オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

Gファイナルは北京→代替案探しへ

こんにちは。今日の東京は、気温が上がって温かな土曜日です。

 

さて、北京で12月10日~13日に開催予定だったグランプリファイナルの中止が決定されました。

もともと、「スケジュール延期か中止」になっていましたよね。

 

理由は、世界的な新型コロナウイルスのパンデミックによって、人々の往来に制限があることから、北京オリンピックの組織委員会、国際オリンピック委員会、国際パラリンピック委員会、国際ウィンタースポーツ連盟が、共同で決断をくだしたことによるものです。

 

今回のグランプリファイナルは、北京オリンピックのテストイベントの役割がありました。

ですので、北京でのテストイベントについては、別の機会が設けられるかもしれないとのこと。

 

しかし!! グランプリファイナルは、まだ中止の判断はされていません。

国際スケート連盟は、代替地候補、代替案を模索しています。

(追記:念のためISUレター抜粋します)

While under the current pandemic situation finding alternative locations (outside China) and dates to replace the respective Events during the ongoing season will be a challenge, the ISU nevertheless is evaluating such alternatives for the ISU Grand Prix of Figure Skating Final and the ISU World Speed Skating Championships. A decision will be taken as soon as possible.

現在のパンデミックの状況下で、各イベントの代替の場所(中国以外)と日程を、シーズン中に見つけるのはチャレンジングですが、
ISUは、フィギュアスケート決勝のISUグランプリファイナルとISU世界スピードスケート選手権の代替案を判断しています。決定はできるだけ早く行われます。

 現在のコロナ禍において、大会の代替地と日程を探すことは困難ですが、まだあきらめずに可能性を探っているそうです。

やるかどうかも含めて、できるだけ早く決めるとのこと。

 

  • スピードスケートの世界選手権についても、代替候補地・日程を探っています。
  • スピードスケートのショートトラックワールドカップは、中止になりました。

 

フィギュアのグランプリファイナル代替地には、ロシアが立候補しそうな気がします。

「日本に比べて、フィギュアの国際イベントをあまり開かせてもらえていない」と、何かに書いているのを見ました。

また、今年はロシアカップを創設し、立て続けに大会を開いています。

 

アメリカも、バブルシステムを用いて、アメリカ大会を成功させているので、ノウハウがあります。

ただ、アメリカに入国することによる感染が懸念されすぎます。

 

日本で開催するのもありだと思いますが、

世界から今の日本の状況を見ると、「感染者が増えていて危ない」と映るのでしょうか。

 

いずれにしても、安全を確保しながら大会を運営するには、

お金と知恵が必要なので、大国に任せることになると思います。

 

ただ、カナダ大会とフランス大会の2大会が中止になっているのに、

ファイナルが開かれるのも、おかしな話。

ファイナルの日程がずれるなら、もう1大会、カナダ+フランス大会を開いてほしい…と思ったりしますが…

安全な場所など、どこにもないです。

 

ならば、バーチャル大会を1大会、追加するのはどうでしょうか。

というか、グランプリファイナルも、バーチャル大会の可能性があるかもしれないですね。

 

しかし、そんなことも言っていられないような、パパ&シゼのニュースが入ってきました。

 

パパ&シゼ、欧州選手権不参加

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アイスダンスのガブリエラ・パパダキスとギヨーム・シゼロンは、

12月のフランス国内選手権と、1月のヨーロッパ選手権にも参加しないそうです。

次に試合に出るのは、世界選手権の予定です。

 

一つは、ビザの問題。

シゼロンは、練習拠点であるカナダの滞在者ビザを取得できているけれど、パパダキスは持っていない。フランス選手権、ヨーロッパ選手権に出場した場合、パパダキスは、練習拠点であるカナダに戻ってこられる保証がない。2人が離れ離れになることを避けたいと。

 

もう一つは、心身の健康の問題。

2人は、7月に新型コロナウイルスに感染していたそうです。

リンク関係者が感染し、二人も隔離されて検査→陽性判定が出た。

シゼロンは無症状だったが、パパダキスは「熱、咳、肺の炎症、臭いを感じないなどの症状があり、まだ完全には回復していない」ということです。

加えて、親族も亡くされ、お葬式に出られないという悲痛な経験をされたそうです。

 

私はシゼロンのインスタを見ているので、彼がフランスで雑誌のインタビューを受けたり、仔犬を飼ったり、恋人と過ごしたり、ガブリエラと離れているのが不思議でした。

ただ、そんなに大変な目に合っていることは、知りませんでした。

彼が仔犬を飼い始めたのは、精神的な癒しが必要だったからなのでしょうか。

 

ガブリエラ・パパダキスとギヨーム・シゼロンの状況が、

今の現実を象徴しているように感じました。


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