オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

文春さん、もっとほっこりした素敵な記事をお願い!!

こんにちは。寒さが苦手な種子島ぴーです。

東京は、久しぶりに太陽が出ています。こんなに暖かいのは、今年最後かな~

 

さて、普段は週刊誌の記事に、いちいちブログで「ふざけんな」とか「おだまり」とか反応しないようにしています。

今回の文春オンラインの記事もスルーしていたのですが、ほかのポータルサイトも転載しだしたので、なんだかなぁと。

“コーチ不在"だけじゃない フィギュア・宇野昌磨「絶不調」本当の理由 | 文春オンライン


宇野昌磨ファンにとっては、目新しい情報は何ひとつなく、がっかりです。

できれば、かわいい写真付きで、最新情報でも添えていただければうれしかったと思います。

 

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一流アスリートは、メリハリをつけるのが上手です。(写真:宇野昌磨公式サイト)

 

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一流アスリートは、わずかな時間でも集中できます。(写真:宇野昌磨公式サイト)

ただ1点だけ、記事のベースにある発想が、なかなかおもしろかったので、つっこんでみたいと思います(笑)。


何がおもしろいかというと、おっさん、おばさん的発想をベースに書かれているという点です。

 

まずは、「ゲームばっかりしてないで、勉強しなさい」という発想。
これは、私たち昭和の受験経験者の発想じゃないですか?

「100%、それだけに時間を使わなければ、頑張っているとは言えない」という考え方です。


しかし、勉強と違って、フィギュアスケートを毎日10時間、12時間やることはできません。陸上練習を含んだとしても、体が壊れてしまいます。
脚の骨も腰の骨も、衝撃でズタズタでは??

 

昌磨が練習熱心なことは、多くの人が知っています。

アエラの記事で島田高志郎くんも、このように話していました。

昌磨くんのジャンプの練習本数が超人的で、あれだけ繰り返して跳ぶ集中力はまねできませんでした。

 

以前、樋口コーチも「ジャンプを跳び過ぎないようにセーブさせている」と話していました。


かつて、ユースオリンピックに参加した昌磨は、いちばん印象的だったことを聞かれて、

「成功するために、一日に5時間、6時間もオーバーワークで練習する必要はないことを学んだ」と答えていました。

(ユースオリンピックは、試合だけでなく一緒にトレーニングなども行います)
私は、昌磨がまたオーバーワークに戻っているのではないかと、心配していたくらいです。

「コーチという監視役がいない中で、スケートとゲームとの力の入れ具合のバランスが崩れているように見えます」(前出・関係者)

って、コーチがゲーム時間を管理していたわけじゃなし(笑)


ジョーダン書くにしても、もう少し中味がほしい。

「以前は1日15時間練習していたのが、13時間になったらしい」とか「リンクで見かける日が少なくなりました」とか(笑)

もう一つのおっさん、おばさん的発想は、「ゲームばっかりしてると、バカになるよ!!」というパターンです。


オリンピック後、昌磨の趣味が“ゲーム”だと公にされると、
「対戦ゲームで培った集中力や勝負強さが試合で活かされている」と話題になりました。

が、ちょーーっと調子が悪いと、こーいう流れにチェンジですわ(笑)

 

しかしですね。「昌磨の趣味がゲーム以外だったら、また違った印象だったかもしれない」と思うわけです。

宇野自身もかつてインタビューで「1日にゲームは8時間。スケートの練習のオフにやるものという感覚はない」と語っていた。

この一文の「ゲーム」の部分を「書道」に差し替えてみましょう。

 

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「1日に書道の清書は300枚。スケートの練習のオフにやるものという感覚はない」

これだと、“うつつを抜かしている感”がありません。

ほかにも、

「1日にピアノの練習は8時間。スケートの練習のオフにやるものという感覚はない」

とか、

「1日にフランス語の練習は8時間。スケートの練習のオフにやるものという感覚はない」

といった感じもいいですね。

 

まぁ、でも、このあたりは目くじら立てて怒るほどのことでもない。

一か所だけカチンときたのは、

「(コーチがいなくてもできるという)過信があったことにやっと気づいた様子です」

「過信なんかしてねーよ。ばーか!!」って、私も小学生か(笑)

コーチの重要性をわかっていたから、「時間をかけて探したい」と話していたわけで、すぐには見つからなかったから、「今シーズンは自分ひとりでもやれる」と、自分にいい聞かせ、奮い立たせていたのだと思います。

 

そんなわけで文春さん、昌磨ファンは心が広いので、この程度で怒っている人は見かけません。

次回昌磨を取り上げていただけるなら、ほっこりした素敵な記事をお願いします♡