オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

「大きくまとめると、自分にがっかり」な宇野昌磨に、がっかりしていない私。

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「残念」という言葉が出てこない、この感じ。なんだろう。

 

6分間練習でリンクに入る前から、何度も顔を触ってナーバスになっていた昌磨。

6分間練習の間、ジャンプを跳ぶより考えている時間が長いように見えた昌磨。

スタート位置についてポーズを取ってから、曲が始まる前にまばたきした昌磨。

 

これは!! まずい展開になるときの昌磨では!!!

そして、「月光」の世界に入り込む前に、演技がスタート。

 

不安は、的中してしまいました。

最初の4回転サルコウは、完全に跳び急いでいたと思う。

こんなに緊張している昌磨は、初めて見た。

 

ジャンプの一つや二つ失敗しても、果敢に攻めていく昌磨だから、私も逃げずに演技を見つめていたけれど、もしかして、どこか悪くない?

 

呼吸が苦しそうだったし、トリプルアクセルの後、苦痛で顔が歪んでいたよね?

四大陸の後、宣言通り、無理をして練習してしまったのだろうか?

言い訳をしない人だから、ちょっと心配。

 

「宇野選手は、表彰台を3年ぶりに逃しました」・・・と聞くと、改めてすごいことだと思う。

試合に出ずっぱりで、3年間も表彰台に乗り続けていたなんて。

3年間のうちには、こんな試合もあるよね。なきゃおかしい。

 

本当は、早く一人になって悔し泣きしたいんだと思うけど、踏ん張ってインタビューに応じる昌磨。

気落ちしすぎて、声を出す気力もない様子。

 

「自分への課題が見つかったと言えば聞こえはいいですが、自分に負けてしまった」

「これが自分へのプレッシャーをかけた結末なのかな、と思いました」

 

昌磨のインタビューは、勝っても負けても心を打つ。

「正直、大きくまとめると、自分にがっかりです」

 

ありがとう。

そう言ってくれると、ファンとしては、期待が膨らむ。

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悔しい思いをするたびに、大化けするのが宇野昌磨だもん。

 

 

自分にがっかりしている昌磨に、ちっともがっかりしていない私がいる。

今シーズンの、素晴らしい演技の数々にありがとうと言いたい。

そして、お疲れ様でした。