オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

THE ICE 2019で印象に残ったあれこれ

こんにちは。暑さにぐったりの種子島ぴーです。

「THE ICE2019」終わっちゃいましたねー。

 

会場に観に行った人も行かなかった人も、

ニュースやレポート、出演者のインスタやTV放送で、

楽しい雰囲気を味わってしあわせな気持ちになれた1週間だったと思います。

 

去年も楽しかったけど、今年はもっと盛り上がった気がします。

やっぱり、三銃士より五銃士!!

世界のトップシングル男子が5人も勢ぞろいするアイスショーは、

そうそうないと思います。

 

 

宇野昌磨公式サイトより

 

 

私が今年のTHE ICEで印象に残ったあれこれをあげてみました。

 

昌磨は元気でーす!!

トップはもちろん、昌磨の元気な姿が見られたこと。

これにつきます。

世界選手権後の涙のインタビュー、樋口コーチとの別れ、ロシア合宿withエテリ組、顔げっそり、ミズノでキリっ!!、DHCでほんわか…と、展開の多すぎたこの数か月。

 

息も絶え絶えで観察していましたが、

THE ICEで元気&楽しそうな姿が見られたことで、

勝手な心配は完全に吹き飛びました。


初日の「グレート・スピリット」で、

リンクの端から「いやっほー」と飛び出してきた昌磨は、

「僕は元気でーす」と全身で語ってくれていました。

 

ジャンプ、以前よりキレイになっていたと思いませんか?

パワーにスマートさが加わったような。

素人が肉眼で見て感じた範囲ではありますが。

力を入れるところと抜くところと、強弱もはっきりしていました。

 

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産経新聞

 

何より、久しぶりに演じた「This town」を以前と比較すると、

情感の込め方が一層進歩していることがわかります。

時間が経って考えてみると、

ノスタルジーを感じるこのプロに、

樋口コーチへの思いも込められているんじゃないか…なんてね。

 

よく来てくれたで賞

 「アイスショーは苦手」と話していたコリヤダ君ですが、

「合宿中に出演依頼の電話を受けて、30分考えてオーケーの返事をした。日本のショーに呼ばれてうれしい」と、ザアイス出演を快諾。

 

オーケーの返事をした理由が知りたいなぁ。

世界トップの仲間たちと滑れるからだよね、きっと。

そして、昌磨??

 

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ミハイル・コリヤダ君インスタストーリーより

コリヤダ君のインスタに載っていた昌磨とのツーショット、

今回見た写真の中で一番好きなんです♡

 

ボーヤンとのツーショットも、

コリヤダ君のインスタのストーリーにありました。

ショーの間、ボーヤンと一番距離が近いように見えましたが、

もともと親しいのかな。ボーヤンが面倒見がいいから?

 

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コリヤダ君のインスタストーリーより

 

コリヤダ君が、背筋を伸ばしたまま、

静かにすいーっと氷の上を移動していくスピード、

高すぎる4回転ジャンプ…美しい。そして巧い。

 

ロシア国旗や応援バナーを見つけては、

胸に手を当てて小首をかしげながら「サンキュー」とかなんとか口を動かすコリヤダ君。

今回のTHE ICEで、日本のファンの数が7倍に増えました(☜テキトーです)

あ、昌磨は元々日本のファンが多いから1.3倍ね(☜テキトーです)

コリヤダ君との共演で、昌磨のロシアのファンが1.8倍に増えました(☜渋い!!)

 

人気爆上げしたで賞

今季SP「Poeta(フラメンコ)」で、

マックス・アーロンの胸元とアダム・リッポンの透け感を融合させたセクシーゴージャス衣装をまとったロマン・ポンサール。

長らく空席になっていた「セクシー隊長枠」をゲットしつつあります。 

 

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スポニチ 撮影:長久保豊氏

 

やや表情が硬いロマン君に、硬質なフラメンコ作品がぴったり。

そもそも、「ロマン」っていう名前が薔薇の花びらを連想させますが(幼稚な発想ですみません)、

観客席の前で手をパンパンッと鳴らすだけで「ぎゃー」って、今までなかったよね??

今回のTHE ICEで、日本のファンの数が16倍に増えました(☜テキトーです)

 

インスタで盛り上げてくれたで賞

急遽の参加でしたが、インスタで楽屋裏や舞台袖の様子をアップしてくれた小松原美里さん&選手のみなさん。

ハッピーのおすそ分け、ありがとうございました。

私は、「大阪に向かう新幹線がハロー・キティ新幹線だった」という美里さんのインスタを偶然見たところから、ハッピーがスタートしました。

 

インスタにダンスバトルの様子をアップしてくれたりしたことで、

ショーがどんどん盛り上がっていったと思います。

先に名古屋公演があったら、大阪公演も満席になったと思う。

来年は、チケット取るのが難しくなるかなぁ。

 

世界初披露してくれたで賞

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スポニチアネックス 撮影:長久保豊氏

新プロのコリオが出来上がった直後の時期に開かれるTHE ICEは、

選手たちの新プログラム披露の場になるという楽しみもありますよね。

今シーズンの新しいプログラムを滑ってくれた出演者が、大半でした。

ほかではお披露目したことのない新プログラムを、

世界初披露してくれた選手もいました。これはうれしい~。

 

