こんにちは。今日は、家にこもっている種子島ぴーです。
ジュニア世界選手権が、3月2日からエストニアで予定通り開催されるようです。
選手や付き添い者、関係者は、ホテルやリンクに到着したとき、アンケートに答え、体温チェックをされるそうです。
クリアすると認定証が出されると。
明らかに熱があって咳き込んでいる状態ならわかりますが…自己申告アンケートにどこまで信頼性があるのか…。
しかし、選手が現地に集合している以上、開催に踏み切るしかなかったんでしょうね。
私は、シニアの世界選手権は、まだ延期される可能性もあると思っています。
クープ・ド・プランタンが、中止されるかもしれないそうですね。
ルクセンブルクは小さな国なので、当然かもしれません。
☆3/1深夜の時点では、公式サイトにアナウンスメントは出ていません。
大会はあるけど日本選手は派遣されないのか、中止になることを日本のスケート連盟に事前に伝えてくれたのかはわかりません。
隣国ハンガリーのシンクロフィギュア大会も中止です。
イタリアはヨーロッパ最大の感染国になっているし、
スペインのカナリア諸島では、ホテルごと観光客が隔離されています。
昨日イギリスの人と話したら、ヨーロッパ人は、もう「アジアの話」とはとらえていないらしい。
じゃあ、プランタンに選手を派遣するのはNGで、世界選手権はいいのか??
という話になっちゃいますよね。
カナダと陸続きのアメリカも感染者が増えていますし。
行きの飛行機で隔離されたら、しゃれになりません。
そんなこんなで開催が不安視される世界選手権ですが、
選手のエントリーを見て感じたあれこれを、ゆるくおしゃべりしたいと思います。
ハン・ヤン欠席
26日に中国メディアが発表した世界選手権の派遣選手ですが、
ハン・ヤンがエントリーされていませんでした。
というよりも、男子シングルにボーヤン・ジンの名前しかなかったので、
「あれ?」と。
まず考えたのは、「ハン・ヤンは派遣してもらえないの?」ということです。
以前のインタビューを読んでも、ボーヤンと中国のスケート連盟または重鎮の間に、
何かがあることは明確です。
で、以前の記事のタイトルをそっと変更する、弱気な私(笑)
ただ、かといって、フー・ジャン(張鶴)もエントリーされていません。
世界選手権のミニマムスコアは、SP34、FP64。
中国男子は2枠あって、フー・ジャンは、ぎりっぎりクリアしてますよね?(違ったらすみません)
だから、ハン・ヤンを排除するなら、フー・ジャンを入れるのではないかと。
また、中国の記事のタイトルが、
「花滑世锦赛中国阵容：隋文静韩聪领衔 闫涵缺席」
＝世界選手権の中国チームの布陣: 隋文静と韓聡がけん引し、ハン・ヤンは欠席。
排除するなら、何も書かないのではないかと。
「欠席」とわざわざ書いているので、選手側からの決定だと思いたい。
そして、以前訳させていただいたインターナショナルスケーティングの記事(削除されているかも??と確認しにいく弱気な私)ですが、追記がありました。
UPDATE FEB. 26:
Following his return to China after Four Continents, Yan had to self-quarantine at home for 14 days. All arenas have been closed due to the Coronavirus, which has made it impossible for him to train and prepare for the World Championships.
(意訳)
四大陸選手権から帰国した後、ハン・ヤンは自主的に14日間自宅待機しています。コロナウィルスによって、すべてのリンクが閉鎖されているため、彼は世界選手権にむけたトレーニングと準備をすることができませんでした。
ですから、練習ができないために、ハン・ヤンが出場を断念したと思われます。
もしも世界選手権が延期されたら、出場の可能性もあるかもしれません。
ハン・ヤンは、中国のすばらしい国際親善大使です。
ハン・ヤンの姿が世界に向けて発信されるだけで、
中国のイメージがどーんとアップします。
中国スケート連盟のみなさま、ハン・ヤンを国際大会にどんどん派遣してください。
イスラエルは、ビチェンコ
先のチャレンジ・カップの場を、勝手にイスラエル国内選手権化し、
世界選手権の代表権を競っていた、イスラエルのアレクセイ・ビチェンコとダニエル・サモーヒン。
チャレンジ・カップでは、僅差でアレクセイ・ビチェンコが勝ちました。
が、英雄vs若手ということで、どういう判断が下されるか気になっておりました。
結果は、アレクセイ・ビチェンコに決定です!!
