オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

勇者の名は、宇野昌磨。

いい演技だった。

 

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転んでも転んでも、跳ぶべきジャンプを跳ぼうとする昌磨。

一度も逃げなかった。

怖くても、自信がなくても、力の限り跳ぶ。

 

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ジャンプを続けて失敗すると、怖くなって跳ぶのをやめて

パンクを繰り返す選手が多いけれど、

昌磨は何度も何度も 氷の上にたたきつけられて、

それでも跳ぶことをやめなかった。

 

胸から氷に落ち、手首を折り、足首をひねり、

トリプルアクセルは、昨日の転倒で、感覚がつかめなくなっていたようだった。

 

それでも、たくさんの観客に見つめられ、

全世界に放映される中、果敢にジャンプを跳びにいく昌磨を見ているうちに、

なんだか力がわいて来た。

 

体の内側から、もりもりもりもり、エネルギーがわき上がってきたよ。

 

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すごいよ、昌磨。すごいよ!!

 

力の限り。

生きている。

これがスポーツ。

 

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転倒で体力を奪われ、ステップのエッジは浅く、

スピンのレベルも取れなかったけれど。

 

キス&クライで、涙と汗でぐちゃぐちゃになった顔の美しいこと!!

 

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弱い自分を、逃げずにさらす。

それこそが、真の強さ、カッコよさ。

宇野昌磨のファンでよかった。

 

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コーチの代わりに、豚さんと犬さんが昌磨を支えます。

マスコミは、「コーチ不在の影響か?」と一斉に書きたてると思う。

でも、そんなことじゃない。

宇野昌磨史に残るこの大会の演技を、ゆっくりゆっくり消化してほしい。

 

とりあえず私は、昌磨の演技を見て、元気になれました。

 

そして、次のロマン・ポンサールの演技をぼんやりと見ながら、

涙がはらはらと流れてきました。