こんばんは。ものすごく眠たくて、明日の男子フリーまで気力が持ちそうにない種子島ぴーです。
こんなことではいかん!! レッドブル、プリーズ!!
さて、今日の女子フリー、すごい試合でしたね。
私は、坂本選手に金メダルを手にしてほしかったわけですが、それでも、結果には大納得しております。
かおちゃんも紀平選手も宮原選手も、たいへんな努力と精神力で、すばらしい演技をみせてくれたと思います。
それでも、上位3人は、それ以上の凄みがあったと思います。
カメラが回っていないと思われている瞬間のグリーンルームの様子が一瞬映りましたが、怖い。怖すぎる。
日本の選手は、やさしすぎるのかもしれません。
神がかっていたトゥルシンバエワ選手
さて、本日、私がいちばん拍手をして叫んだのは、銀メダルのトゥルシンバエワ選手の演技でした。
四大陸選手権のフリーでは、安全策を取るよりも4回転を跳ぶ道を選んで、砕け散ってしまったわけですが。
にもかかわらず、世界選手権前のインタビューで、「フリーのプログラムには、4回転を組み込んでいます。逃げるつもりはありません」と答えていて、ゾクッとしました。その時点で、もう十分に凄味がありました。
彼女が、亡きデニス・テン選手への思いを語っていたこと、彼女の声が予想外に低かったことも、関係していたかもしれません。
今回、「the D10 World photo exhibition」が会場で開かれていたので、トゥルシンバエワ選手がスタート位置についたとき、なんとなく、デニス・テン君と一緒に滑るような気がしました。
冒頭の4回転サルコウを決めて、大拍手!!
大技を決めた後に集中力が切れる選手も多いですが、細い体で、次々にジャンプを決めて、楽しそうにクルクルとステップを踏む彼女に、とても幸せな気分をいただきました。
カザフスタン女子に初めてのメダルをもたらしたエリザ。
ISU公認試合でシニア女子初の4回転ジャンプを跳んだエリザ。
「the D10 World photo exhibition」の開催に尽力されたファンの方々の想いも、彼女を後押ししたのではないでしょうか。
2週間で別人になったメドベージェワ選手
ここしばらくで初めて、メドベージェワ選手の演技に感動しました。
今日の演技は、オリンピックの時よりもよかったと思う。
ロシア・カップ・ファイナルで優勝したときは、ジャンプも回転が微妙なものが多く、無理やりポーズで決めている感がありましたが、今日は、ジャンプの回転速度も速くなっていて、回転もしっかり。
私は、顔で芝居をするようなメドベの表現力が、あまり好みではなかったのですが、今日は顔ではなく全身から何かをかもし出していると感じました。
世界選手権への派遣をめぐって、「リーザが行くべき」という声も大きかったので、死に物狂いで練習したんだと思います。
それで、本当に演技をがらっと変えられるのだから、トップに立ってきた人はすごいと脱帽です。
メンタル強すぎなザギトワ選手
目の前で、平昌銀メダリストのメドベージェワのすごい演技を目にして、プレッシャーをかけられたはずの平昌金メダリストのザギトワ選手。
プログラム構成が複雑なので、歯車が狂うと大変なことになってしまうぞ・・・という場面で、今季最高の演技をしてみせるとは!!
身長が伸びて、最近ずっとジャンプに苦戦していたのに、この大一番で圧巻の滑り。
演技を終えて緊張が解けた後、号泣していたので、ここに来るまで相当苦しんで、恐怖もあったと思います。
そういうわけで、神がかっていた人と別人に変身していた人と鋼の心臓を持った人が表彰台に乗ったので、大納得の順位でした。
マライアも、強い精神力を見せました!!
そして、韓国方面からインスタでバッシングに合っているマライア・ベル選手。
スピードがいつもよりなくて、正直、ちょっと疲れているように見えました。
でも、致命的なミスはなく乗りきって、このガッツポーズ。
みんな、すごいですね。
彼女たちのパワーをもらって、自分の人生に活かせればいいのですが、とりあえず私はヘロヘロなので爆睡したいと思います。