こんにちは。3日もブログを更新していなかった種子島ぴーです。すみません。
今月の19日は、デニス・テン選手の命日です。
この話題にはあまり触れていなかったのですが、
昌磨が樋口コーチの元を離れてロシアに行ってしまう!!という時期と
テン君のお誕生日(6月13日)に追悼の写真やメッセージがあふれた時期が重なって、
沈んだ気分になっていました。
彼が死ななければならなかった理由はどこにもなく、「無念さを抱えたまま逝ってしまったのではないか」と思うと、やりきれない。
亡くなった後で、テン君が祖国のこと、フィギュアスケートのことをいかに深く考えていた人物であったかということが伝わってきて、「これからだったのに」という思いがさらに…。
7月20日に、カザフスタンの中心都市アルマトイで、追悼ショーが開かれます。
カザフのフィギュアスケート界の発展を望んでいた彼の意志をサポートするかのように、スケート界の面々が集います。
その中に、浅田真央さんがいることを、日本人として誇りに感じます。
そして、現役時代と同じようにすばらしい滑りをカザフの方々に見せてくれるであろうと思うと、いっそう誇らしく感じます。うまく言えないんですけどね。
真央ちゃん、何を滑るのかな?
- 共に戦ったソチオリンピックのフリー『ピアノ協奏曲第二番byラフマニノフ』
- テン君を失った悲しみを運ぶ『So Deep is The Night』
- テン君を明るく追悼する『素敵なあなた』『スマイル』『メリー・ポピンズ』
- 1曲通して滑るなら、ジャンプのない『チェロ・スイート』もいいですね。
- 鎮魂の『ジュピター』
- テン君への感謝を込めて『愛は翼に乗って』
- テン君のプログラムの中から何か
どれも素敵ですが、『サンクスツアー』で滑って練習しているプログラムかな。
高橋大輔選手も、ショーでは滑らないものの、アルマトイを訪れるそうですね。
「真の友人に招待状は必要ない」という、カザフからの胸を打つ言葉にジーン。
二人の過去の映像も、「ほんとの友だち」という空気がとても素敵。
テ「は~い。ねえねぇ、は~いって挨拶して」
大「は~い」
テ「大輔が復帰するって知ってる? 来週の全日本に出まーす」
大「んなわけあるかよ!」
カザフのweb新聞のアイスショーの記事を翻訳します。
デニス・テン追悼アイスショー、アルマトイで開催
https://www.inform.kz/en/ice-show-in-memory-of-denis-ten-to-take-place-in-almaty_a3547301
「カザフの有名なアスリート、デニス・テンを追悼するアイスショー『フレンド・オブ・デニス』が、7月20日にアルマトイで開かれる」と、カザフスタンオリンピック連盟が発表しました。
浅田真央、エレーナ・ラディオノワ、タチアナ・タラソワ、ケイトリン・ウィーバー、アンドリュー・ポジェ、イワン・ブキン、アレクサンドラ・ステパノワといったフィギュアスケート界のスターが、2014年のソチオリンピック銅メダリストに捧げられる特別なイベントで演技をします。
「カザフスタンのフィギュアスケートを発展させたいというデニスの大志のおかげで、
ワールドクラスのスターたちが私たちのアイスリンクに集い、素晴らしいショーを共に作り出すことになりました。
すべては、彼らがデニスの(真の)友人だったからです。
チャンピオンとコーチたちは、(意訳)デニスと友人であったという記憶を誇りに、彼に演技を捧げます」と、連盟はコメントしました。
デニスのコーチたちとメンターたち(*お手本となった人、目標とした人、先輩として助言を与えた人など)が、ショーのためにアルマトイを訪れます。
フランク・キャロル、タチアナ・タラソワ、エレーナ・ボドレゾワ、ナタリア・ベステミアノワ、そしてイゴール・ボブリン。
『フレンド・オブ・デニス』ショーは、アルマトイ・アリーナで開催されます。
間違いなく、すてきなショーになることでしょう。