THE ICE開催中で落ち着かない
こんばんは。
今日の東京は、外を歩いているだけでジリジリと肌を焼かれて、帰宅すると疲れて何もできないほどの炎天下でした。
昨年、THE ICE名古屋(愛知)に行ったときも、気温が40度近くあって、一緒に行った人が体調を崩してしまったんですよね。
今週末の名古屋に行かれる方は、気を付けてくださいね。
さて、「THE ICE新潟」をやっていると思うと、気もそぞろで落ち着かなかった今日1日。
ネイサン・チェンの「ネクスト・トゥ・ミー」の間奏が、頭の中で無限ループ…と思うと、白いブラウスでふわふわと氷の上を跳ねる昌磨の「This town」が目に浮かぶ(バタフライの歌詞のところ)。
今日の昌磨は、「黒執事」のコスプレですか。
水嶋ヒロが映画でやったとき、注目してましたけど、イケメン昌磨版もいいですね。EXで、怪しい「黒執事」やってほしい(笑)
あ~、新潟、行きたかったー!! 名古屋も楽しいだろうなぁ~、衝動的に行っちゃおうかな~、チケットないしね~って、人間の欲はキリがないですなー。
「THE ICE」は、生ものだから、プログラムが同じでも毎回別物のショーになる。行った人のレポートを読ませてもらって、私も二度、三度と公演を楽しませてもらっています。
いつかTHE ICEに行くなら !
もし、まだアイスショーを見に行ったことがなくて、来年はTHE ICEに行ってみたいなぁと思う人がいたら、私が言えることは二つです。
1. 一人でもノープロブレム!!
THE ICE大阪は、三分の一の人は1人で来ていたと思います。特にスタンド席は。
お隣さんと話してもいいし、話さなくてもいい。
結局、みんなアイスリンクの上しか見ていないからね!!
2. お値段の高くない席でノープロブレム!!
今回チケットの抽選に当たりますようにと、3種類の席にばらして応募しました。結果、すべて当選。大阪は空席があったくらいなので(笑)
東京ドームでやるわけじゃないので、スタンド席で十分見えます。一番うしろの席でもいいくらいじゃない? 全体が見渡せますよ。
スケーターを近くで見たい人は、アリーナ席がいいと思います。
が、私のように、スケーターが近くに来たら逃げ、サインボールが飛んできたら避けるような人は、安い席でオッケーです!! 寒くないしね。
来年は、一番安い席で何度も見に行こうと決めました。
と、ここまで長々と書いてきましたが、本題はここからです。
ISUサイト宇野昌磨記事翻訳
ISUのサイトに昌磨の記事がアップされていて、スマホで見ると、日本語訳で読めるんです。
でも、なんか内容がしっくりこなかったので、自分で訳してみました。
Shoma Uno (JPN) explores new directions - International Skating Union
訳してみると、
- 私たちが心配していたころに、昌磨が考えていたことがストンと腹落ちし、
- 今シーズンに対する心配もまったくなくなり、
- どんな状態でも、昌磨のやっていることには彼なりの意味があると理解できました。
ですので、一部引用し、私の理解したように意訳してみます。
宇野昌磨は、新しい方向性を探っている。
前略。山田コーチ、樋口コーチの元を離れた宇野昌磨。ロシアに合宿に行ったこと、本田武史コーチにジャンプを見てもらうことなどが書かれています。
(意訳)
全日本チャンピオンの昌磨は、8月に新しいプログラムを作り始めますが、ショートはシェイ=リン・ボーン、フリーはデヴィッド・ウィルソンと組みます。
競技用のプログラムで、日本人のコリオグラフアーが振付けた作品を使わないのは、初めてです。
コーチを変更したり、日本人以外のコリオグラフアーの作品を滑るといったすべての変化は、アップダウンがあったシーズンが、後押ししたことかもしれません。
「新しいルールと新しいGOEを伴ったシーズンの始めは、ポイントを失うことに対する心配がちょっとありましたが、僕は、自分が今できること(技)にフォーカスしました。それで、 (失点を恐れずに)いくつかのチャレンジをしました」
