「ミスをしてもチャンピオンになれた選手はたくさんいる。
一番になれた選手には、演技の中に特別な“一瞬”があった」
ステファン・ランビエールの言葉を思い出しています。(若干違うけど)
昨夜からの昌磨のインタビューを見たり聞いたりして、
演技直後の若干「あぁ~コンビネーションが〜」という気持ちが消え去り、
心穏やかで、前向きな力を感じています。
インタビューに答える昌磨の目がいいです。
何かと目ヂカラの強い昌磨ですが、
こんなにナチュラルで生命力にあふれた眼は、
いまだかつて見たことがないように思います。
昌磨の新バージョン?
(フジテレビ演技直後のインタビュー)
司)宇野昌磨選手です。お疲れ様でした。
昌)ありがとうございました。
司)今シーズン初の演技のショートを終えて、今の気持ちを聞かせてください。
昌)やー、正直緊張しました。あのー、跳ぶ、全部のジャンプ跳ぶ前に、けっこう、どういう心境で試合に挑んでいたか、あまり覚えていないのと、
やっぱり何か久々ということもあって、かなり緊張した中で、ジャンプを一個目降りた時に、かなり安心はしたんですけど、
トゥル―プがその緊張の表れが、明らかに降りれるジャンプだったんですけど、自分の不安な気持ちが露わになったジャンプだったなぁと自覚してます。
司)ただその悔しいミスもあった中で お客さんからの大きな拍手と手拍子というのもありました。久々にお客さんの前で演技をするということについて、今 大会いかがですか
昌)そうですね。一つ目のフリップが跳べたのは、声援を出してはいけないというルールがある中で、手拍子をくださって、「あぁ、こういうの試合であったな」と思いながら、噛みしめながら、一つ目のジャンプに行くことができ、比較的、ジャンプのミスは心残りですけど、僕はすごい楽しかったです。
司)楽しむ気持ちを持ちながら、フリーではどんな演技を見せたいですか
昌)そうですね。フリーも同様にもちろん試合を楽しみたいですし、また次はサルコウをフリーでは入れる予定なので、
サルコウを降りるというよりも、サルコウを終わった後のジャンプを、しっかり練習してきたことが出せればいいなと思っています
司)今大会全体に対する宇野選手の思いというのも印象的だったのですが、改めて今大会をどういう大会にしたいですか。
昌)はい。今年の全日本は、例年以上のレベルの高さだと思いますし、また数少ない大会の中で数少ないイベントの中で、このような全日本選手権を開催してくれることに非常に感謝していますし、久々にその大会に出られることも感謝しています。
なので、少しでもこの大会が見てる方、見に来てくださった方に、みなさんに楽しめたり、記憶に残る大会にしたいなと思っております。
司)フリーも楽しみにしています。お疲れ様でした。
昌)ありがとうございました。
話しながら、目に何か大きなエネルギーが宿っている昌磨。
楽しそうに自分を分析しています。
メディアの質問に対する答えも、幸福感と高揚感にあふれています。
私より数倍、落ち着いています(笑)
「いつもだったら不安だったり、逃げ出したい気持ちになるけど、競技者として、こういう緊張感の中で試合をすることを、不安になりながらも心の中で待ち望んでいた」
痛恨の転倒!宇野昌磨はSP3位 2本目の4回転トーループ失敗「踏み切りはよかったけど…」【フィギュア】:中日スポーツ・東京中日スポーツ
演技中の表情も、よかったですよね!!
宇野昌磨、悔しさより幸福感 10カ月ぶりの大会に「みなさんに披露する場があってこその競技」/フィギュア - スポーツ - SANSPO.COM(サンスポ)
「みなさんに披露する場があってこその競技。いつもなら悔しい気持ちになると思うが、きょうは本当に楽しかった」
「フリーも、もう一度、この場で立てることに感謝しながら滑りたい」
「こういう皆さんに披露する場があってこその競技、練習だと思っているので、いつもだったらすごく悔しい気持ちになると思うけど、すごい楽しかったし、出られて良かったなという気持ちです」
今日のフリーでは、
「頑張ってきた自分を楽しませてあげたい」
もー、思いっきり楽しんじゃってほしいです!!
この言葉が聞けただけで、応援していてよかったと思う。
なんかね、いける気がしていますよ、私は。
少なくとも、昌磨から、温かいクリスマスプレゼントがもらえるのは、確実だと思っています。
昌磨も楽しむ。私も楽しむ。今夜は、みんなで楽しもう!!