オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

うぉぉぉー。欧州男子FP、結末で動揺!!

こんにちは。睡魔と喜びとショックで、脳みそが動かない種子島ぴーです。

 

昨日のヨーロッパ選手権男子SPの記事ですが、

自分で書いておいて手前みそではありますが(笑)、

読み返すと「臨場感があって、スポーツ観戦って楽しいなぁ」と。

 

日本のフィギュアスケート放送は、放送枠と放映権料の関係で、

トップ選手数名と、思いがけずいい演技をした約1名を、

滑走順に関係なく割愛して放送したりしますよね。

 

そうすると、競技がごく一部の選手のものだけのように感じてしまうし、

ドラマがあまり感じられません。

 

ヨーロッパ選手権を見ていると、いろんな国の選手が出てきて、

たった一人で国旗を振って自国の選手を応援している観客がいたりして、すごく素敵なんです。

「次の展開はどうなる?」と、わくわくして見入ってしまいます。

 

というわけで、フリーも見ちゃいました!!

印象に残った選手をあげていきます。

 

第1グループにはあの人の弟子が

第一グループの最終滑走に登場した、アダム・シャオ・イム・ファ。

 

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SPでは、すべてのジャンプを失敗して絶望的でしたが、

同胞のケビン・エイモズが、フリーへの扉を開いてくれて、

最下位でフリー通過。

 

SPの借りを返すかのように、入魂のジャンプが続きました。

冒頭の4T+3Tがきれいに決まると、

粗削りながらどんどんどんジャンプを跳んでいき、

トップとテクニカルで20点近く差を付けました。

 

師匠のブライアン・ジュベールもガッツポーズ。

 

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正直、まだジャンプ職人的な面はありますが、シーズンベストを10点ほど上回り、154.68でトップに立ちました。

ケヴィン・エイモズも、フリーに進めていたら、ばん回のチャンスはあったはず。

 

第2グループに早くもあの人が

美しいリトビンツェフ

第2滑走で登場した、アゼルバイジャンのウラジミール・リトビンツェフ。

『ハレルヤ』に乗せた美しいスケーティングで、

アダム・シャオ・イム・ファに技術点で接近。僅差で2位に着けます。

ジュニアから上がってきたばかりですが、

これから来そうな選手です。

 

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アレクサンドル・サマリン

ここで、優勝候補のアレクサンドル・サマリンが、早くも第2グループで登場。

どこまで巻き返せるか!?

 

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オープニングの4Lzは、なんとかこらえましたが、コンビネーションに出来ず。

4Tも、なんとかこらえました。

3Lz +オイラー+ 3Fも気合で。

3Aはフリーレッグがわずかにタッチダウン。

 

ジャンプの調子がよくないのだと思います。

すべて気合で着氷していきますが、加点があまり付かず。

 

3Aでついに転倒し、続くループがパンク。

がんばれー!!

うー、しかし、曲が終わりそう…終わってしまった。

テクニカルポイントがトップより10点低く終了。

この時点で3位に。なんということだ…

 

ウォームアップエリアで爆睡

ここでウォームアップエリアにいる

SPトップ3の様子がカットイン!!

 

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忙しく動き回るダニエリアン。

音楽を聴きながらメールしてくつろぐミハル兄貴。

太ももの筋肉をほぐすアリエフ。

パイプ椅子に座って爆睡するルカ兄貴。

ルカ兄貴のすごさを見た!!

 

第3グループはイタリア勢がイン

大注目のグラスール

イタリア勢が3人続き、うち2人を担当しているリショーさんも大忙し。

そのイタリア勢2番目に登場したのが、

ジュニアグランプリでも大注目されたダニエル・グラスール。

 

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いきなり、ルッツとフリップ、ループと、3本の4回転を冒頭に決めてみせました。

着氷や回転は、素人目にも怪しかったものの、

ブログラムすべてのジャンプを着氷。

テクニカルポイントを90点台に乗せます。

演技の途中から拍手が鳴りやまず。

 

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本人もガッツポーズ、リショーさんもガッツポーズ、コーチはぴょんぴょん跳ねて大喜びでした。

 

この選手は、表現力があるというよりも、リショーさんプロの雰囲気にはまっているという感じがします。リショーさんのミューズ?(笑)

フリーだけだと、全体の2位。

この時点のトップに躍り出ます。

 

どうした、マッテオ君??

このホットな空気の中、テンション低めのマッテオ君が登場。

 

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「フラメンコ」ですが、昨日に引き続き、やはり覇気がない印象。

どうしたのかな。

ジャンプの調子は、よくなさそう。

かといって悔しそうでもなく、淡々と演技を進めます。

 

でも、解説者は「雰囲気のあるすばらしいプログラム」と言っていたので、好みの問題か??

