賞金も魅力の国別対抗戦
こんにちは。宇野昌磨選手の演技に満足して、知恵熱が出てしまった種子島ぴーです。
さて、国別対抗戦、終わってみれば、すばらしい大会でしたね。
シーズン最後にお疲れのところ、遠路はるばる駆け付けてくれた、海外チーム。
大会前に読んだ米国の記事によれば、FIGURE SKATING Preview: Strong U.S. team looks to be favored in World Team Trophy in Fukuoka - The Sports Examiner
Is this event important? Not really, but the skaters report that it’s fun and it is a rare opportunity for a team competition, which is also part of the Olympic program now. There is also money attached: $200,000-170,000-160,000-150,000-140,000-130,000 for the teams placed 1-6, to be split equally among the eight skaters. So the winning team members each get $25,000 for their effort.
国別対抗戦は、そんなに重要な大会ではなく、米国では放送もされないものの、選手たちにとっては、
・楽しい。
・オリンピック種目にもなった団体戦が経験できる。
・賞金がもらえる。 という楽しみな大会のようです。
賞金を8人のメンバーで分けると、優勝チームは、本日の為替レートで一人当たり277万8000円ゲットできるとのこと。
すばらしい!! コーチや関係者の支払いがどうなるのか知りませんが、大会の賞金を手に来シーズンの活動ができる奨学金大会ととらえれば、たいへん意味がありますね。
一夜あけて、心に残ったシーンベスト10
さて、感動の場面はたくさんありましたが、一晩眠って尚、私の記憶に深く残っているシーンを列記してみました。
1位 キスクラのあの人
昌磨のセーラームーン姿じゃないですよ。
私が心ひかれたのは、おとなりのこの方!!
問答無用でツボです。昭和のお母さん的な?!
2位 リーザを食べるミーシン
前々から、キスクラでのサモドゥロワとの距離が近すぎるような気がしていたミーシンコーチ。しかし、文化の違いですから、祝福には気持ちを込めなきゃね。いやしかし、コリヤダ君とサボタリョーワコーチの抱擁より熱すぎる気も・・・
今回、フリーで素晴らしすぎる演技をして戻ってきたリーザに対して、喜びを爆発させたミーシンコーチ。
なんと、リーザをむしゃむしゃ、もぐもぐ食べようとしているかのように見えて、びっくりしました!!
3位 昌磨先生、安定のメダル持ち
いつ何時カメラを向けられても、瞬時に完璧な型を披露してくださる昌磨先生。
これはもう、条件反射ですな(笑)。
4位 来シーズンの衣装研究に余念がないネイサン・チェン
大会前のジャパンタイムズの記事によれば、
世界選手権から国別対抗までに2週間の休みがあった選手もいた。
が、ネイサンは「スターズ・オン・アイス」のために日本に留まってから、イェール大の授業に出たので、1週間だけだった。
来月20歳になるネイサンは、大会の間が近くても、調子はいいと話す。
「身体的には問題ないよ。日本に行って戻るスケジュールが、ちょっぴりタイトだったけどね」
(中略)
国別対抗戦で演技の構成点を落とす理由は、帰宅する期間が短くなってしまったから。
「コネチカットに1週間しか戻れなくて、大学の試験がたくさんあったので、ほとんどの時間を勉強に充てていた。シーズンの終わりなので、この大会は、体をリカバリーするのにいい機会だととらえています」アメリカに戻ったら、すぐに次のシーズンの振り付けを始める予定。すでにシェイ・リーンに連絡を取っている。次のショーで披露したいとのこと。
ということで、次のシーズンに向けて、衣装構想にも余念がないネイサン。
昌磨の衣装を念入りにチェックしていました。
フリーの前も、やっぱ気になるご様子。
来シーズンの衣装が楽しみですね!!
たぶん、変わらんと思うけどな(笑)
5位 ぬいぐるみ系かぶりものは任せろ!!
ルークとのお付き合いが始まって以来、ぬいぐるみ系かぶり物の着こなしがお手の物となった昌磨。
頭の丸味を活かして、ジャストフィットな着こなし。
これ、かなり気にいっている様子で、随所でピコピコ耳を動かしていました。
6位 すばらしすぎる演技に、本人も鳥肌のリーザ
すべてにおいて素晴らしかったトゥクタミシェワのフリー。
演技後に、うるっときていましたね。
そして、満場のスタンディング・オベーションに、「鳥肌がたっちゃった」というようなジェスチャー。(違ったらすみません)
ガッツポーズは数あれど、こういうポーズは珍しいのではと思いました。
忘れられない演技です。
7位 のど飴を食べながら試合に出る男、ネイサン
大会前日に日本入りした時差をものともしない男、ネイサン・チェン。
風邪をひいていたらしく、6分間練習の途中に、のど飴をお口にポイッ。
演技の順番が来てリンクに出てからも、口をもぐもぐさせていましたよね。
大物すぎる。
8位 疲れているときにややこしいことを聞かせる修造
昌磨のフリー構成について、「挑戦」と「無謀」というキーワードで、うまいこと言おうとする修造氏。
興奮と疲労でぐったりした脳ミソで、「僕はね~、挑戦と無謀は違うと思うんですよ。~であれば無謀、~であれば挑戦」などなど言われても、頭が働かず(笑)
試合後の番組でも、織田ちゃん相手に「今回は、挑戦だと思いますか、無謀だと思いますか、織田さん?」。まだ言うか!!!
まさか織田ちゃんには答えられないだろうと思っていたら、「僕は、前半であれば挑戦、後半であれば無謀ですね」と、さらに難解なことを仰る織田部長。
わかんねーよ!!(笑)
9位 インタビューで、紀平選手に気遣いをみせる昌磨。
フリーの演技がうまくいかず、演技後に「ごめんなさい」と手を合わせていた紀平梨花ちゃん。
試合後のインタビューで、「シニアに上がったばかりなのに、紀平選手に大役を負わせてしまって、もっといい状態でつなげられなくて申し訳なかった」と、さらりと気遣う昌磨。
彼女が、日本チーム最終演技者というプレッシャーを負っていたことを、初めて気づかされる私。昌磨先生の気使いは、まさに“天然”。人工的でないところが、すごいと思いました。
10位 すっきりしたリンクの広告
久しぶりに見た、美意識の高いフィギュアスケートの大会らしいリンクの様子。
海外のチャレンジャーシリーズなどでは見られますが、グランプリシリーズなどではコテコテのことが多いので、なんかほっとしました。
やはり、バックに電話番号とか「痩せる!!」とか「近日公開!!」とか書いてないので、選手の演技が映えます。
時間が立てばいろいろ思い出すのだと思いますが、とりあえず、現時点で心に刻まれたシーンです。
それにしても、キーガン・メッシングさんやナム君の演技が放送されなかったのは、本当に残念です。
国別何だから、参加国全部映してくれ~