イスラエルの選手は二人とも、キビキビと動いてキビキビとジャンプを跳ぶので好きです。
コリヤダ君、どこにいるの～??
先日のロシアカップファイナルにも姿のなかったミハイル・コリヤダ君。
まだ世界ランキング5位なのに、世界選手権で見られないなんて、とても残念です。
もしや、もしや、もしや!!と、淡い期待を持っていたのですが。
来年のスーパースペシャルなカムバックを待ってます。
(手始めに、ザ・アイスの五銃士から始められてはいかがでしょうか?)
実力はあっても出場できない選手たち
世界ランキングがすべてではないですが、
ワールド順位7位のサマリン(ロシア)は出場できず。
11位のキーガン・メッシングさん(カナダ)も出場できず。
一部の国だけのスポーツではないし、国ごとの出場枠がありますから、理不尽さは残ります。
女子も、坂本花織(日本)、メドベージェワ(ロシア)、エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)などなど。
そういえば、単なるゴシップですが、トゥクタミシェワはアンドレイ・ラズキンと別れたそうです。
「私と彼はもう付き合っていないし、私はフリーよ。
別れた理由は、喧嘩とかそういうのがあったわけじゃなくて、まあ、人生ってそんなものよ(流れで)」
ということで、今シーズンは、リーザは絶好調。
ラズキンは、不調でしたね。
まー、そうなっちゃいますよね。
ロシアのファンの中には、ラズキンとリーザを一緒にしたバナーを掲げている人が、ちらほらいますが、あのバナーはどうするんだろう?
あ、ゴシップ以外の何物でもない話題でしたね(笑)
世選の常連
力があっても、競合ひしめく国内選手権で敗れて参加できない選手もいれば、
国を背負って毎年出場し続けなければならない選手もいます。
たとえば、マレーシアの大スタージュリアン志傑乙!!
ドイツの皇帝ポール・フェンツ。
チェコの元おしゃれ番長ミハル・ブジェジナ
イギリスのフィリップ・ハリスは、ペーター・ジェームス・ハラムが出てきたので、ようやく引退となりました。お疲れ様でした。
CAN女子代表選考でゴタゴタ
ケイトリン・オズモンドの引退とガブリエル・デールマンのケガによる不調。
カナダ女子は、スター選手が不在の状態となっていましたが、
だからこそ、代表選考でゴタゴタしたようです。
代表は、アリシア・ピノとエミリー・バスバック。
エミリー・バスバックは、国内選手権で優勝しましたが、四大陸では15位。
先日のチャレンジ・カップでも、いいところなしの11位でした。
アリシア・ピノーは、カナダ国内選手権では4位。
四大陸で10位、スケートカナダで11位、USクラシックで7位なので、国際大会での実績はピノーのほうが上です。
物議をかもしたのは、チャレンジ・カップで3位、ババリアンオープンで1位となり、カナダ女子でただひとり国際大会で表彰台に乗ったマデリーン・シザースが選ばれなかったからです。
彼女は、国内選手権で3位でした。
個人的には、ガブリエル・デールマンが見たかったので……なんとも…。
ポンサール君はどこ?
フランスは、ケヴィン・エイモズが代表で、
補欠はジュベールの愛弟子アダム・シャオ・ヒム・ファ。
なんの異論もございませんが、Where is ポンサール?
フランス選手権では3位だったようですが、
日本での人気もうなぎのぼりだっただけに、世界選手権で見られないのは残念です。
というわけで、安倍首相の緊急記者会見も終わったので、
堂々といろいろなイベントの中止が発表されていくと思います。