「曲の解釈」に対するジャッジの評価も、7.75の人もいれば9.0もいるという感じで、割れてます。

ダニエル・グラスールに次ぐ、暫定2位。

 

欧州にビチェンコあり!!

ここで、イスラエルの英雄アレクセイ・ビチェンコ登場!!

 

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動きが早い。

4T にGOE2.04、3A+2T、3L+3T、3Loと勇ましく決めていきます。

前半は完璧!!

 

しかし、後半で疲れの色が…。

アクセル、3連、2Fとジャンプが崩れ始めて

会場からエールの手拍子。

ともあれ、愛すべきスケーターです。

フリーは140.76で13位。

若手も出てきたし、もしかしてそろそろ引退??(涙)

 

エモーショナルなセレブコ

続いて、『ノートルダム・ド・パリ』に乗せて、

エモーショナルな滑りわ見せた、エストニアのアレクサンダー・セレブコ。

 

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SP9位から上位を目指したのですが、

冒頭の4回転サルコウと続く3連ジャンプに失敗すると、体力を消耗。

やけに2回転ジャンプの多いプログラムになってしまいました。

しかし、今後に注目の選手です。

 

運命の第4グループに突入

ドイツ皇帝ポール・フェンツ

最終グループのトップは、ドイツチヤンピオンのポール・フェンツ。

 

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堂々たる4Tで、GOE2.85!!

皇帝らしい滑り出し。

後半アクセルがパンクしたり、連続ジャンプに1回転が入ったりしましたが、

疲れてきても、なお堂々とした滑り。

ジャンプの軸がまっすぐでかっこいいんですよねー。

スピンのポージングも個性的。

彼には転ぶ姿は似合わないので、転倒なしで演技を終えてうれしかったです。

この時点で総合3位

 

デニス、踏ん張る!! 

ここで、再びアルプスの清らかな風が吹いて、

デニス・ヴァシリエフスwithランビ伯爵登場。

会場から、「きゃー」と悲鳴が!!

 

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足首の怪我により、4回転ジャンプを抜いているので、

苦手なアクセルで転倒するわけにはいきません!!

 

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よって、本日は、冒頭の苦手なアクセルを、コンビネーションで美しく着氷。

会場から、「きゃー」と悲鳴が!!

続いてまた単独のアクセルを着氷。

回転不足でしたが、転倒よりも全然OK。

会場から、「きゃー」と悲鳴が!!

 

3Tが2Tになり、本日3本目の2Tはノーカウント。

デニスの足首、なんとかもってくれー!!

 

3Lz+オイラー+ 3S が決まって、会場から「きゃー」。

ルッツが決まって、会場から「きゃー」。

すごい歓声です。一番人気かも。

 

相当苦しそうで、演技後、ランビ伯爵と抱擁しながら「きつかった」みたいなことを言っていました。

が、終わりはいつも、100万ドルの笑顔!!

 

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この時点で3位。

久々にキス&クライで、

ランビ伯爵のひざドン「このこのぉぉぉ」を見ました(笑)

 

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エテリも駆けつけました!! 

SPを終えて、優勝を狙える位置にいるモーリス・クビテラシヴィリ。

陰鬱な音楽に乗せて、ダニイル・グレイヘンガウスの陰鬱なコリオを滑ります。

 

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まずは、4S+2Tを決めて好調な滑り出し。

しかし、続く4Sで、激しく転倒。

もうこれ以上の失敗は許されません。

なぜなら本日は、女子の練習から抜け出し、

エテリ・トゥトベリーゼもリンクに駆けつけているのですから!!

 

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集中して、粛々と滑るモーリス。

大きく崩れることなく、演技をまとめました。

 

意外だったのは、リンクから上がったモーリスを、

エテリコーチが、ポンポンと背中をたたいてねぎらい、

やさしい言葉をかけていたこと。

 

普段、三人娘やサムソノフ君は、まずほめられることはないと言います。

ほめるより、失敗すると無視することで、ほめられたい子供たちが頑張る…という、倫理的にどうよ!!っていう感じもする指導法だと思っていましたが、

 

さすがに24歳の若者にそれは通用しない。

シニア男子の指導に試行錯誤しているエテリコーチが垣間見えて、興味深かったです。

暫定1位に。

 

う~、なんか、ミハル兄貴が心配になってきたよ(悪寒)

モーリスが4回転を3本跳んだからねー。

 

絶好調のダニエリアン

ここで、金メダルも狙える好調なアルトゥール・ダニエリアン。

 

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♪風の中の~羽のように~♪

と、年齢にしては古風な曲のミックスで滑ります。

いつものようにスピードあります。

高~い4S+オイラー+3Sで、テクニカルボードがダダダッと上昇。

4Sは、回転が危ういように見えたけど、ノープロブレムだった模様。

 

全体的に、テクニカルにチェックされそうな、

回転や着氷がきわどいジャンプが多く見え、ルッツの転倒もあって、

本人は「やっちゃった」という表情。

 

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しかし、回転不足を3本取られたものの、

この時点で1位に立ち、メダルが確定。

 

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モーリスと0.03差でメダル確定。本人号泣。

こうなると、やはり、ミハル兄貴が心配だ。

 

目指せ、欧州王者!!

