こんばんは。飛ぶように時間が過ぎていく今日この頃。
伝えたいと思ったことはすぐに言葉にしないと、あっという間に忘却の彼方に消えてしまう記憶力の持ち主、種子島ぴーです。
年末の全日本選手権男子SPを見に行ったときのことで、ブログに書こうと思いながら、時間が経ってしまったことがあります。
一つは、高橋大輔選手のことで、もう一つは、日野龍樹選手のことです。
途中まで書きかけた記事も消えてしまい、記憶をたどりながらなのですが・・・今回は、日野選手のSPのことを。
C.サン=サーンス 「交響曲第3番 オルガン付き」 コリオ:吉野晃平
日野選手は、SP最終グループの最終滑走。
直前の6分間練習では、リンクの中で、ひときわ目を引いていました。
なんというか、普通にすーっと滑っているだけで、目が吸い寄せられるというか、
滑りが美しいんです。
「日本のトップグループでずっと戦ってきた人なんだ」ということを、改めて思いました。
そして、実は日野龍樹選手のSPの衣装が、全日本男子SPの私のお気に入りナンバーワン!!
華やかさと上品さのバランスが絶妙で、
写真ではわかりにくいですが、上着のすそに上品に輝くラインストーンが配されていて、背中には白い刺繍襟が付いています。
曲は、C.サン=サーンスの「交響曲第3番 オルガン付き」。
リンクが華やぐような音楽です。
コリオは、吉野晃平さん。これは、後から知りました。
ケージ・タナカのEX『Pump It』の振付も吉野さんですよね。
他でも名前をお見かけしました。これからの日本を背負う、コリオグラファーの一人なのでしょう。
そして、さぁ、最終滑走!!
という時になって、とても残念な出来事が。
お目当ての選手を見終わったからなのか、
終電がなくなりそうなのか(21時くらいでした)、
スタンド席の観客が、どっと席を立って帰っていったのです。
え~、そんな~、待って~あと2人くらい見て帰れないの??
会場全体がざわざわして、見ているこちらも落ち着かない。
何より、日野選手の気が散るのではないかと、ひやひやしました。
演技のほうは、ノーブルな音楽とノーブルな滑り、素敵な衣装で、最終滑走にふさわしい華やかな雰囲気に。
ただ、集中しにくかったのか、ジャンプがすぱっと決まらない場面もあり、
客席に向かって跳び上がったトリプルアクセルで転倒してしまったときは、
うーん・・・残念・・・正直な気持ちを言わせていただくと、観客のマナー違反というか、演技妨害じゃないかと思いましたよ(泣)。
帰宅してから、演技後の日野選手のインタビューを見たら、
「今日は何もできなかったので」と語っていて、心が痛みました。
会場の後押しがあれば、さらにいい演技ができたのではないかと。
どこかで「交響曲第3番 オルガン付き」の完成形が見られたたらいいなぁと思います。
動画をアップしてくださっている方がいるので、
もしよろしければ、当日見られなかった方もぜひ。
↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=MrOsJuZdOlM&feature=emb_logo