オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

昌磨はいないけど、アリエフがいるので見ちゃうロンバルディア杯

こんばんは。秋祭りの季節になりましたね。

今日は久しぶりに、屋台でイカ焼きを買って食べてみた種子島ぴーです。

冷たーい。かたーい。(涙) (涙)

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さて、ロンバルディア杯のライストを見ながら、樋口新葉ちゃんの演技がもうすぐ始まろうかというところですが、

昨夜の男子ショートは、アリエフ見たさに観戦。

 

が、肝心のボーヤン・ジン、ディミトリー・アリエフのあたりで、ライストが不調に。

結局、朝になって映像を見ることになってしまいました。

 

アリエフのSPが超絶いい!! 

さて、「3シーズン続けて抒情的な曲を滑るのはきつい」という理由でSPの曲を変更したのはミハイル・コリヤダ君ですが、

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今季は陽気に、ディガディガドゥ!!

「何度でも何シーズンでも、抒情的な曲で滑りたい」とおっしゃるアリエフさん。

SP『ロックオペラ モーツァルト』、めちゃめちゃいい!!

朝からリピートが止まりません。

 

 ↓リンクをお借りします。

Dmitri ALIEV RUS Short Program 2019 Lombardia Trophy - YouTube

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『ロックオペラ モーツァルト』は、フランスのミュージカルで、アリエフが滑るのは、主人公がソロで歌う、甘く切ない楽曲です。

この曲が良すぎて、目をつむって曲だけ聴いていてもいいくらい(笑)

 

失礼! アリエフの、ストレッチの効いた美しい動きが、曲をさらに切なく美しくしています。

スローモーションで動いているんじゃないかと思うほど、音を十分すぎるくらい引き伸ばして演じることができる、柔軟性と筋力と感受性をお持ちのようです。

 

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元バレリーナなんじゃないかと思って調べたことがあるのですが、そういう情報はありませんでした。

ジャンプの調子は、ロシアテストスケートに引き続き、今一つなのですが、全然OKです。

ジャンプの失敗さえも振付の一部のような美しさ(笑)。

演技後にうなだれるしぐさも、プログラムの一部のようで耽美的。

 

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ショートに4回転を2本組み込んでいるので、ジャンプが決まってくると、3年くらいリピして見続けられるプロになりそう。

 

現在、1位のボーヤンと約20点差の2位。

最低限、表彰台には乗ってほしい。

 

ボーヤンとハンヤン

そのボーヤンの『First Light』は、冒頭の恐ろしく高い4回転ルッツとトリプルトゥのコンビネーションを始め、ジャンプはすべて成功。

音楽によく乗っていて、滑りこなしているのが伝わってきます。

ザ・アイスの公演で繰り返し披露したのが、効いてますね。

 

昨シーズンは、ひどすぎるPCSを付けられて気の毒なくらいでしたが、今シーズは早めにVISAを取得して現地入りしてほしい。

個人的には、表現面で伸びしろがあると感じました。

久々の100点越えですが、まだまだ点は伸ばせそう!!

 

表現といえば、復帰したハン・ヤンの中国の国内大会の演技を見て、驚きましたよ!!

別人です。

表現力や体の使い方が、別人のように素晴らしくなっていました。

以前は、あやつり人形のような動きで、「ローリー・ニコルは、なぜこんな欠点が目立つ振付をするのだろうか」と思っていましたが、

ここまで変われるものなんですねー。

けがの療養中に、ダンスか芝居を学んでいたのかな??

今シーズン、注目している選手の一人です。

 

どうしたマッテオ??

反対に、「あれっ」と思ったのは、イタリアのマッテオ・リッツォ。

 

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昨シーズンは、ジャンプに恐ろしいまでの安定感を見せ、新技4回転トゥループは百発百中。

スケーティングも格段にうまくなって、これは大変な脅威になるぞと思ったのですが、

 

新しく投入した4回転ループが成功しなかったのは仕方ないとして、アクセルで転倒、スピンはヘロヘロで、現在5位。

最強の武器だった安定感を失っていました。

ショートに4回転を2本入れるという、新しい試みの途中段階なだけかな。

 

同じく、昨シーズン頭角を現したアンドレイ・ラズキンも、乱れていました。

テストスケートから、間隔が近すぎて疲れているのかな。

 

友野一希選手はジャンプに苦戦していましたが、

音楽とコリオが面白い。

今までと全然違う感じなので、滑りこなしてからが楽しみなプログラムです。

 

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審判のスキルに疑問 

新しいシーズンの挑戦を始めたばかりなので、選手の演技に波があるのは当然だと思いますが、

今回気になったのは、ジャッジの採点にバラツキがありすぎること。

 

例えば、ボーヤンの4Lz+3Tの加点は、1 1 4 4 4 2 5。

あの高さに「1」ってことはないだろうと。

同じく、構成点に9点を付けているジャッジがいる一方で、6.50を付けている人もいる。6点台?

 

アリエフのつなぎも、9点を付けたジャッジもいれば、6,75の人もいる。

これじゃあ、初戦の評価を見て、今後に活かすのは難しそう。

 

「採点は水物です」と宣言しているようなものですが、

どーなっているのかな?