続いて登場したのは、我らがドミトリー・アリエフ。

ダニエリアンとは、貫禄が違います。

 

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The Sound of Silence.

昨日のショートは、慎重に跳びすぎてスピードが落ち、回転不足を取られました。

しかし、フリーでは、転倒するわけにはいきません。

 

本日も、目標地点に狙いを定めてから、4回転ルッツの軌道へ。

この、ちらっとリンクの反対側を見る感じが好き♡

しかし、ルッツの着氷は踏ん張り気味でドキっ!! (回転不足判定でしたが、ノーミスに見えればまずは良し!!)

単独4Tをきれいに決めると、続くコンビネーションの4Tに3Tを付けた!!

見てるか、昌磨!!(笑)

3Fも気持ちよく着氷し、前半の調子だと金メダルですね。

 

頼むー!! 後半のアクセル~

3Lz+3T~

3連も成功~。

いけるぞー!! このまま優勝だー

 

フリーの最後はいつも、スピンでヘロヘロになってしまうけど

今日は、ジーマ比で割と動いていました(笑)

フィニッシュと共に、何かを確信。

沸き上がる感情!!

 

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ジーマとルカ兄貴のシンクロガッツポーズ!!

目頭を押さえるアリエフ。

ううううぅ。私も涙が。

 

キスクラでも涙、涙。

去年は、後半不調で、ヨーロッパ選手権に出場することはできませんでした。

 

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しかし、フリー184.44で、他を引き離しトップに立ちました!!

これは…もう…演技構成から考えても、

ジーマの優勝ってことでいいでしょう。

 

神様、ミハルを表彰台に上げて!!

最終滑走は、ミハル・ブジェジナ。

神様、頼む!! ミハルを表彰台に上げてくれー!!

ここはもう、完璧な演技をするしかない。

しかし、ショートが成功するとフリーで崩れることの多い

今シーズンのミハル兄貴。

胃がキュュュン。

 

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あれ、その衣装は、ヴエラ・ウォン?

グランプリシリーズの時にニックさんが、「ネイサンのスーツケースに入っていた衣装を、借りたみたい」と言っていましたが、

 

今回は本当に借りたのかも…

ヨーロピアンらしく、ディテールに凝ったデザインなので、おしゃれすぎて、ネイサンが却下した衣装かな。

 

いや、そんなことは、どーでもいい!!

達観したような表情でスタートした『ビートルズナンバー』。

 

鍵は、オープニングの4回転サルコウですが・・・

あーーーっ!! サルコウがパンク!!

 

再度4回転サルコウに挑むも、激しく転倒。

再度4回転サルコウのコンビに挑むも転倒して単独に。

サルコウ連発に挑んだ兄貴!! サルコウさん!!

 

前半のテクニカルポイントが約12点。

そんなことある?

何かの間違いでは??

 

後半に入ると、美しいトリプルルッツで大歓声。

ものすごい幅と高さでした。

アクセルのコンビネーション、フリップ、ループと、

後半のジャンプで大暴れ。

しかし、時すでに遅し…

 

あーーーー。

演技を終えて、しゃがみ込み、しばし動けず。

 

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なんだよー!!

ラファ親父が来ないから、こんなことになるんだよ!!

高いコーチ料払ってるんだから、駆けつけろよー!!

と、八つ当たりする私。なんか、激しくつらい…。

 

だけど、前半は、4回転ジャンプから逃げずに戦ったよね。

あーーーー。

ラファ~ いや、ラファのせいじゃない。

いや、ラファのせいだ。

モーリスは、エテリが来たからビシッとなって銅メダルだよ。

 

それでも、最後はプロらしく観客に応えます。

 

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キス&クライでは、泣いてたけどね。

ミハル~

 

欧州の新王者は、ドミトリー・アリエフ

ということで、ドミトリー・アリエフが、新ヨーロッパチャンピオンになりました!!

おめでとう!!

 

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うれしいけど、ミハル兄貴を思うと心が痛い。

うー、助けてくれぃ!!