感じてプチパニックになっちゃいそう(笑)。

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なのに、大輔氏は、「『氷艶』への出演が現役選手として障害になることはないのか」と尋ねた演出家の宮本亜門さんに、「そんなことはない。フィギュアスケートの可能性を最大限に広げたいんです」と、答えたそうな。

 

世の中のいろんなことは、年齢とともに経験値や周囲を巻き込む力がついて、よりスケールの大きなことができるようになったりするものだけど、

フィギュアスケートに関しては、スケートだけやって、20代半ばになると「そろそろですかね…」みたいな雰囲気になって、引退して終わってしまう。

 

大輔さんが触発されたという銀行員の山田耕新選手や女優と両立させている本田望結選手もいるけれど、

一度引退してから戻ってきて、ほかのことにも挑戦しながら現役を続けるって、あんまりなかったケースだと思う。

 

だから、高橋選手がやろうとしていることは、どれも新しく、どれも勇気がいることで、どれも後輩たちの道しるべになると思う。

 

「滑れなくなるまで一生現役」っていうのも、何気ない一言のように聞こえて、とても重く、勇気のいる言葉。

「今までにないフィギュアスケート選手のあり方を、自分で創り、切り開いていこうとしているのだろうか」と思った。

 

ファンタジー・オン・アイスやカーニバル・オン・アイスへの出演がOKで、「氷艶」はNGっていう道理はないから、他の選手にとっても、目からうろこかも。

 

表現力や舞台度胸が付くのはもちろん、重たい衣装で滑って筋トレになったり、持久力がアップしたりするのだろうか?!(笑)

『氷艶』を経て、試合でどんな滑りを見せてくれるのか、期待しかない来シーズンの大輔氏である。