こんばんは。種子島ぴーです。
グランプリファイナル三連覇とか、
世界最高得点ブレイクとか、
そういったことをはるかに超えて話題になった、
ネイサン・チェンの目くらましイエロービーム衣装。
あの人がどう言っているのか、やっぱり知りたい!!
ということで、ニック・ベルレオスさんに聞いてみました。
ICE STYLE.....Grand Prix of Figure Skating 2019 FINALS COSTUMES: LADIES and MEN! | Nick Verreos
ニックさ~ん。いつものように、
テキトーに意訳・超訳して乱暴に翻訳させていただいていいですか~?
はーい、はいはい。
今シーズンの衣装は、このブログIce Styleで、
だいたいコメントさせてもらったわね。
けど、グランプリファイナルでは、
いくつかの衣装チェンジがあったじゃない?
まぁ、それを“衣装”とみなせるなら、
話は簡単なんだけどね。
はぁろ~、ネイサン・チェンさん、聞こえてるかしら?(Hello Nathan Chen!)
さっそく、見ていきましょ。
米国ネイサン・チェンのプログラムは、
シャルル・アズナヴールの歌う『ラ・ボエーム』。
ネイサンは、ショートプログラムを、
アルメニア系フランス人のシャンソン歌手、
シャルル・アズナヴールのミュージックに乗せて滑ったのよね。
今シーズンのグランプリ大会で着ていたものとは違う、おニューの衣装よ!!
前は何を着ていたかって?
それは、あーた、白シャツにベスト、胸に赤いポケットチーフをさした「私は結婚式のウェイターでございます」スタイルよ。
おニューのほうの衣装は、
グレーとライラック色のタイダイ染めの、
びよーんと伸びるストレッチ素材の長袖トップス。
それに、黒パンを合わせているの。
前の衣装より、“スポーツ感”が強くなってるわよね。
けど、プログラムに視覚的な甘さや
素敵な何かをプラスしようって気持ちが、不足してると思うの。
正直に言わせていただくと、
ネイサンが滑ったフレンチシャンソンの象徴ともいえる音楽と、
なーんの関係もないじゃない。
どゆこと??
がっかりするのは、まだ早いわ。
ネイサンは、フリーの衣装もチェンジしたのよ!!
フリープログラムの音楽は、映画『ロケットマン』のサントラから。
タロン・エガートンとジェイミー・ベルによる「Goodbye Yellow Brick Road」、
「ロケットマン」byタロン・エガートン、
「Benny and the Jets」by Logic, Elton John and Pinkをつなぎ合わせたものね。
ネイサンは、これまで着ていた
サイケなマルチカラーのタイダイ染めストレッチシャツから・・・
イエローとホワイトのタイダイ染めストレッチシャツにチェンジしたってわけ。
どっからどー見ても、ショートで着た衣装と同じ人物が、こしらえたものね。
間違いないわ!!(☜はい、間違いございません)
理由として考えられるのは、
A 予算がなかった。
B 時間がなかった。
で、「しかたがねぇ、ショートの布もフリーの布も、同じ型紙でカットして作っちまえ」ってことになったと思うの。
なんか、SFテレビドラマシリーズ『スタートレック』の旧作に出てくるエキストラみたいな格好よね。
うーん…だらしなく見えるのと、
体にフィットしてないルーズなスタイルは、
滑っているときにバタバタめくれちゃって、気が散るのよ。
評価すべき点もあるわよ。
少なくとも、エルトン・ジョンの曲のタイトル
「Goodbye Yellow Brick Road」に、敬意を払っているわ。
え、あたしが批評で言わんとしていることが、今一つ理解できないって?
じゃ、念のためシンプルに言わせていただくわね。
「この衣装、いただけないわ」。