こんばんは。宇野昌磨選手が参加している韓国の「オール・ザット・スケート2019」が無料で見られると聞いて、昨日はパソコンでSBS放送を見てしまった種子島ぴーです。
大まかな感想で言うと、ゴージャスで見ごたえのあるショーでした。
「え、これ無料で見ていいの?」と思うような、太っ腹な2時間放送でしたよ。
これまでの印象から、「キムヨナがくねくねして、周りで他のスケーターが盛り上げる」というイメージを想像していたのですが。
そこはまぁ、そこそこで(笑)
すり鉢状の客席(ソウルオリンピックで使われた施設?)に満員の観客。ダークな照明の中、
- 昌磨のほかに
- 2018、2019年世界王者のネイサン・チェン
- 銅メダル&7年連続ヨーロッパ選手権優勝者のハビエル・フェルナンデス
- 銀メダリストで現世界王者の隋文静、韓聡中国ペア
- 銀メダリストで現世界王者のガブリエル・パパダキス&ギヨーム・シズロン(アイスダンス)
- 現ヨーロッパ選手権王者のヴァネッサ・ジェームス&モルガン・シプレ(ペア)
という超一流の海外ゲストスケーターが、プログラムの前半と後半で2曲も人気のナンバーを滑るんですよ!! すごくお値打ちなショーですよね。(☜ゲスい)
雰囲気は全体的に、日本のアイスショーより硬質な感じ。
ほんわかムードはほとんどなく、粛々とプログラムは進んでいき、各ゲスト、気合が入った演技をしていたので、見ごたえがありました。
思うに、ゲストスケーターたちは、相応なギャラをもらっているのではないでしょうか。(☜ゲスい)
いくらキムヨナが国民的スターと言っても、今のスケーティングで満員の会場を納得させるのは無理だと思いました。
彼女はジャンプは跳ばず、後頭部に手をまわしてクネッとするいつものポーズを中心に展開していましたが、
エッジが浅く、転ぶんじゃないかとドキドキ。
スケートって、筋肉が必要なんだなと改めて思いました。
男子シングルで最初に登場したのは、ネイサン。
キレキレの「ネメシス」で4回転ジャンプも跳びました。
昨日のネイサンは、ショーを通じて4本ぐらい、4回転ジャンプを跳んでました。すごっ!!
後半に滑った「next to me」も、見せ場になるとオオオオーッと大歓声でした。
今回、ネイサン、昌磨、ハビの3人が、互いにインスパイアされていい演技をしていたと思います。
そういう意味では、昌磨、参加してよかったよね!!
昌磨の1曲目は、「グレスピ」。ネイサンには負けられないぞ!!
パワーあふれる演技に、会場も大盛り上がりでした。
幅のあるトリプルアクセル2本、最後のループ?の着氷が乱れましたが、気合十分でした。
が、全身に力も入っていたようで、珍しく途中で呼吸を整える様子が。
それだけ、緊張感がある会場だったのでしょう。
後半に演じたプログラム「タイム・アフター・タイム」も、キレと緊張感がありました。
が、まったりとした色気や遊びをまとったプリンスアイスワールドで見せた完成形ではなく、
なんというか、視線がとても鋭い。鋭すぎる。
バーでこんなギラギラした人に声をかけられたら、若干ひくな(笑)
ふと思ったのは、これが“戻る場所がない”ってことなのかなと。
これまでは、試合やショーが終われば、樋口コーチの待つ“巣”に戻っていくという安心感があったと思います。
しばし、一匹オオカミの昌磨なのであった。
韓国のスケーターたちも、いつも以上の力を発揮していたように見えました。
特に、イ・ジュンヒョンは、韓国の男子シングル1人だけの参加。
昌磨、ネイサン、ハビに刺激を受けて、ジャンプもしっかり決めて見劣りはしませんでした。
昌磨がキムヨナショーに出ると聞いて、「女王様に仕える下僕」みたいなことやらされたら嫌だなと思っていました(どういうショーや!!)
しかし、そういうシーンはなく、キムヨナとゲストスケーターたちとの絡みはあっさりしていました。
と思ったら、最後の最後に最悪のシーンが!!
金色の衣装を着て、くねっと台に座ったキムヨナを、4人のメンズが押して登場。
オーーーイ!!
しかし、展示会場の展示物をしれーっと運ぶような表情で、台を押す昌磨。
よく見ると、あんた、笑っとるやないかい!!
確かに、コメディーではあるが、、、
そして、ヨナさんのこの衣装、真央ちゃんのサンクスツアーの衣装とそっくりですけど
衣装担当さん、パクってますよね??
その後、ヨナさんに言い寄るオトコたち…みたいな展開になったので、カンベンしてくれ~と思いましたが、
幸い、キムヨナとの絡みは、ハビとモルガン・シプレにお任せ。
昌磨は、公園のベンチにちょこんと座った子どもみたいな感じでした。
まぁ、昌磨と手をつないだら、保育園のお迎えに現れたお母さんって感じになっちゃうからね。
などなど思っていたら、突然ブチッと放送が終了~~。え? まっいいか。
以上、「オール・ザット・スケート2019」における、宇野昌磨観察記録を残しておきます。