こんばんは。あっという間にロステレコムカップですね。
風の便りでは、昌磨は、ランビ伯爵のところでいい練習ができているようです。
が、本番までもう少し、そっとしておきたいと思います(笑)
さて、そのロステレコムカップを控えて、ロシアのスケート連盟が、国際スケート連盟(ISU)の技術委員会に対して、「ロシア人選手に対するジャッジに一貫性をもたせるように」と主張する書簡を送ったそうです。
パラパラと報道されていますが、このあたり↓
要望としては、「フランス大会のロシア女子選手に対するジャッジの審査内容を吟味してほしい」ということらしいです。
フランス杯のSPでは、アリョーナ・コストルナヤとザギトワのルッツのエッジに、アテンションが付けられました。
「!」ですね。
平たく言えば、「踏切のエッジが怪しいので、出来栄え点を下げますよ」ということです。
フリーでは、コストルナヤの3F!+1Eu+3Sのジャンプシークエンスで、フリップにアテンションが付けられました。
ザギトワのルッツ2本にもアテンションが付きました。
続く中国杯では、アンナ・シェルバコワのSPの3Lz!+3Loに対して、ルッツのエッジにアテンションが付けられました。
フリーでは、4本のルッツすべてに、アテンションが付きました。
4回転と3回転すべて、4Lz!<+3T、4Lz!、3Lz!+3Lo、3Lz !です。
これに対してロシアは、「今まで技術審判が、彼女たちのエッジに疑問を呈したことはないのに、おかしいじゃないか」と。
「至急、調査をして、来るロステレコム杯では、ちゃんとしたジャッジをしてほしい」と主張しています。
「選手に対してなされたジャッジの、矛盾についても分析した」ということです。
ISU技術委員会は、「ジャッジ内容を検討するけれど、そんなに早く結論は出せないよ」と返答したようです。
フランス杯や中国杯では、ほかの国の選手も、エッジエラーやアテンション、回転不足を取られていますので、これらの判定がエテリ組の4回転ジャンパーを狙いうちにしたものかどうかはわかりません。(狙い撃ちしたように見えてしまいますけどね)
また、シェルバコワのすべてのルッツに「!」が付けられたのなら、一貫性があるとも言えます。
しかし、真偽のほどは置いておいて、私が言いたいのは、「エテリ組、えらい!!」ということです。
自分のところの選手に何か不利な動きがあれば、早いうちに動くべきです。
かつて、浅田真央選手に対する毎度の疑惑の判定に対して、物言わぬ日本スケート連盟に、どれだけ悔しい思いをしてきたか。
韓国のスケート連盟やオーサーが、表立ってゴリゴリ意義を唱えるなか、自国のスケート連盟の後押しもなく、むしろ味方に背後から撃たれるような状況で、一人戦っていた真央さん。
明らかに回っているトリプルアクセルにも、回転不足が付けられていましたよね。
当時、ほとんどすべての男子選手がトリプルアクセルを跳んでいましたが、男子のトリプルアクセルの回転が足りているかどうか、気にする人なんていませんでしたよ!!(☜やや乱暴)
エッジが実際にエラーであろうとなかろうと、「どうなってるんだ?」と、声を上げることの大切さ!!
バンクーバーオリンピックのシーズンに、日本の報道番組が、審判席を後ろから撮影して、映像を流したことがありました。
韓国の審判が、浅田選手がトリプルアクセルを踏み切った瞬間に、結果も出ていないのに「減点3」のボタンを押し、キム・ヨナが踏み切った瞬間に、結果も出ていないのに「加点3」のボタンを押している映像がありました。
「動かぬ証拠を押さえた!!」と私は興奮しましたよ。
しかし、日本スケート連盟が韓国の審判について抗議することはありませんでした。報道で知る限りは、ですが。
むしろ、「隠し撮りしてマナー違反ですみません」状態でしたよね。
早い時期から声を上げていたら、あんなことにはならなかったかもしれないのに!!
と、多くの人が思っていました。
宮原選手の回転不足に対して、田村コーチが小さな声をあげたことはありましたが、一般的には「抗議するのははしたない」といった感じで、文句を言わない国、日本。
これだけスポンサーを送り込んでいるわけだし、今後何かあったら、ぐいぐい声をあげて抗議してほしいと思います。(☜お金でどーこーするという意味ではなく、お金だけむしり取られている印象)
ロステレコム杯では、エテリ組女子に対する審判にも注目です。
エッジエラーやアテンションが、ぴたっと付かなくなったら、それはそれでなんだかなぁ~ですが。