こんばんは。今日は立秋。暦の上では秋ですが、東京はこの時間でも25度あるので、熱帯夜です。楽しい週末をお過ごしでしょうか?
宇野昌磨先生は、樹君とドライブに出かけたようです。
「ドライブ」というか…先日のナウボイスで
「もっと練習をしないと、二人とも運転ヤバイ」と話していたので、
恐怖のヤバイ運転練習に出かけたのだと思われます。
ドライブのお供に連行されるトロちゃんも、
観念したように、遠くを見つめていますね。
そしてこちらは、必死に車内からの脱出を試みるジョン君。
きゃー、逃げて、逃げて~
あれ、私の解釈、間違ってますか??(笑)
このあいだのナウボイスを聴いて、私は絶対に同乗したくないと思ったので、
事故にだけは気を付けてほしいものです。
グランプリ国内開催で浮き彫りになったこと
先日、「選手が出場するのは1試合だけなのか?」
と書いたグランプリシリーズですが、
ISU副会長のラケルニク氏によると、
今季は「1人1大会」になる見通しとのことです。
また、北京で開かれるGPファイナルには、
従来の倍の12選手が出場する案が浮上しているとのこと。
大会ごとのレベルに不公平感が出るのを、是正する意味もありそうです。
選手の出場機会が増えるし、観客もいろいろな国の選手が見られるので、いいアイディアだと思います。
実をいうと、グランプリファイナルの6選手のみって、物足りない感じがしていました。
日刊スポーツによれば、
日本スケート連盟は5日にNHK杯の実施概要について「9月ごろに案内予定」と発表。
同時に、どの選手をどの大会に送り込むのか「連盟としては(28日のISU理事会を)ただ待つのではなく、3パターンほどシミュレーションをしておきたい」(関係者)。選手派遣の想定と情報収集に努める。【木下淳】
「どの選手をどの大会に送り込むのか、ただ待つのではなく、シミュレーションをしておく」と。
移動に制限があっても、パターンは3つもあるんですね。
たとえばカナダ大会に出たい選手がいたとして、カナダから入国が認められるのかとか、
コーチが帯同できるのかとか、選手の準備が間に合うのかとか、開催国から来てほしいと言われたけど選手は辞退したいとか、そういうことですかね??
私は、「自国内で大会開催&運営」という方向性は、
事前に主要な選手に伝わっていたと思います。
「たぶん、こうなる…」みたいな感じで。
じゃないと、「昌磨も羽生選手も紀平選手も日本にいない」「中国のエース金博洋がアメリカにいて戻って来られない」なんてことになったら、
「自国内で大会開催&運営」という提案は、できなかったと思います。
さて、6か所の大会で、男女シングル、ペア、アイスダンスの選手層にバラつきが出るのは避けられないところです。
ロシアの記事に興味深いものがありました。
У нас будет еще один чемпионат России? Туман вокруг Гран-при начал рассеиваться - Советский спорт
- トップ選手の中で、大会主催国である米国、日本、ロシア、中国、フランス、カナダ以外の選手は、そう多くない。イタリア、ドイツ、韓国ぐらい。
- イタリア、ドイツ、韓国のうち、 イタリアとドイツは、フランスと国境を接している。韓国は、中国と近く、海峡を挟んで日本がある。
そう考えると、選手たちに地理的な移動は、ほぼ必要ない。 - ラッキーなのは、カナダ大会。
アメリカ、フランス、中国、イギリス、スペインのほぼすべてのトップアイスダンス選手がカナダでトレーニングを行っているため、アイスダンス部門は、唯一の真の国際的イベントになるとみられている。 - 自国内の選手だけで出場者が構成される場合、アジアの国での大会は、いくつかの部門がキャンセルされるのは確実だろう。
- 中国は、ペアスケート部門のみ、日本は男女シングル部門でのみ、国際大会レベルの選手を集められる。(中国は、シングル、アイスダンスで、6人・組のトップ選手をそろえられない。日本は、アイスダンス、ペアで、6組のトップ選手をそろえられない。)
フランスも、女子シングル部門とか、どうなんだろう?
ペアも、ヴァネッサ・ジェームス&モルガン・シプレがいないとキビシイ。
あら、だからフランス連盟は、モルガン・シプレの案件を不問にすることに決めたのかな? - ロステレコム杯は、間違いなく6つの大会の中で最高レベルになる。通常どおり、トップレベルの男女シングル12人、6組のペア、アイスダンスを集められるからだ。
【女子】コストルナヤ、シェルバコワ、トゥルソワ、メドベージェワ、ザギトワ(キャリアを再開する場合)、トゥクタミシェワ、ソモドゥローワ、シニツィナ、コンスタンチノワ。さらに、トゥルシンバエワ(カザフ)とウルシャゼ(ジョージア)も呼べる。
【男子】アリエフ、サマリン、コリヤダ、ダニエリアン、グメンニク、ボロノフ、ラズキン。さらに、クヴィテラシヴィリ(ジョージア)、ヴァシリエフス(ラトビア)、リトヴィンツェフ(アゼルヴァイジャン)も呼べる。
ラドデニ君は、旧ソ連邦の出身ということで、ロステレコム杯になるの?
フランス大会のほうが、何かとチャンスが多い気がします。
【ペア】ボイコワ/コズロフスキー、パヴリュチェンコ/ホディキン、ミシナ/ガリャモフ、パンフィロワ/リロフ、アハンティエバ/コレソフ、ペペレバ/プレシコフ
【アイスダンス】シニーツィナ/カタラポフ、ステパノヴァ/ブキン、ザゴルスキー/グレイロ、モロゾワ/バギン、エヴドキモワ/バジン、スコプソワ/アレシン、シェブチェンコ/エレメンコ、他海外移籍組
どの部門もまんべんなく選手が育成されているという意味では、
真のフィギュア大国は、日本ではなくロシアと言えましょう(笑)
日本はマーケットが大きくても、部門が偏り過ぎですよね。
アメリカ大会まで、もう2カ月しかありません。
練習場所やコーチ、経済状況などが大きく変わった選手が続出する中、
変化に対応し、強靭な精神力で勝ち抜くのは、誰なのか。
今年のグランプリシリーズは、イレギュラーながら、忘れられない大会になりそうです。