オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

宇野昌磨新フリーは、人を引き込む力がある。

こんばんは。一日中、さいたまスーパーアリーナで過ごして、疲れ切っている種子島ぴーです。
このまま爆睡したいところではありますが、忘れないうちに、宇野昌磨選手の新フリーについて、現地で生で見た感想を書いておきたいと思います。

 

まず、私の予想は、全体的に大ハズレでした。

 

カラム・スコットの『Dancing On My Own』のイメージに合わせて、昌磨は、清楚なホワイト系のドレープ衣装で登場すると思っていたのですが、

 

入場ゲートに現れたのは、一昔前のディスコクイーンか芸能人かというくらい、ピカピカ、ピッカピカに、ビジュー輝くブラック衣装に身を包んだ昌磨でした。

 

 
 
 
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<ジャパンオープン2019>演技する宇野昌磨(撮影・長久保 豊)

スポニチ写真部公式インスタグラム 工事中さん(@sponichitokyophoto)がシェアした投稿 -

 

写真で見るとそうでもないかもしれませんが、生で見ると、シルバーがド派手で、「え゛っ?」と思いました。
そして、まさかのブラック。

 

昌磨の衣装には、(本人は知らなくても)いつも意味があるので、「自分を奮い立たせるため」とか、何か意味があるのでしょう。

 

そして、曲。

静かなイントロから入って、すぐにカラム・スコットさんのボーカルが入ると思っていましたが、導入部は、インストゥルメンタル。

しかも、かなり力強い音です。

編曲がとてもいいです!!

 

考えてみれば、天下のデヴィッド・ウイルソンが、ヒット曲をただ流すわけはないですよね。お見それしました。

 

そして、「宇野昌磨ジャンプに苦戦」と聞くと、駄目だったのかなーと思うかもしれませんが、そうでもなかったです。

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日刊スポーツ 10月5日 撮影・横山健太

確かにジャンプの調子は上がっていませんでしたが、

氷の上を移動するスピードとなめらかさがありました。

 

4回転トゥループで転倒した後も、テレビで見ると「あちゃー」という感じです。

でも、実際に見ると、転倒した後、ふわっと体が持ち上げられて次の動作に移っていくような感じ。

演技がまったく途切れません。

 

そして、音楽を感情でぐいぐいと前に押しやるような表現は、人を引き込む力があります。
吸いつけられて、目が離せないし、離れない。

 

テレビの映像からは、スピード感が伝わってこないですが、実際には他の選手よりもスピードがすごいです。

そのスピードの中で途切れなく動いているので、磁場が発生して、キュイーンと吸い付けられてしまうんです。

 

先日の記事で、

「Dancing On My Own」のメロディに乗せて、世界選手権後からここまでの、昌磨が歩んできた道のりを見せてくれたら、それだけで私は大満足です。

と書きましたが、本当にいろいろ透けて見えて、

特にステップシークエンスは、胸にぐぐっと来るものがありました。

 

滑ることに対して、より清らかというか、純真になった昌磨を、私は感じましたよ。

あくまでも、私の受け取り方ですが。

 

スコアは169.09点で、現時点では本人も全然オッケーではないと思いますが、
今日見て安心したので、ここから徐々に仕上げてくる過程を楽しみにしたいと思います。

おやすみなさい!!