  • ネイサンSP『ラ・ボエーム』
  • ザギトワSP『Me Voy』
  • コリヤダ君SP『change of wind』LP『チャップリン』
  • ヴィンセントのSP『I Will Wait』 LP『クラウドアトラス』
  • ロマン君SP『フラメンコ(Poeta)』ランビ伯爵も滑っていたやつですよね?
  • マライアSP『ブリトニー・メドレー』
  • 紀平梨花SP『Breakfast in Baghdad』 LP『International Angel of Peace』
  • 本田真凛LP『ラ・ラ・ランド』
  • ボーヤンSP『First Light』 LP『Yellow Moon』
  • 坂本花織SP『ノー・ルーツ』 LP『マトリックス』
  • トモキ・ヒワタシLP『ペトルーシュカ』

他にもあったかもしれません。抜けてたらすいません。

世界中のライバル&関係者が、

ザ・アイスのビデオを手に入れたがっているのでは??

特にネイサンのSPをチェックしている関係者、多そうです。

 

仕上がっていたで賞

坂本花織選手の新ショートとフリーの演技を見られたのですが、

「この時期でここまで仕上がっているの?」と、びっくり!!

かおちゃんの気合も感じて感動!!というか、かっこよかった!!

 

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スポニチ 撮影:長久保豊氏

ショートのAlice Mertonの『 No Roots』は、

歌詞の no roots!に音ハメしたコリオが気持ちいい。

音楽といい歌詞といい、パワフルなかおちゃんにとても合っていました。(衣装は仮??)

シェイ=リーン・ボーンは、音楽を探すのがうまいですね。

正直に言うと、(SPに限ってですが)腕の表現が2年前に戻った感がありました。ここからの変化が楽しみです。

 

フリーの『マトリックス』は、

魅せ方も含めて、試合に出る準備ができているようでした。

相当練習しているんでしょうね。すごいです。

 

今回、出演をキャンセルした舞依ちゃんも心配です。

いきなり高難度ジャンプ時代に突入した女子シングル。

選手たちのメンタルが心配です。

 

コンセプトが変わっちゃったで賞

ダンスバトルは、コスプレ度が、回を追うごとにエスカレート。

最初は、ドンキホーテで売ってるようなものしか用意がなくて、明らかに出演者が連日着まわしていました(セーラー服とかタイツとか)。

 

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ボーヤンのインスタストーリーより。着回しセーラー服

 

「給食係が着るぺろぺろの割烹着みたい」と、

どこぞの人にコメントされていた(☜あれ、私?)審判長も、

後半から意地を見せて自前の衣装を持参。

 

TV報道では、

アナウンサー「衣装は宇野選手の自前だそうです」

コメンテーター「えーーー」

と、日ごろから昌磨が自宅でコスプレしてるみたいな空気になっていましたが(笑)、

予算がないから自分たちで買ってきたってことですよね。

確か、昌磨パパが用意したとか。

あ、昌磨パパがコスプレーヤーなの?? (違います!!)

 

宇野昌子ちゃんも、昨年はゴスロリ系ダンプ少女みたいなゴツイ仕上がりでしたが、一気に高級感をプラス。

 

 
 
 
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近くで見れば見る程かわいい しょーこ・うの

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来年は、みんな自国からコスプレ衣装を持参する予感…。

 

ゴージャス感をプラスしてくれたで賞

ボーイズ&ガールズがワチャワチャしている中で、

THE ICEの高級感をぐぐーっと押し上げてくれたのが、

ガブリエラ・パパダキス / ギヨーム・シズロンのお二人。

 

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スポニチ 撮影:長久保豊氏

 

別格としかいいようがないけど、

なんだろう、氷の数ミリ上を移動しているみたいな感じなんです。

「失敗」なんて考えられないから、

100%落ち着いて演技に吸い込まれながら堪能できます。

お二人の演技が、THE ICEが本来は一流のショーであることを思い出させてくれました(笑)

 

また来てほしいで賞

私の想像を超えて、明るいキャラだったトモキ・ヒワタシ選手。

日本のアイスショー初参加だという話でしたが、

オープニングで入ってきた瞬間から、

ショーに出演するうれしさが伝わってきて、

見ている私も「ありがとう!!」って気持ちになりました。

ダンスバトルも、コスプレ、小道具、ダンスのコリオまで本気で準備してきていました。

が、そういうまっとうなダンスバトルでないことは、

わかっていなかったようです(笑)

 

挨拶代わりに4回転を跳ぶ男

これまでは、アイスショーで4回転ジャンプを跳んだなんていったら、解説者もびっくりでした。

 

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KYODO NEWS - Jul 27, 2019

が、どんなライトの下でも軽々と4回転を跳ぶネイサン。

1回のショーで5、6回跳んでるのでは?

オープニングで出てきて、ひょいっと4回転。

自分で振り付けたグループナンバーでも、ひょいっ。

新SP「ラ・ボエーム」でも、ひょいっ。

三銃士でいっしょに、ひょいっ。

フィナーレで、さよなら~っと、ひょいっ。

そうなると、ほかの選手も負けていられないので、

個人ナンバーはみなさん真剣勝負で、

観客としてはおいしかったです。

 

選手の意外な一面が漏れ出てくるTHE ICEは、

やっぱり特別なアイスショーでした。

まだまだいろいろあったと思いますが、

長くなっちゃったので、このあたりで。