こんばんは。午前中にカナダ選手権男子を見ていたら、いいところで放送が終了してしまってがっくりの種子島ぴーです。
続きはネットで見ました。
え、カナダ選手権には興味ない?
なるほど、なるほど。
ケイトリン・オズモンド、テサ・モエ、パトリック・チャンの平昌組が引退して、新たなスター誕生が待たれるところではありますよね。
女子は、ガブリエル・デールマンが怪我と病気から復帰して、SPで3位に付けています。
まだジャンプは本調子ではないようですが、氷上のスピードは戻っていましたよ!!
ケイトリン・オズモンドは、ゲストとして会場にいました。
さてカナダ男子です。
カナダ男子は、パトリック・チャンが引退したあと、
キーガン・メッシングさんがトップに立つのか、
それともナム君がトップに立つのか、地味な攻防が繰り広げられています。
(暴言だったらすみません)
滑るブレードと深い膝を持つメッシングさんは、爆発力があって、
いろいろとかみ合えば、国際大会で表彰台に立てる選手。
一方の2年連続カナダ王者のナム君は、今シーズンは、4回転の成功率が上がってきているのと、「ブルース・フォー・クルック」で表現力がアップ。
昨年のカナダ選手権は、ナム君に軍配があがりましたが、
国際大会には二人で出てくることの多い仲良しコンビでもあります。
さて、本日のショートでは、メッシングさんが92.61でトップに。
滑りますは、結婚式でも使用した奥様に捧げる『Perfect』byエド・シーラン。
冒頭の4回転トゥループは、単独になるか? と思われたのですが、
魔法の膝を使ってビヨヨーンと再度跳び上がり、3Tを付けました。
3Aもきれいにキメ、早く跳び上がりすぎたルッツで手をつくと、ニヤリ。
余裕でした。
微笑みながら、歌いながら、前髪が風にゆれながらの素敵なステップを終えると、
フィニッシュと共に、客席を振り返ります。
そこには、ご家族の方々の姿が!!
亡くなられた弟さんへの愛、奥様への愛が込められた
ピュアでエモーショナルな『パーフェクト』でした。
92.61で首位発進です。
メッシングさんの演技はこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=8GNxNdTBEww
その直後にナム君。
ナム・グエン選手は、腕と手の使い方が進化して、今シーズンは別人のようになっています。
体型までかっこよくなってます。
かっこいい動作はスタイルまでかっこよくするのだろうか。
であれば、私も明日からカッコつけて動いてみたいと思うのである。
メッシングさんが高得点をたたき出した直後の演技ではありましたが、
ナム君はとても落ち着いていて、
たいへん細かいところまでこだわったコリオを演じていました。
ただ、細かく動きすぎたためか、若干スピードがなく、
ジャンプがこぢんまりとまとまってしまったような気がしました。
冒頭の4Sのコンビネーションが柵にぶつかりそうになり、
セカンドが2回転になったのと、スケーティングスキルはメッシングさんがやはり上。
そのあたりで勝敗をわけたかなーという印象ですが、
88.04で、フリーで十分逆転可能です。
ナム君の演技はこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=B66MhT2F6HU
カナダ期待の星
3位に入ったのは、メッシングさんより前に滑ったロマン・サドフスキー選手。
ご覧のようなイケメンで、NHK杯でも注目されました。
4回転サルコウで手をついたのと、
コンビネーションの着氷で、重心が後ろに乗ってしまいましたが…
長~い手足を使ったスピンやステップが、すべてレベル4。
カナダのフィギュアスケート界は、今後、ロマン選手を推していきます!!(きっぱり!!)
と、勝手に決めつける(笑)
しかし、カナダから最速でスターが生まれるとすれば、彼かもしれません。
85.02で3位。優勝も狙える範囲に付けています。
ロマンさんの演技はこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=jYui1UdvclE
大物の予感
もう一人、これからニョキッとできそうなのが、
ジョセフ・ファン選手。
コリオはジェフリー・バトル。
キス&クライでクリケットのコーチに両脇を挟まれております。
元カナダのジュニアチャンピオン。
身長180センチの長身で、粗削りなような骨太なような…
美しいキャメルをはじめ、スピンとステップがすべてレベル4。
手を上げたルッツは、天井に届きそうでした。
「大物感」がありました。
82.74で4位につけています。
さて、フリーでは、どのような結果になるでしょうか。
メッシングさんに逃げ切ってほしいのですが…