こんばんは。風邪をひき込んでしまった感のある種子島ぴーです。
電車に乗っているときに咳が出ないかドキドキします。
さて、ユーロオリンピックで優勝した鍵山優真選手のフリーの
実況解説を翻訳してみました。
私には、何度見ても飽きずにスルスル見れてしまう演技が時々あるのですが、この演技はまさにそういう演技の一つです。
解説は、クリス・ハワース氏。
カギヤーマかカジヤーマか悩んで、最終的にカジヤーマで覚えてしまったようです。
点在する誤訳はご容赦ください。
youtube画像お借りします。
Yuma KAGIYAMA 鍵山優真 FS 冬季 ユースオリンピック 2020 ローザンヌ Winter Youth Olympic Games Lausanne
この若者にとって、なんという瞬間でしょう。
16歳です。
落ち着きを保っています。
とてもパワフルな要素をラインナップしたプログラムを見せてくれます。
冷静さを保てれば、の話ですが。
6分間練習から、かなり時間が経っています。
演技開始まで30秒の制限時間を、たっぷりと使ってスタート位置につきます。
いい演技ができますように!!
日本のユーマ・カギヤーマ。
♪キンキン タタン シャーン カンカン チロリーン♪
最初のジャンプが重要です。
パーフェクト!!
うおっ? コンビネーションにしたかったようですが、4回転トゥループ単独に。
2回転トゥループを付ける予定でした。
トリプルループ。文句なしにクリーンです。
もーのすごいスピードで、氷を突っ切っています。
さーて、2本目の4回転トゥがここで予定されていますが…
やった!! お尻に2回転トゥを付けました!!
面白い大会になってきました。
OK。落ち着きをキープして
トリプルアクセル!!オイラー!!ダブルサルコウ!!
トリプルアクセルが回りすぎたかもしれません。
(スピン)
素晴らしい前半の出来。しかし、最後まで集中力を保つ必要があります。
(点差を考えると)彼には、ミスをする余地はありません。
(ステップ ♪プップップッ ブフォォォォ♪)
すばらしいフットワークのステップです。
(演技後半へ)
OK後半だ。彼のタンクには、どれだけ燃料が残っているでしょうか。
トリプルフリップ、トリプルトゥループ。燃料はたっぷり残っているようです。
ここでルッツ。
氷の上を飛んでいるようです。
トリプルアクセル!!
プログラムの終わりの苦しい場面ですが、10%のボーナスもつきます。
彼はファイトを見せました。
(拍手が鳴りやまず)
(終了)
アンビリーバブルな演技!!
信じられますか?
大会の最後まで精神力を保って、最後に登場してすべての武器(大技)をぶっ放しました。
ここローザンヌで、とんでもなく素晴らしいシーンをご覧いただいています。
わーお!! この若者のおかげで、本当にすばらしい大会になりました。
ショートから3位でフリーに進み、間違いなくメダルを手にするでしょう。
何色のメダルになるでしょうか。
サムソノフ君を破るには、十分な点数が出るでしょう。
しかし、モザレフの上に行けるでしょうか。
プログラムが終わる直前に、すーばらしい出来のトリプルアクセルを跳んで、気概を見せました。
彼は、加点を得るために、構成を動かしました。
(リプレイビデオを見ながら)
ここは冒頭の4回転トゥ。コンビネーションのはずでしたが、
問題ありません。
ここでトリプルループを入れて、
今度はリンクの別の端から4回転トゥ。アーンド、ダブルトゥ
まったくもって素晴らしい。
鋼鉄のように強い神経を持っています。
トリプルアクセルが失敗しそうになるのを、うまく処理して
オイラーとダブルサルコウを付けました。
ファンタスティックなポジションのスピンは、レベル4。
ステップは、私が思うに本日最高のステップでした。
幸いなことに、私は上からテクニカルボードを眺めていて、数字が大きくなっていくのを見ていました。
セカンドマークはどうでしょうか。接戦になると思います。
ショートを終わってサムソノフ君と4ポイント、トップのモザレフと7ポイント離れていました。
フリーでは彼が勝っていると思いますが、ショートで7点もの差がついているので、差を埋めるのは大変です。
いろいろ考慮すると、総合点は、かなり接戦になると思います。
ユーマ・カジヤーマによる、本当にスペシャルな演技でした。
素敵な喜びのリアクションです。
ファンタスティック。よくやりましたね!!
思い出してくださいよ、優勝に必要な点数は237.94。
パーソナルベストは、245.35です。
間違いなく、人生最高の演技だったと思います。
観客は最後まで、彼の後ろで見守っています。
何か特別なものを目にしていると感じています。
金メダルに届くでしょうか。
とてもとても僅差でしょう。
私は、ロシアチームが爪を噛んで悔しがっていると思います。
テクニカル審判が、いくつかの要素をチェックしています。
(観客から催促の手拍子がおこる)
さぁ、点数が出ます。
私は、フリーは間違いなく彼が勝っていると思います。
166.41 やりました!!
239.17
ユーマ・カギヤーマが、金メダルをゲットして、2020ローザンヌオリンピックで優勝しました。
まだ本人たちは気づいていないようですが、あなたが金ですよ!!
(やっと気づいて、優真ガッツポーズ)
アンビリーバブル!!
ご覧ください。
すばらしいです。
優勝にふさわしい。
まさしく彼は、優勝にふさわしい演技をしました。
彼は最後まで落ち着いていました。
今日最初のほうは、ロシアが1、2位を占めると思っていましたが、彼らは銀と銅メダルです。
日本のユーマ・カギヤーマが勝利を収めました。
栄冠を手にしました。
とんでもなく見事でした。
彼は優勝にふさわしかった。
今日という日の最後に、1.5ポイントに満たない僅差で優勝しました。
まだ客席は空になっていません。(みなさん残っています)
信じられません。
これを見なきゃ、フィギュアスケートのファンではありません。
はい、こちら確定しました。
ユーマ・カギヤーマ。チヤンピオン!!
銀メダルは、ジュニアグランプリファイナルを除いて負けなしだったアンドレイ・モザレフ。
彼もよくやりました。サムソノフは、今日は大きなミスをしてしまいました。銅メダルです。
カナダのアレクサ・ラキッチも大変いい演技をしました。
そして、ユーマ・カギヤーマが、最後まで平常心を保ってすばらしい演技を見せました。
信じられないようなシーンを見せてもらいました。
予想外の展開でしたが、まったくもって衝撃的な結末でした。
楽しんでいただけましたか?
メダルセレモニーの準備に入りましたので、一息つきましょう。