こんにちは。昨日は、ケージ・タナカの26歳のお誕生日でした。おめでとうございます!!
脚の怪我が治って、一年間、すばらしい競技生活が送れることを願っております。
さて、先日、睡魔と戦いながら必死に書いたロステレコム杯男子の記事が、さほど読まれることもなく(涙)、
直後に短時間で書いたトロちゃんの記事のほうが読まれるという悲しい体験がありました。昔から、子どもと動物には勝てないと言いますよね…
ですので、本日のロステレコム杯エキシビションの話は、軽い気持ちでサクサク書いてみたいと思う種子島ぴーです。
今回のエキシビションはとても豪華で充実していたのですが、
ショーの目玉となったのは、大会に出場していないお二人。
14歳のワリエワ選手と引退がささやかれるザギトワ選手でした。
ドラマチックなザギトワ選手
まず、お久しぶりのザギトワ選手。
最初のプログラムは、一凛の白い花を手にした『Outro 』by M83
コロナ禍への鎮魂歌のようでもあり、「私は私の生き方を貫く」という意志の表明のようでもありました。
雰囲気は、競技スケーターからアイスショーのスケーターへ、変わっていたように思います。しかし、3本のタノジャンプを投入。
ジャンプを入れなくても、十分に美しいプロだと思うのですが。
後半に再び登場すると、ワインレッドの衣装の『エスメラルダ ノートルダム・ド・パリ』。
ドラマ性があり、今の雰囲気にとてもあっていました。
平昌の頃は、このようなプロは演じられなかったと思います。
なんとなく、カタリナ・ビットを思い出しました。
素敵なプロです。
試合の記憶を吹き飛ばすワリエワ選手
一番、登場シーンの多かったのは、今大会に出場していないジュニアチャンピオンのカミラ・ワリエワ選手です。
第一部で『鏡の中の鏡』を
第二部では『エクソジェネシス』を演じ…
4回転トゥループ、3回転のコンビ、3連のジャンプシークエンスと
完璧以上に完璧に決めて、シニアのみなさんの試合の記憶を、
ご破算にする勢いでした。
ユー・アー・ザ・チャンピオン!!と叫びたい気分でした(笑)
そして、大会に出場していないにもかかわらず、ワリエワが3度目の登場!!
しかし、今回のエキシの主役は、彼女ではありません。
完成度の高いジーニー
この方です!!
モリス・クヴィテラシビリ!!
アラジンと魔法のランプより『フレンド・ライク・ミー』。
手足はもとより、顔も青く塗りたくって、ランプの大魔神ジーニーを演じました。
ワリエワを相手に大はしゃぎ!!
出演者もドン引きです。
「そーか、この手があったか」という表情のトゥクタミシェワ。
怖がる愛犬をなだめるトゥルソワ。
しかし、「僕みたいな友達がいたら、楽しいよ~」と観客席にアピールし、
すべてのジャンプを見事に決め、完璧な演技に
観客も出演者も、どんどん引き込まれていって、大拍手と大歓声でした。
今年のモリス・クヴィテラシビリは、一味違います。
リーザも負けていられません。
こんな完璧な色物を見せられたら、リーザ姐さんも負けていられません。
ちょっとエッチな『Destination Calabria』by Alex Gaudinoで対抗です!!
普通は、「エッチ」とか言うとまずいと思いますが、
このプログラムの場合は、言わないと失礼に当たると思うので、あえて書かせていただきます(笑)
演技を凝視しているところを、カメラに抜かれちゃったミーシン巨匠。
これぞ、エキシですね。
エキシでも透明感あふれるコリヤダ君
さて、男子の金メダルに輝いたコリヤダ君。
『ホワイトクロウ』で新境地を開拓しましたが、EXもいつもと違いました。
『Une vie d’amour(永遠の愛)』 by Charles Aznavour 。
内側からの表現力が数倍増量された今シーズン。
透明感と確かなスケーティング技術で、私たちの目をくぎ付けにします。
イーグルで、リンクを半周。ただ、ただ、美しい。
演技後の表情も、達成感と幸福感に満ちていました。
フィナーレは、出演者が全員登場。
モザリョフが4回転トゥを跳べば、グメンニクも負けじと4回転サルコウを跳び、
モリスも4回転トゥを決めました。
続くコリヤダ君は、トリプルアクセルかな??と見せかけて、パンクの1Aで、あーこりゃこりゃ。最後は、いつもの??お茶目なコリヤダ君でした。