オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

ネイサン、羽生結弦、ザギ、メドベ…ビッグネームが並ぶ上海杯って何?!

ISUの上海杯って何?

こんにちは。種子島ぴーです。


一昨日の中国系ニュースに、 「Shanghai Trophy」の記事が出ていました。
最初は、グランプリシリーズの中国杯の話だと思いました。

 

ただ、Yuzuru Hanyuという文字が見え、羽生選手って中国杯にエントリーしてたっけ? NHK杯ともう一つ、どこだっけ?

…と思いつつ、スルー。


今日、またこのニュースを目にして、「羽生選手の件は、中国紙の間違いだろう」と思ったものの、「中国杯って上海じゃなく重慶じゃない?」と思ったので、ちゃんと読んでみました。


すると、ISUの競技会で、上海杯って別にあるんですね!!

知らなかったです。

 

上海杯の記事翻訳

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Top skaters invited for ISU Shanghai Trophy - SHINE News

トップスケーターたちが、上海杯に招待された

多くのスターフィギュアスケーターの中で、ISU上海杯委員会に招待されたのは、日本の羽生結弦、米国のネイサン・チェン、2018冬季オリンピックの金メダリストと銀メダリスト、ロシアのアリーナ・ザギトワとエフゲニア・メドベージェワ。


大会委員会によると、2019年のISU上海杯(スピードスケートのショートトラックとフィギュアスケートとシンクロナイズド・スケーティングのみ)は、上海オリエンタルスポーツセンターで、10月3-5日に開かれます。

 

2016年に初めて開かれたこの大会は、国際スケート連盟が、都市にちなんで名付けた最初の大会です。

また、冬季オリンピック競技と、冬季オリンピック競技以外の種目が同時に開かれる大会です。

 

今年の大会で、ショートトラックスピードスケート部門で設定されているのは、男子と女子の1000メートル、男子の5000メートル、女子の3000と2000メートルのミックスリレーです。

 

フィギュアスケートでは、男子と女子のシングル、ペア、アイスダンスとシンクロナイズド・スケーティングも見られるでしょう。

 

今年の上海杯は、新シーズンの始めにスケジューリングされています。
つまり、フィギュアスケーターやチームは、練習を続けてきて、残りのシーズンで演技をする新しいプログラムを、披露することになるでしょう。

 

ショートトラックのスピードスケーターたちも、大会ではベストのスタミナ状態で挑むことでしょう。

 

大会委員会によれば、日本の羽生結弦、米国のネイサン・チェン、2018冬季オリンピックの金メダリストと銀メダリスト、ロシアのアリーナ・ザギトワとエフゲニア・メドベージェワといったスター選手たちが、招待されています。

 

中国のペア、スイ&ハンは、上海杯に出場することを確定しました。

中国のシンクロナイズドスケーティングのチームも、初めて国際レベルの大会にデビューします。

2019上海杯のチケットは、7月下旬に販売開始されます。

なるほど。

記事を読むと、ビッグネームなフィギュアスケーターたちは、招待されたけれど、出場は確定していないようです。

確定したのは、ペアのスイ・ハンだけですね。

 

これまでの大会の結果

ISUのサイトによれば、上海杯は、

Invitational international synchronized skating event held for senior teams in Shanghai, China.

中国の上海で、シニアチームのために開かれる、招待者限定のシンクロナイズド・スケーティング大会。

中国スケート連盟が主催です。

元々は、シンクロナイズド・スケーティング限定の大会だったのでしょうか?

これまで、どういう選手たちが出ていたのか調べてみました。

 

【2016年の結果】

2016年は、シンクロ(団体)の結果しかわからず。シングルやペアはなかったのかもしれませんか(☜不確かな情報です)

1 Paradise ロシア
2 Haydenettes アメリカ
3 Team Surprise スウエーデン
4 Nexxice カナダ
5 Team Berlin  ドイツ

すべてチーム名です。


【2017年の結果 男子シングル】

1位 ブレンダン・ケリー(オーストラリア)
2位 張鶴(中国)
3位 モーリス・クヴィテラシヴィリ(ジョージア)
4位 故デニス・テンさん(カザフ)
5位 アレクサンドル・サマリン(ロシア)

 

【2017年の結果 女子シングル】

1位 エレーナ・ラジオノバ(ロシア)
2位 エリザベート・トゥルシンバエワ(カザフ)
3位 マリア・ソツコワ(ロシア)
4位キム・ハヌル(韓国)
5位 カイラニ・クレイン(オーストラリア)
6位ミコール・クリステイーニ(イタリア)

 

男子は5位までで、女子は6位まで。という不自然さ。

参加者が男子5人、女子6人しかいなかったという推測もできます。(☜不確かな情報です)

 

【2018年の結果 男子シングル】

2018年は不明。オリンピックと重なったから開催されなかったのかな。(☜不確かな情報です)

 

ネイサン、羽生、ザギ、メドベは出るのか?

まだ新しい大会なので、団体とか個人とかスピードスケートとか、ジャンルも迷走しつつ、大きな大会に育てていくと思われます。


で、一気に国際大会としての知名度を上げるために、ネイサン、羽生、ザギトワ、メドベというビッグネームを引っ張ってこようとしているのでしょう。

 

彼らは本当に来るのしょうか?


普通に考えると、この時期に無名の大会に参加するかどうかは半信半疑ですが、中国マネーはビッグですからなぁ。

賞金のほかに出演料も、ビッグにもらえそう。

活動費用をビッグに得るには、なかなか良さそう。

って、ビッグビッグってうるせぇですか?(笑)


中国と関係が深いロシアや旧ソヴィエト連邦の国々、ロシア、ジョージア、カザフのみなさんは参加しそう。

トゥルシンバエワ選手とエテリ組の若手急先鋒とか。

 

ネイサンはどうかな? 「自分のルーツでもある中国の大会に出たことがない。それはたまたま」と、インタビューで答えていましたが…。

 

羽生選手は、普通に考えると出ない気がしますが、日本と中国の連盟の関係によっては、あるいは…出るかも?

クマのプーさんを投げるのは中国のファンも多いそうなので、グランプリシリーズでは禁止して、ここで思う存分投げてもらってほしいです。

 

中国の新聞で活字にしたからには、名前のあがったビッグネームが誰も出ないなんてことになったら、メンツをつぶされたことになるのでしょうか。やや怖い(笑)

出場者が気になる大会なので、成り行きに留意したいと思います。