オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

イタリアがしあわせだった夜。世界選手権2018女子SP

こんばんは。引き続き、なるべく外出しないようにしている種子島ぴーです。

今が踏ん張りどころですよね。

 

さて、世界選手権2018のプレミア公開は、ご覧になっていますでしょうか。

大会を一つ丸ごと見直すのって、とても疲れます。

でも、忘れていた当時の記憶がよみがえって来て楽しいですよ!!

 

すべてのカテゴリーを見る体力はないのですが、

今日は女子のSPを見てみました。

 

あのときあの人は…

ロシアのコンスタンチノワ(コリヤダ君と同じチェボタリョーワコーチ)が出ていて、「ロシアで息の長い女子選手だなぁ」と思いました。

 

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そして、マライア・ベル。

 

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この頃のマライアは、ジャンプが安定していなくて、動きもメリハリがありませ

んでした。

怪我から復帰して、ラファ親父の元で、技術を磨き始めた頃ですね。

アダム・リッポンの指導でぐーーんと垢抜けて、今やアメリカを代表する女子スケーターになりました。

 

SPの『シカゴ』は、次のシーズンにイム・ウンスが同じ曲でフリーを滑ったのを思い出しました。

いろいろご縁がある二人…。

 

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いいか、あれとこれがこーだから、こーなんだ。

当時は、キス&クライのラファ親父とマライアは、今一つ噛み合っていない感じでした。

今は、娘にタジタジのお父さん・・・といった感じです(笑)

 

そして、この美しいキスクラ、思い出しました!!

確か、ランビ伯爵とデニスが絵画のように美しく見えたキスクラですよね?!

 

トゥルシンバエワ選手は、まだオーサーとトレーシーに師事している頃でした。

キレキレのカルメン。

カルメンぽくはないですが、とにかくキレキレです。

 

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エテリ組に戻って4回転ジャンプを跳んだあと、関係あるかどうかわかりませんが、怪我で休養していました。

現在の状況はどうでしょうか。

カザフ代表として確実に北京に出てくると思うので、

焦らず治してほしいです。

 

そして、これこれこの衣装~!!

長洲未来選手の『夜想曲』。

 

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『夜想曲』のイメージを覆すパンチの効いた衣装と演技でした。

このときは、トリプルアクセルではなく、ダブルアクセルだったなー。

ループジャンプの身体の引き上げがすばらしいです。

 

心揺さぶるチェ・ダビンの演技

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先入観なく見ていて、すばらしい演技だと感じたのは、韓国のダビン・チョイ選手(チェ・ダビン)。

宮本賢二さん振付の『Papa,Can You Hear Me?』は、ダビンの良さを引き出したすばらしいコリオ。

胸を揺さぶられるような演技です。

確か、お母さんが亡くなったばかりだったような…と調べてみると、やはりそうでした。『Papa,Can You Hear Me?』は、お母さんに捧げるプログラムだったそうです。

強いですね。私にはとてもできそうにありません。

 

足元を見ると、回転不足があるように見えるので、それで点数が低すぎるのか‥いずれにしても、点数は関係なく胸を打つ演技でした。

 

樋口新葉のジプシーダンス

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衣装を見て、記憶が鮮烈によみがえりました。

樋口選手の『ジプシーダンス』。

フリーの『スカイフォール』のイメージが強かったですが、SPも情熱的なステップが絶賛されました。

 

当時のスピードとジャンプの高さは、驚異的ですね。

怪我から復帰して、スピードが戻ってきていますが、まだ当時のほうが早いかも。

肩を揺らすシミーやタンバリンを叩くようなコリオが好きでした。

ジャンプが…あ~!!

そうい場面、ありましたね。(ネタバレなので秘密です)

 

イタリアがしあわせだった夜

この日の主役は、なんと言ってもカロリーナ・コストナーでした。

 

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イタリア開催ということで、コストナーが登場したときの歓声がものすごいです!!

曲は、『行かないで』。

なんとも言えない美しい色の赤のドレス。

カロの衣装は、いつもとびぬけて洗練されていました。

ずば抜けたスケート技術。かつてなかったほどに完璧な着氷。

長い手足を120%生かした官能的な表現。

 

80.27!! 当時は驚きの点数でした。

隣には、ミーシンとローリー。

 

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地元の観客もカロ自身も、感極まっていました。

Spで1位に立って、このまま優勝か????っていうシーン。

イタリア中が、とてもしあわせだった夜です。

 

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やはり、2018年大会を放送するのは意味があったと思います。

頑張れイタリア!! 日本も頑張ります!!

 

新星ザギトワ選手

メドベージェワ選手が一強だった時代に、突如現れた新星ザギトワに、みんなが驚いていた時期でした。

 

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プログラム後半にジャンプ3種類固め打ちの『ブラック・スワン』です。

当時は、手足を振り回したせわしないコリオが、見ていて落ち着かない印象でした。

今のほうが断然魅力的。

というか、グレイヘンガウスの振付の問題か?!

 

79.81でカロリーナ・コストナーに次いで暫定2位。

歓声とブーイングが混じる中、「くそー」という感じのエテリコーチの表情が興味深いです。

当時はまだ“絶対”ではなかったんですね。

 

気品あふれるソツコワ

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エテリ組とは違った雰囲気のマリア・ソツコワ。

背が高く高貴な雰囲気で、古典が似合う選手でした。

『白鳥の湖』のお姫様は、美しい衣装と共に、とても印象に残っています。

 

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ただ、私は、彼女の片手を上げて跳ぶタノジャンプが好きではありませんでした。

姿勢の美しい選手なのに、どのジャンプも上げた手が、おそ松くんのように曲がっていて、もったいないなぁと。

オリンピック後は、身長の伸びで苦戦して、第一線から消えてしまいました。

残念です。

 

パリジェンヌ、ケイトリン

カナダのケイトリン・オズモンドのシャンソンプロ、大好きでした。

『パリの空の下セーヌは流れる』。

 

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スカーフをパリジェンヌ風に巻いて、

ものすごいスピードでドーンとダイナミックに跳ぶジャンプ。

圧巻としか言いようがありませんでした。

改めて見ると、本当に“華”があります。

 

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今回の世界選手権では、オープニングセレモニーに登場すると聞いていました。

アイスショー、コーチ業で活躍しているようです。

 

SPのトリは宮原選手

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最終滑走は、宮原選手。

私にとっては、オルゴールの中のお人形を思い浮かべる『SAYURI』。

指先まで繊細さが行き届いた表現が、世界で絶賛されました。

このシーズンは、世界を意識したのか、オリエンタルなプログラムをそろえた印象でした。

ジャンプの低さから、回転不足になることも多く、どうだ?? どうだ~??とキス&クライで息を飲む展開でしたが、74.36で3位に!!

 

さて、明日のフリーでは、どのような展開になるでしょうか!!(って、結果はわかっていますが)

 

31日火曜日19時から公開されます。

https://www.youtube.com/watch?v=tkEEHpdHKQE

 

結果がわかっていても、「このSPからこの総合結果になるの?」という新鮮な驚きがあると思いますよ。なんてね・・・