こんばんは。一日中、さいたまスーパーアリーナで過ごして、疲れ切っている種子島ぴーです。
このまま爆睡したいところではありますが、忘れないうちに、宇野昌磨選手の新フリーについて、現地で生で見た感想を書いておきたいと思います。
まず、私の予想は、全体的に大ハズレでした。
カラム・スコットの『Dancing On My Own』のイメージに合わせて、昌磨は、清楚なホワイト系のドレープ衣装で登場すると思っていたのですが、
入場ゲートに現れたのは、一昔前のディスコクイーンか芸能人かというくらい、ピカピカ、ピッカピカに、ビジュー輝くブラック衣装に身を包んだ昌磨でした。
写真で見るとそうでもないかもしれませんが、生で見ると、シルバーがド派手で、「え゛っ?」と思いました。
そして、まさかのブラック。
昌磨の衣装には、(本人は知らなくても)いつも意味があるので、「自分を奮い立たせるため」とか、何か意味があるのでしょう。
そして、曲。
静かなイントロから入って、すぐにカラム・スコットさんのボーカルが入ると思っていましたが、導入部は、インストゥルメンタル。
しかも、かなり力強い音です。
編曲がとてもいいです!!
考えてみれば、天下のデヴィッド・ウイルソンが、ヒット曲をただ流すわけはないですよね。お見それしました。
そして、「宇野昌磨ジャンプに苦戦」と聞くと、駄目だったのかなーと思うかもしれませんが、そうでもなかったです。
確かにジャンプの調子は上がっていませんでしたが、
氷の上を移動するスピードとなめらかさがありました。
4回転トゥループで転倒した後も、テレビで見ると「あちゃー」という感じです。
でも、実際に見ると、転倒した後、ふわっと体が持ち上げられて次の動作に移っていくような感じ。
演技がまったく途切れません。
そして、音楽を感情でぐいぐいと前に押しやるような表現は、人を引き込む力があります。
吸いつけられて、目が離せないし、離れない。
テレビの映像からは、スピード感が伝わってこないですが、実際には他の選手よりもスピードがすごいです。
そのスピードの中で途切れなく動いているので、磁場が発生して、キュイーンと吸い付けられてしまうんです。
先日の記事で、
「Dancing On My Own」のメロディに乗せて、世界選手権後からここまでの、昌磨が歩んできた道のりを見せてくれたら、それだけで私は大満足です。
と書きましたが、本当にいろいろ透けて見えて、
特にステップシークエンスは、胸にぐぐっと来るものがありました。
滑ることに対して、より清らかというか、純真になった昌磨を、私は感じましたよ。
あくまでも、私の受け取り方ですが。
スコアは169.09点で、現時点では本人も全然オッケーではないと思いますが、
今日見て安心したので、ここから徐々に仕上げてくる過程を楽しみにしたいと思います。
おやすみなさい!!