と、ISUのフィギュア団体戦のときの我々とのインタビューで、彼はシーズンをこう振り返りました。
「でも、シーズンを終えたとき、人は常に挑戦し、その中で、今この時点で出来ることをするのだと気づきました」
ルールの改正によって、よりクリーンなプログラムに点数が与えられ、同じ種類の4回転ジャンプの繰り返しは、1度しか許されなくなりました。このため、多くの男子選手は、4回転の数を減らしました。
それでも尚、昌磨は、危険を冒してでも4回転ジャンプに挑戦することを好み、誰も試合では成功させていない3A+4Tにまで挑戦しました。
「多くのスケーターは、独自の戦略を持っています」と、昌磨は話します。
「僕は練習で、3A+4Tのようなたくさんのジャンプを跳びます。でも、試合で飛ばないのなら、何の意味もないのです。試合の場やほかのスケーターたちの前で跳ばないなら、それは挑戦とは言えません」
アスリートとして成長するために、このような挑戦を続けなければならないと、彼は感じています。
安全策に出るよりも、リスクを取っても、失敗するかもしれないジャンプに昌磨が挑戦する気持ちが、とてもよくわかりました。
昌磨が明らかにしたように、練習と試合は、まったくの別物です。
「ゴミ箱があるとしますよね。そこに、遠くから何かを投げ入れたいとして…試合は、そういう感覚です。成功地点がすごく遠くて、到達するのは難しい。でも、練習は、ゴールがどんどん近づいてくる感じ」
と、2度の世界選手権銀メダリストは説明します。
「その時の精神面や体調で、すごくすごく簡単に思えることでも、試合では失敗してしまうことがあるんです。僕はいつも、成長しなくちゃ、成長し続けなきゃという、強い気持ちを持っていました。
でも、今シーズン、僕には弱い面も強い面も、両方あるんだって気が付きました。自分の新しい面をたくさん発見したんです。
最終的には、いつだって強い面も弱い面も持ち合わせていると気づきました。毎日、まったく新しい自分がいます。
必要なのは、自分には弱い面も強い面もあるということを、受け入れることです。弱い自分でいるときでさえ、次の新しいレベルに技術が達するように、練習し続けます。
そうすれば、強いときでも弱いときでも、たとえ自分の弱さが顔を出している日でも、トップレベルで競争することができます」
なるほど! 参考になりますね。
自分を強く持って頑張る、俺は強いんだと暗示をかけるのではなく、自分には強さも弱さもあることを自覚して、弱いときでも戦えるように準備しておく。
うーん、見習いたい。
昌磨にとって昨シーズンは、自分探しの旅でした。
「自分の新しい一面というわけではなく、もともとあったものを、自分自身が認識したということです。
もちろん、以前は、自分に弱さがあると認めたくなくて、強くなろう、自分を強く持とうとしていました。
『自分は強い』とイメージせずにはいられなかったのですが、シーズンが進むにつれて、そうじゃないと気づきました。
どんなときでも、自分の強い面と弱い面があります。重要なのは、練習を続けて、自分がしていることを信じることです。
練習で出来たことが試合でもできれば、すばらしいのですが。たとえ、そうならなくても、それがいつかそういう日に近づくための方法です」
全日本チャンピオンの昌磨は、世界選手権で4位に終わって表彰台を逃したとき、がっかりしました。しかし、すぐに自分を立て直しました。
切り替えはやっ!!
プリンスアイスワールド(PIW) を見に行ったとき、昌磨がすごく元気だったんですよね。もう次に進み始めたように、何かふっ切れたみたいに。
「世界選手権の後すぐに、日本でアイスショーがあって、自分と同じくらいの年齢の世界のスケーターたちと滑る機会がありました。(←PIW)
そのとき、完璧にやるだけが大事ではないと気が付きました。本当に大事なのは、自分自身をどうとらえるか。
試合結果について気落ちするよりも、前進あるのみです。結果がどうだったかを見て、練習を続けます」
記事はまだ続くのですが、長いのでここまでで。
週末の名古屋の話題を楽しみに待ちたいと思います。