こんにちは。種子島ぴーです。
今更ですが、四大陸選手権男子フリーで、私が魅了された演技について、おしゃべりしておこうと思います。
見た直後は、なんか疲れてぐったりしちゃったんですよね。
ですので、実際のスコアがどうというのはいったん横に置いて、
私が見られてよかったと思った演技は・・・
ハン・ヤン
一番感動したのは、中国のハン・ヤンです。
☆私はライストで見ていますが、見られない人が多いと思います。
ニコ動にアップしてくださっている方がいます。見たい方は探してくださいませ。
引き続き、中堅演技派俳優のような空気感はもとより、
スケーティングがすばらしすぎる。
彼のエッジにだけ、ニスでも塗ってあるかのように
氷との摩擦ゼロのなめらかさ。
ほれぼれしました。
ジャンプはすべて、全身の力を抜いたようなリラックススタイルで、
冒頭のトリプルアクセルは、ひとっ跳びでリンクを半分移動したよね??
ジャンプというより、飛行??
単独ルッツのエッジのすばらしさよ。
ループの入りも素敵。
ほーっというため息しか出ない。
そして、音を一番感じながらすべっているのはハン・ヤンだったと思います。
最後のステップシークエンスが琴線にしみて、泣きそうになる。
あれ、レベル3?
有香コーチ、カートコーチ、すぐに手直しをお願いいたしますよ(笑)
ハン・ヤンによる、すばらしいすばらしい演技でした。
ポケットに手を入れたとてもリラックスしたスタイルで、
存在感のある表現力、ペリーグッドな技術構成。
戻ってきたハン・ヤンが素晴らしい滑りを見せて喜ばしいです。
セルフプロデュースが、とてもすばらしいプログラムです。(解説のポール・アウスターさん)
いやー、ハン・ヤン、色香ただよう男になって戻ってきましたね。
演技に入る前の感情移入タイムや、演技後数十秒、演技の世界にとどまっている感じは、休養中にアクターズスタジオに通っていたのではないかと思わせます。
「武漢頑張れ!!」と、キスクラでエールを送っていましたが、
なかなか渋い点数に苦笑い。
「曲の解釈」とか、点数低いよ。
これ以上どう演じろっていうの??
鍵山優真
表彰台のトップに立ってもよかったのではないかと思われた優真君。
つなぎがそれほど複雑でないジャンプもあったかもしれないが、
ジャンプの着氷の安定感といい、柔軟性といい、
4回転は、彼のジャンプが一番すばらしかったと思う。
そして、後半にいくにつれて、ワクワク感が増してくる音楽性。
自信に満ちて、独特のスタイルを持っていて、勇気も見せました。
曲の解釈がいいですね。表現力がありましたよね。
音楽をとてもよく感じ取っています。観客をひきつけました。
(解説のポール・アウスターさん)
にもかかわらず、曲の解釈の点数が低いよ!!
ボーヤン・ジン
ボーヤン、調子が戻ってきてよかった。
私はとても演技を楽しんだけど、
ボーヤンの表現力は、抑えるシステムになってるんですよねー。
審判も人の子なので、一瞬ですべてのことを判断できない。
だから、日ごろからいろいろな大会に足を運んだり、
練習を見たりして、「この選手はこのくらいの点数」と目安を持っている…と何かで読みました。
すばらしい才能を持った選手であり、
中国のすばらしい親善大使でもあります。
ものすごく感じがいいんですよ。
宿泊しているホテルで見かけたのですが、何人かのファンが、
サインや写真撮影をねだっていました。
彼は絶対に断りませんでした。
とても信頼できる人物だと思いました。(解説のポール・アウスターさん)
ジュンワン・チャ
最近、化けてきましたね。
フリーでは、ジャンプの回転速度がすばらしかったと思います。
4回転トゥループとサルコウ、ルッツとループ!! 美・美・美!!
スピードもあり、風になったような演技でした。
かといって、これまでのように無表情でもないし。
音楽とも一体化していました。
生涯最高の演技。並外れた演技でした。
なんという演技を、私たちは目にしたのでしょうか。
特にエラーは見られませんでしたが、ジャッジがエレメンツをチェックします。(解説のポール・アウスターさん)
ということで、アクセルは回転が足りていないんですね。
2本とも回転不足を取られました。
スローモーションで見ないとわからないです。
最近、仕草がアイドルのようになってきましたが、
何か心境に変化があったのかな?
友野一希
今シーズン見た中で、一番すてきなロクサーヌでした!!
これまではミーシャGに言われたのか意識して、音ハメで表情を作っていましたが、
それが実を結んだのか、ナチュラルだけど表情豊かな演技に引き込まれました。
なんというすばらしいスタートでしょう。
4回転トゥに引き続き、4回転サルコウとダブルトゥのコンビネーション。
(手拍子で)観客が彼を励まします。
プログラムをとてもよく表現しています。
とびぬけたコンビネーション。トリプルアクセル+オイラー+トリプルサルコウ。大きな点数がつきます。
(解説のポール・アウスターさん)
最後のステップは、会心の出来だったのでは?
スピードと表現とパワーがマッチして、見ごたえがありました。
友野は数年前、世界選手権で5位になって、強烈な印象を残しました。
昨シーズンは、あまり姿を見ることができませんでしたが、戻ってきました。
とてもいい状態のようです。彼はすばらしいアスリートです。
いくつかのジャンプは、とても高さがありました。
音楽と響き合い、代表作にしました。パワフル。スリムな体型ですが、とてつもなくパワフルでした。
(解説のポール・アウスターさん)
みなさんは、どなたの演技が印象に残りましたか?
他にも個性的な選手がたくさんいたので、
もっと多くの選手の演技が地上波で流れるといいなと思います。
私はもちろん、ライストで見ました!!